歴史に刻まれる名前
一年経過したので……。
さて……楽園の組織と合流を果たした警察官、武勇猛巡査部長である。
牛太郎ショックが抜けてきた彼は、少しだけ年齢が離れてしまった元同僚たちと、情報のすり合わせを行っていた。
キンセイ兵器の格納庫の中で、箱などにこしかけながらの、なんともラフな会話であった。
つい先日、取り乱して泣きわめいていた男達と同じには、とてもではないが見えない。
「お前がいなくなってから、九人目、十人目、十一人目の名もなき英雄が立った。まあそれだけ、大事件が連続して起きたってことだな」
「お前ら、何をやっていたんだ! 二度も三度も、あんな想いをしていたのか! 学習能力がなさすぎる!」
「そうは言うけどな……お前がいなくなった後の俺達だって、大変だったんだぜ?」
「いやまあ……不甲斐ないとは思うが、あの時ほどの被害もなかったんだ。それに……どれも政治的な問題になっちまったからな……」
武勇の言葉に、同僚たちはやや文句ありげに対応する。
本当は彼らとて武勇と同じ気持ちなのだが、八人目の時と同様に政治的な問題となれば、公務員たる彼らにできることはなかった。
「九人目の英雄が解決した事件……新魔王軍を名乗る過激派モンスター集団が、各地で祀られていた『ムサシボウの奪った武器』を暴いて集めて壊そうとしたんだ。それをムサシボウ本人がぶっ壊してことを治めた」
「俺自身、ローレライのところで厄介になっていたんだが……そんなこともあったんだな」
話を聞く限り、罪悪感はそこまでわかなかった。
法律的にはともかく、道義的にはおかしくない。(内容はそこまで正確ではない)
解決して然るべき当事者が解決しただけなので、罪悪感がわくことはなかった。
「でまあ十人目の英雄が解決した事件なんだが……これが良くわからなくてな。墓暴きを名乗る人間とモンスターの混成集団が、各地で行われるお祭りを妨害したり、秘匿されていた歴史資料を盗もうとしたり、捕まっていた清木リネンを脱獄させようとしたりしたんだ」
「……あの汚職政治家をか」
「新魔王軍とちがって、本格的にヤバい奴らだと思って、調査を進めていたんだが……捜査の打ち切りが決まった。墓暴きは身元が分からないまま全滅、ってことになったらしい」
「……何があったのか、闇の中というわけか」
「俺達としても不本意な結果さ、上にどんな意図があったにせよ迷宮入りにしたくなかった。だが十人目の英雄、消えた匿名、聖域の神がもみ消した」
「聖域の神……」
十人目の英雄、聖域の神。
この場合の聖域が意味するところは、暴かれるべきではない、触れるべきではない領域であろう。
真実が公表されるべきではないと判断して、闇に葬ったということ。
「彼……いや、彼女かもしれないが、十人目の英雄と呼ばれる者はこの船に乗っているんだろう? できれば話を聞きたい……事件の真相を闇に葬った理由が、本当に正当なのかどうかを確かめたい」
武勇巡査部長もその仲間たちも、警察官だからこそ『真実』の残酷さを知っている。
事件が大規模になったからこそ、真相を公表できないケースも知っている。
だが同様に、お偉いさんの子供が犯人でした~~、狂言でした~~、捜査ミスでした~~。みたいなしょうもないケースも知っている。
前者なら仕方ないが、後者なら許しがたい。
とはいえ、もしも無理に踏み込んで、前者だった場合は……。それこそ、現場が判断していいことではないだろう。
「……あ、ああ、彼だぞ。話しかけちゃいけないからな、顔と名前は知らされている」
「顔はこれで、仲間はこの亜人たちで……名前は……」
この船にも同席しているので、顔を合わせる可能性もある。
だからこそ逆に、機密扱いながら伝達されていたのだった。
