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異世界旅行記  作者: 暇人
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やっと来た神様

間抜けな音を出すチャイムを鳴らすとほぼタイムラグ無しではやと君がでてきた、扉前がん待ち勢並の素早さである


「あぁ、楓か、早く上がれよ」


人を呼び出しておいてあぁとはなんだし、あぁとは、ふんだ!しーらないっ。。あ、もしかして私服見るのが新鮮なのかな?なのかななのかな?なんて下らないことを考えつつ


「言われなくても上がるし。。。」


はやと君の家は一軒家の二階建てみたいだ、応接間は畳とか引いてあるし、すっごい裕福そうな家庭。イケメンなだけあるなぁ。。全く関係ないけどっ


「それで?なんで私を呼んだの?」


はやと君の自室と思われる2階に付いたからそー聞いてみた。


-----------


押し倒された。

は?意味わかんないんだけど、何この状況。こんな節操なくて大丈夫なの?一先ず殴ろうかなって思ったところで辛うじて自粛する。これはスプラッター小説じゃないんだ。うん。でも、そういう小説でもないし。。


「ちょ、えぁ?」

「はっ、いい反応してくれるじゃねぇか」


私は押し倒されながら、疑問を解くべく言葉を投げかけていく。


「なんでこんなことして、るの?」

「元はと言えばお前がわりぃんだよ、俺の計画を頓挫させやがって」


何意味のわからないことを言ってるんだろう、私がこの人のどんな計画を頓挫させた?


「私がっ、はやと君の計画の、何を邪魔したって言うのっ?」

「元々なぁ、お前の事を苛めてたのは、お前の心がズタボロになって、俺に許してくださいって、泣いて詫びてくることを見越してしてきた事だったんだよ」


あ、ただのサイコパスかもしれない。


「それをお前が、あともうちょっとで壊れるって時に、どんな引き金があったか知らねぇが反抗してきやがってな?」


はぁ、はい、だいたいわかって来たけどさ〜、取り敢えず服を脱がす手を止めてくれないかな?


「わかった、わかったからっ、もうやめてよっ。。。」

「辞めるわけねぇだろ?こうやって強気なお前を甚振れるってぇことの良さに気づいちまったんだからよぉ」


あーちょっとまって、ほら18禁だよこれ!18禁展開だよ!えーとどーしよどーしよ。


あ、そーだ、固有スキルはまだあるし。。。色欲で何とかならないかな?性の欲を司るなら何とかしてぇっ!取り敢えず、はやと君は、楓に対する一切の性欲を失う。うん、これでいいでしょっ!


「リクシリアペルデレ!」

「っは?何いいやがった...?」


どーかな、これで効かないとほんとに困るよ。。。と同時にはやとは徐に私から起きあがり


「なんか萎えたわ、もういい、どっか行け」


失礼なやつっ!まぁ私がそうさせたんだけどさ、とゆーか、強姦紛いのことしてすぐにどっか行けって、危機管理意識なさすぎない?でも舐られる前でよかったぁ。。。こんどから関わらないようにしよーっと。


「ちょー失礼、別にいいけどさっ、もう二度とはやとの前になんか現れるもんかっ」

「そうしろそうしろ、邪魔だ、早く出てけ」


泣きそ。。。仮にもイケメンから言われるんだもん。うぐっ。。あ、18禁展開求めてた人はごめんねっ


その日私は私立桜丘中学校を辞めた、良くしてくれた凛とかにはもーしわけないし、この楓って子にも申し訳ないけど、私は自由が良かったんだ〜。


でも親はなんで簡単に許可してくれたんだろ?まぁ、ご都合設定なのかな?なんて考えてたら唐突に視界が暗転した。


起きたら真っ白な部屋、やっぱり清潔なイメージあるから神≒白色、みたいな感じなのかなぁ?それはそーとここどこだろ。


「あぁ、ようやく目を覚まされましたか、申し訳ありません準備に手間取ってしまい」


出た、最近皆私の言語と知らない言語喋ってるんじゃないかな?って思う時が結構ある。多分この中世の神官みたいなカッコした人との関係は深いと推測されます。うん。


「調子はどうですか?」

「え、ごめんね、まったく事態飲み込めてないよ?いいも悪いもないんだけどっ?」

「ではまず先に自己紹介から、私は主神の補佐を努めさせて頂いておりますミカエルと申します、貴女をここにご招待したのは、今貴女の身に起こっている事をご説明させて頂くためです」


ふいーん、そーなんだ、そゆこと。うん、正直有難いけど、そゆのってやっぱさ、私が混乱の真っ只中にあった最初の日とかにするべきじゃないのかな?ほんとに。


「申し訳ありません、貴女の今いる地球の神との繋がりが多少薄くなっておりまして、時間がかかってしまいました」


はえ、心読んでるのっ?やだやだなんか怖い


「強く思った表層心理しか読み取れないのでご安心を」


そ、そーなんだ、でも全く安心しできない。。。それはそうと何に答えてくれるんだろ


「その、ミカエルさんは何に答えてくれるの??」

「貴女の身に起こったことならなんでも、ただし、問答できるのはこの場ではこの場限りです。2度あるとは思わないで下さい」


ふむふむ、じゃあ質問内容を整理して見なきゃ。

まず1つ目は、私は木陰で寝ていた筈だけど、「何処」の木陰かは思い出せないし、どこから来たかかなぁ。

2つ目は、んー。。なんでスキルは全部使えなくて1部使えるのあるの?かな。

よしっ、取り敢えず聞いてみよっ


「私は何処から来たの?」

「主神ゼウス様が治められるアトランティスでございます」


ふぅん。ちょっと細かいことも聞こっかな


「主神ゼウスとは誰?私は何故来たの?」

「主神ゼウス様とは、神々の頂点で在らせられる方です、貴女はゼウス様の遊戯でここに連れてこられました」


。。。ん?遊戯?遊びで連れてきたの?へ、どうしよ、殴りたい。


「貴女の性格が愉快だからと、他世界で過ごす姿が面白そうだと、仰っておられました...」


1度殴ろう。うん。


「お、おやめ下さい!私共までとばっちりを受けてしまいますっ」


へー。そー。ならやめたげる。すっごい殴りたいけど、すっごい殴りたいけど我慢しよっ。


「じゃー、まぁ、次の質問にするね、私のスキルなんで全部使えなくて、固有スキルとか1部使えるの?」


「神々が定めた世界と言うものがあり、ここでいう太陽系ですね、その枠内にはルールが存在するのです、どのスキルは取得できる出来ない。どのスキルなら効果を発する等様々ですね。その中でも固有スキルは全神々共通の設定なので全て使用することができます」


「パッシブスキルはアトランティスとの互換性があるものだけが現在使用可となっています。使用不可のスキルは各神々で名付け方が違うので、アトランティスと太陽系との互換性が確立されるまでお待ちください」


うえー。ちょーぶんだ、簡潔に言って欲しい。


「スキルが使えないのはバグです。お待ちください」


うわっ、唐突に現代人ふうになったよ!でも分かりやすい!ありがとねっ。あれ?でも固有スキルも1部使えな。。


「バグです」


そう。。


「質問は。。全部、あ。最後に!私はこの世界で何をすればいいの?」

「ご自由に、貴女が何をしようとも世界は貴女が来る前に巻きもどるので、何をされても構いません」


。。。言質、とったどおぉぉぉ!やった!これで何にも遠慮する必要なくなる!じゆーライフだ!さっきは殴るなんて言っちゃってごめんねゼウス様!ありがと!


っと視界は暗転しまた私はまた戻ってきた。


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