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異世界旅行記  作者: 暇人
3/12

失敗しすぎ。。

「ねぇはやと君」


「あ?なんだよ」


「こんなことしてて楽しい?私のこと好きなんでしょ?こんなことして振り向いて貰えると思ってるの?何を意図してるの?」


「お前には分かんねぇよばーか」


つくづく幼稚だなぁって思う。私が思うに精神年齢が子宮内の胎児くらいかもしれない。思考、なかったかも、ごめんはやとくん、

悪気はなかったんだ。


「はぁ、、、わかったし、どーでもいいけど、こういうこと辞めてくれない??おこるよ?」


「...お前、本当に楓か?」


質問の意味がわからない。私は楓なのにそれ以外の何に見えるっていうんだろう。


「んー?そーだけど。私は私だよ」


「お前、変わったな...まぁいい、そっちの方が楽しめるかも知んねぇな、ククッ」

「仕方ねぇな、辞めてやるよ、お前の望み通りな」


いちいちその下卑た笑いやめて欲しいんだけど、何ひとりで自問自答しちゃってるの?大丈夫かなこの人。しかもお前って言わないで?今回の私、楓って名前あるんだから。


「。。。何考えてるか全然分かんないけど、こーゆーこともうしないなら、それでいいよ。私ってやさしーからねっ!」

「はっおもしれぇ」


歯車、噛み合ってるのかな?うーんでもま!やらないみたいだしそれでいっか!


さてさてっと、異世界で初めての授業が始まった、1時間目は体育らしい。


ちょっと「神眼」でみんなのステータスを見てみたところ、軒並み低い、ごめんちょっとなんでそれで生きれるのか不思議なくらいに低い。


どうもこの世界の常識の数値だと

HP124/124

MP0

SP0

攻撃力20

防御力5

抵抗力3

スキル

「体術lv1」

等軒並み低い、ちなみに柔道している工藤くんを測ってみたので攻撃力とHPは割と高めかも、他の子、攻撃力5とかいたし。


向こうだとでっかいネズミでも攻撃力30あったんだけどなぁ。。。数回ぱくぱくされたら死んじゃうね、みんな。私なんで向こうって言うんだろ?まぁいいやっ


うんそれで、体育なんだよね、走高跳に100メートル走、測定らしい。どうしよう。パワーセーブ出来ない気がする。。。

あぁぁぁ始まっちゃうよ!助けてだれか!


「どうした?楓、顔色悪いぞ?」


そう聞いてくるのは同じクラスの凛って子だ、名前のとーりすっごい凛々しくていっつも私を苛めから出来るだけ庇ってくれてたみたい。。。


それでもあの惨状って、うん。酷い。


「ん〜、んーん!別に何でもないよ!ちょっと考え事してただけ〜」

「そうか、ならかまわんさ」


サクッとしてるなぁ、ほんと。

そうこうしてるうちに私の番が来てしまった、みんな早くて11秒とかだ、、もう開き直ろう、大体10秒であの白い線まで走る!よし!決めたっ、大丈夫!私ならやれる!


ピィーっ!


結果「8.5秒」私にしては上手く調整したと思う、、、でも、世界記録がね、9.6秒らしーんだ。おわた!神様ほとけさまぁっ。。。


「!!!」


一同固まってる、何を思ってるのかは大体想像が着く、うん、元々この子、13秒とかだったし。それは、ね。

驚くのも無理ないよね。


「木下、お前いつの間にそんな足早くなったんだ?」


ほら聞かれた、体育科の佐藤先生だけど、私のクラスをずっと受け持ってるから聞くのは当然だと思う


「聞いてるのか?木下、いつもは実力隠してたのか?お前その速さなら世界狙えるぞ、今からでも遅くない、先生が推薦して上げるから陸上に励みなさい」


はいありがた迷惑コースいただきました。行きたくないです要らないです、面倒事は嫌いです、寝かせてください、おやすみなさい。

というわけにもいかないし、取り敢えず何か返さなきゃ。、


「え、えーと、その、今までちょっとお腹痛くて。。お腹痛いといつもの調子出ないんですよね。。」


我ながら苦しすぎる言い訳である。寧ろ言い訳ですらないかもしれない


「そうだったのか...気づいてやれずにすまんな。今度からは気にかけるように先生もする」


????信じた?あれで?やば、こわこわだよ先生、私なら絶対信じれない、でも都合いいしこのままでいいや!


「べ、別に大丈夫です。。私目立つこと苦手なのでそういう陸上に励むとかもちょっと嫌で。。。」

「そうか、先生はオススメするけどな、先生は、けどあれだまぁ、先生としちゃ生徒の意思も尊重せんといけんからなぁ。まぁ、考えておいてくれよ?」

「はい!」


なんとか乗り切れた。。。の、かな?

うん!乗り切れたことにしよう!やったね!


「何アイツムカつくんだけど」

「わかる〜、何あの態度、今まであたしたち見下してたんかな?」


そう私のことを僻むのは女子メンバーの中心的人物の紅奈 結と姶良 七海ってゆー子だ、うん、近寄らないでおこ、そーしよ。うんうん!


続く走高跳は、棒高跳び並に飛べたとだけ言っておけばいいかなって思う、みんなの反応はね、察してね。胃が無くなっちゃうかと思ったよほんと。


つつがなーく全授業終え放課後、つつがなーくかは知らないけど、いやその、別に、誰よりも全部できただけで?誰よりも早く全て終わらしただけだから、十分つつが無いと言えると思うの!私は!みんなもそう思う?よね。。?


「おい楓、今からちょっと家こいよ」


一人で歩いてる私を見かけるやいなやそう言ってきたのは今朝のはやと君だ、どういう風の吹き回しだろ?私呼ぶことあるのかな?


「ん?どーしたの?はやとくん」

「別にどうもしねぇよ、ちょっと用があるからこいっつっただけだ、んで来いよ?来なかったらただじゃおかねぇからな」

「えあっ?ちょ?」


行ってしまった、よくわからないけど、また虐められるのは楓の体がいたたまれないから行くことにしよ〜っと

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