「か、彼は……!?」
「どうした、武勇。知ってる人か?」
「知っているも何も……!」
その資料を見て、武勇は混乱の極みに至った。
それも、解消されることにない混乱である。
「後先雁太郎……あの日……エイセイ兵器が乗っ取られた時、俺のところへ取材に来ていた子だ……!」
如何に武勇が真面目な警察官とはいえ、関わったすべての者を覚えているわけではない。
だが猛烈にイメージが残った事件、その関係者はその限りではなかった。
「雁太郎君……君に何があったんだ……!」
※
深宇宙探査戦艦、ウィッシュ。
最新最高の技術で作り出されたエイセイ兵器であり、いざ戦えば複数の乙種モンスターを相手どれる超兵器である。
その戦艦には艦長専用の部屋があり、近代的でありながら豪華という、とても人間的で不合理な内装になっている。
当然ながら、兎太郎はその部屋の主であり……独占するよりも一緒に楽しみたい彼は、そこに牛太郎と鴨太郎を呼んでいた。
例のごとく、バカな話をしたいからである。
「でまあ、オークのイツケに運転させて、俺が閃光を出すマジックアイテムでモールス信号を母星に向けて放ったわけだな」
「あの汚職政治家を脱出させて、俺達は残ったんです。ノゾミちゃんとははぐれてしまいましたが……会えると信じています」
兎太郎と牛太郎のガチ武勇伝。
比喩誇張抜きで世界を救った、巻き込まれた一般人二人。
内部の状況が分からず、ただ救ったことしかわからなかった英雄の実像。
それを聞いて、最新の英雄……まだ後輩を知らぬ鴨太郎は興奮していた。
「歴史の教科書にも載っている英雄二人から、直接お話が聞けるなんて……すごく光栄です! 英雄になったなあ、って実感があります!」
物凄い後輩力、弟力を発揮する、聞き上手な英雄鴨太郎(妻四人、子供四人の雄)。
二人の話を聞いて、とても興奮していたのであった。
「僕も名前のない英雄になったからには、こういうことがやりたかったんですけど……今まではできなくて……」
「ははは! やりたくなるよなあ! 俺も狼太郎さんからは、いろいろと内輪の話を聞いたんだぜ!」
「やりたかった……ですか? 確かこの船には、九人目と十人目の英雄も乗り込んでいたはず。そのお二人からは、事件解決の話を聞けなかったと?」
大事件を仲間と共に解決した、名前のない英雄。同じ立場で話を聞けるようになったなら、直接聞きたくなる気持ちはわかる。
だがそれが今まではできなかった、というのはわからなかった。
「えっとですね……まず九人目の英雄である蛙太郎さんは、その……まずご本人が無口でして。それに名前以外は、全部公表されているんですよ。四天王であるムサシボウさんが関わっているので、五人目の英雄と同じようなものだと思ってください」
「……なるほどな。俺だって細かいこと以外は、狼太郎さんから聞く前からわかっていたしな」
「その蛙太郎さんは、そもそも一般人じゃないということですか」
名前のない英雄たちは、それぞれ名前がない理由が違っている。
とはいえ十一人もいれば、理由が共通することはしばしばだ。
現にここにいる兎太郎と牛太郎は、『候補はわかっているが特定できなかった』という意味で全く同じだろう。
人望の厚かったムサシボウとその弟子である蛙太郎は、その正体を晒すことが危険だった。
それこそ新魔王軍どころではない、社会全体にムーヴメントを起こしかねなかった。だからこそ、その存在は隠されたのである。
これはプリンセスである狼太郎と、同じ理由と言える。
「それで十人目である雁太郎さんなんですけど……あの人は、事件について聞いても教えてくれないんです」
物凄くもやもやしたものを抱えた顔の鴨太郎は、その不満を二人に語っていた。
「元々あの人……消えた匿名と呼ばれる十人目の英雄は、顔出しをしないジャーナリストとして記事を書いていたんですが……『独自の取材によって、いよいよ犯人の正体が判明しようとしています! 次回をお楽しみに!』とか書いていたのに……いきなりネットのページを全閉鎖したんです。そしてそのすぐ後に、犯人たちが全員行方不明になって事件が迷宮入りしました」
「なんだそれ、めちゃくちゃ気になるな……」
「事件の真相に気付いたジャーナリストが、そのまま自分で事件を迷宮入りにしたと?」
「そうなんですよ……そりゃあ英雄になっちゃいますよねえ……」
蛇太郎が月の事件で『一般人』であったように、鴨太郎も十番目の事件では『一般人』だった。
だからこそ、事件に対して熱くなってしまう。
「……ところで、雁太郎さんはなんで今回の作戦に参加したんですか? 鴨太郎さんは婚の宝を取り戻すためで、蛙太郎さんというかムサシボウさんは四天王に合流するためでしょう? 雁太郎さんが参加したのはなぜですか?」
「ああ、それですか。雁太郎さんのお仲間が、生前のムサシボウさんの部下の子孫だからだそうです。それにご本人も、ここに来ているかもしれない人を探したかったとか……」
因縁の絡みとは、複雑なようで単純なもの。
視点を変えれば、すぐに判明することもある。
そしてそれは、決して幸福なことではない。
「ええっと……時系列順に話すとですね、八番目の事件が起きる前に、子供が川におぼれて、それを警察官である武勇巡査が助けたんですよ。それで『警察官お手柄!』っていうニュースになったんです」
鴨太郎は、ただ整理して話しているだけである。
しかしこの事件が、正真正銘『きっかけ』であった。
「それで当時学生でジャーナリスト志望だった雁太郎さんが、その武勇巡査のところへ取材に行ったんです。で……ちょうどそこで、その、エイセイ兵器の乗っ取り事件が起きました」
「そうか……警察の人も、大変だったんだって聞きましたよ」
「居合わせた雁太郎さん曰く、大変なんてものじゃなかったそうです。どうしようどうしようと言っている間に、牛太郎さんが解決してしまったわけで……武勇巡査は、真面目なので落ち込んでいたそうです」
そして牛太郎は、運命の皮肉を知る。
「牛太郎さんも想像したと思いますが、エイセイ兵器が乗っ取られた後に世界中で『巨大兵器開発』の声が上がっていきました。その結果たくさんのエイセイ兵器が製造され始めたところで……」
「ところで?」
「宇宙から甲種モンスターが攻めてきたんです」
「甲種ぅ!?」
牛太郎も兎太郎も、甲種モンスターとの交戦経験がある。
なんなら、打倒してもいる。
だが倒せたのは、対甲種魔導器E.O.Sあってこそ。
それがない楽園に甲種が現れていたことに、兎太郎は思わず声を上げていた。
「のちの、僕のお嫁さんの一人です……!」
「剛の者ですね……!」
「すげえな……!」
それが嫁になっていることに、震撼するしかない。
「まあその宇宙怪獣アルフ・アーを倒すために、製造されたエイセイ兵器の艦隊が出撃しました。このエイセイ兵器も、後の僕のお嫁さんですが……」
「剛の者ですね……!」
「一々すげえな……!」
「結局楽園艦隊は、多くの犠牲を出したうえで勝利しました。その艦隊に、武勇巡査もキンセイ兵器の乗り手として参加し……ランダムワープで消えたそうです。そしてお二人と同じようにこの世界に流れ着き、魔王軍四天王の一人ローレライさんのところで厄介になっていたそうですね。その武勇巡査に、さっき言った縁で雁太郎さんは会いたかったそうです」
十人目の英雄の話だったはずなのに、十一人目である鴨太郎の話が小刻みに入ってくる。
そしてそっちの方が『凄い』話なので、牛太郎はそっちに意識が行きかけていたが……。
「あ、わかった」
兎太郎は、ここでにやりと笑った。
「俺、わかっちゃったぜ! 武勇巡査が助けたっていう、おぼれた子供! それが『墓暴き』の主犯だな!」
「え?」
「は?」
「俺達名前のない英雄が、ありがたがられてお祭りまで開催されているのに、自分を助けてくれて宇宙怪獣を倒した武勇巡査がそうなってないことに腹を立てたわけだな! うんうん、これなら公表できないわな!」
兎太郎の、メタ読み。
それは悪質なゴシップ記事と変わらない、邪推のようなものだった。
だがたしかに、話の筋は通っている。
「こ、これは……忘れませんか?」
「そ、そう……これは三人の秘密にしましょう」
「いいね、俺達だけの秘密だな!」
だがだからこそ、確認することも許されない。
およそ想像しうるかぎりにおいて、武勇と雁太郎の二人が、もっとも傷つく理由だったからだ。
※
かつて立った、九人の英雄たち。
名前を残すことなく、しかし成果を人類史に刻んだ者達。
彼らは神格化され、崇拝され、信仰の対象となった。
まさに、英雄神。
人々もモンスターも、誰もが彼らを讃えていた。
各地で祭が開催され、観光客が押し寄せる。
それ自体に、悪も罪も業もない。
だがしかし、対照的に……。
宇宙怪獣と戦って散った、星の守り手たちはそうならなかった。
モニュメントが建造され、殉職した者たち全員の名前が刻まれた石碑まであるのだが……。
それは数多ある『史料』の一つにすぎず、学生が見学に訪れるだけだった。
その石碑の前に『元少年』とその仲間が立っていた。
墓暴きと呼ばれる、歴史の闇を暴かんとした者達である。
「待っていたよ、匿名ジャーナリスト。記事はすべて消してここに来たということは、僕の正体を察したということかな?」
「君のことは、知っていた。知っていたからこそ、君の動機もわかっている……」
その墓暴き達の前に、雁太郎と四大殺人鬼たちが現れる。
その表情は、石碑の前にふさわしいことに、緊張したものだった。
「私は……あの事件の時、君が救助された件について、武勇巡査へ取材に行っていた」
「……エイセイ兵器の乗っ取り事件か」
「ああ、そうだ。私は……当時の巡査を見ていた……正義感と職務の板挟みになって苦しむ姿を、よく覚えている」
雁太郎は、元少年へ語り掛ける。
「誰かを貶めることは、別の誰かを上げることにはならない。逆もまたしかりだ」
慎重に言葉を選んで、気持ちを受け止めてもらえるように配慮していた。
「名もなき英雄たちの名声がどうなったところで、ここに眠る英霊たちの評価が変わることはない。むしろ……動機が明らかになってしまえば、彼らの株は下がるだけだ」
「わかっているさ」
その配慮に、少年はわずかな感謝を抱いた。
だからこそ、雁太郎の問いかけに誠意をもって答える。
「僕たちがやったことは、ここで眠る英霊たちのためじゃない。自分のためだ……」
高潔な人物を尊敬しているはずが、卑しい行いをしている己。
その恥を、元少年は隠さなかった。
「僕らにとって大事な人が、使命に殉じた。なのに……なんで僕らしか悼まない。なぜだ、何が違う!」
真の犯行声明、赤裸々な犯行動機。
それを吠える元少年は、自分の傷みを発表する。
それは公表できない、しかし本当に叫びたかったことだ。
「何が名前のない英雄だ! 甲種宇宙怪獣に挑んで勝った、この星を守り抜いた人たちと何が違う! なんでこんなに差がある! 勝るとも劣らないどころか、ほとんどの奴に勝っているさ!」
比較すること自体が、既に無意味であるとしても。
いやさ、世間の評価の差こそが、既に比較なのだろうと言い返す。
「二人目だの三人目だのが、何をしたって言うんだ! 四人目だって、無意味にでしゃばっただけだ! 七人目なんて、何をした、誰が救われたんだ!」
こじつけて、ありがたがって、数合わせまでして。
それで無理やり『名もなき英雄』として信仰する。
そんな『神』に、神を神たらしめる人々やモンスターに、彼は、彼の仲間は憤慨する。
「なんで一回葬式をして墓を建てて、それで終わりにするんだ! もっとずっと、嘆き悲しみ、畏れ敬うべきだ!」
もしもこの場の英霊たちが、名もなき英雄と同様に祀られていれば、ここまで騒がなかっただろう。
だが現実は違った。ほんの数年で、過去のことになった。
記念日以外では、誰も思い出さなくなってしまった。
百年以上経過して、それでも祭りになっている英雄たちと違い過ぎる。
「名前だ……ああ、そうだろう、それだけだろう!」
神秘性が、信仰を集める。
謎が、好奇心を駆り立てる。
不確定が、想像力を突き動かす。
それがロマンだというのなら、ぶち壊す。
闇を光で暴き、黙らせてやる。
「すべての名もなき英雄たちの痕跡を暴き、歴史に名前を刻んでやる! そうすれば誰もが興味を失って、奴らは神ではなくなる!」
「私は……ジャーナリストだ。真実を追い、公表すること。それを喜んでもらうことが、仕事だ」
あるいは、意義のあることかもしれない。
幻想を暴かれても、人々はがっかりするだけかもしれない。
実績が消えるわけではないのだから、そこまで大ごとではないのかもしれない。
あるいは英雄たち自身も、騒がれることを良く思っていないかもしれない。
「人々を傷つける真実を、明かすことを許せない。そして……そもそも人を傷つけて、真実を暴くなど許せない」
「だから……僕たちを倒して、すべてを隠ぺいすると? 僕を含めた、関係者を闇に葬ると?」
十人目の英雄、消えた匿名、聖域の神。
後先雁太郎。彼は、天命を悟った。
「そして自分のことさえも隠すつもりだと?」
「そうだ」
「十人目の英雄になるつもりなのか」
すべてが明らかになれば、犯人たちが裁かれるだけでは済まない。
他でもない、この石碑に刻まれた者達の、その名誉が脅かされる。
「そうだ。私を誰がどう呼ぶのかは知らない……だがあえて、十人目の英雄として、歴史に名前を刻もう。その覚悟で、私はここにいる」
英雄の名誉を守ることを天命とした、ジャーナリスト。否、それを捨てたもの。
「皮肉だね……同じ『英雄』を尊敬しながら、僕は真実を暴こうとし、君はそれを隠ぺいしようとする」
「そうです。私もその覚悟でここにいる……私も私のエゴで、貴方たちを止める」
英雄になんて、なりたくなかった。
立派なジャーナリストになって、多くの読者に記事を読んで欲しかった。
だがそれを捨てることで『名誉』が守られるのならば、この天命を受け入れる。
目の前の元少年たちが人生を捨てているのだから、相応の覚悟をしなければならない。
「みんな、あえて命令する。原型を残さず殺せ、彼らの存在を抹殺しろ」
「お任せあれ」
人殺しの一族に生まれた殺人鬼たちは、両者の覚悟を酌んでいた。
主もそうだが、これから戦う敵たちもまた、それを受け入れている。
ならば罪ではあっても、恥ではない。
四大殺人鬼たちは、先祖に恥じぬ戦いに臨もうとした。
※
後日、墓暴き事件を迷宮入りに導いた『者』は、十人目の英雄として列せられることとなった。
神秘性が、信仰を集める。
謎が、好奇心を駆り立てる。
不確定が、想像力を突き動かす。
滑稽な汚名を背負う覚悟を決めた彼は、まさしく英雄であろう。
彼が名前のない英雄である限り、名前の残った英霊たちの名誉は侵されないのだから。
未完ではありませんので、今後とも気を長くしてお待ちください……。