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ハンターの世界の設定集

本編の舞台となる世界の設定を今更説明

ハンターについて


ハンターとはそのまんま猟師という認識であっている。ただし資格を要する仕事で、免許がなければ仕事を請け負うことはできない。

ランクによって受けられる仕事が違い、基本的にランクが高いほうが報酬もいい。

国家資格ではあるが当人たちは民間人であり、役場などで仕事を請け負うことができる。


ランクについて


A~Fの6ランクが存在している。

大昔はAランクを倒せればAランク、Fランクしか倒せなければFランクという設定だった。

現在は信頼のおける人物であると認定されなければ、ランクを上げることはできない。

ハンターの養成校で優秀な成績を残せば、一定以上の信頼があるとされてDランクから始めることができる。

CランクからBランクへ上がるには、生まれた家などの事情も関わる。よってBランク相当の実力や信頼性があっても、Cランクに甘んじている者は多い。

ただしAランクだけは現在も変わっておらず、Aランクモンスターを倒せるかどうかだけになっている。



『隊』について。


少々ややこしいのだが、ハンターにおける部隊とは二種類の意味がある。

抜山隊や白眉隊のような、ハンターが登録する単位。

護送隊や討伐隊のような、依頼人が雇用する単位。


前者の場合、ハンターたちが自分の判断で仲間を作って行動する『小隊』のようなもの。

後者は、その小隊を複数雇って雇用者が編成する『中隊』のようなもの。

と、覚えれば大体合っている。


例えばシュバルツバルトの場合……。

白眉隊をジョーが編成

抜山隊をガイセイが編成

蛍雪隊をシャインが編成

一灯隊をリゥイが編成

前の四つの隊をまとめて大公が雇用し、討伐隊を編成している。


基本的に隊の人数に関わらず、成果によって報酬が決まる。

つまり五人でタイラントタイガーを一体倒すのも、百人でタイラントタイガーを一体倒すのも、雇用者側としては同じと言うことである。

よってハンターの小隊を百人で編成しても、もらえる報酬は基本同じなので、たいていの場合収入が足りず解散する。

一つの隊が分散して複数の仕事を請け負うこともあるが、そこまでいったら別の隊に分かれることが多い。


ピンインや狐太郎のように人間が一人でモンスターは複数いる、という場合は人数としてカウントされず個人として登録される。



仕事


ハンターの仕事は基本的にモンスターを倒すことだが、その形態は多岐にわたる。

低ランクのモンスターを相手にした駆除、食用のモンスターを捕獲する狩猟、人里に近づくモンスターに備える防衛、モンスターが多い地帯を通る商人を守る護送、非常に危険なモンスターを倒す討伐などがある。


目安として、

駆除 F~Eランク

狩猟 E~Cランク

防衛 D~Cランク

護送 C~Bランク

討伐 B~Aランク

以上のようにランク付けされている。



魔法のようなものについて


この世界に生まれた人間はエナジーと呼ばれる力を宿している。

(要するに魔力みたいなもの)


これを消費して、エフェクト技やクリエイト技などを使うことができる。

(要するに魔法である)


個々人によってエナジーの性質は異なり、どのような形で出力されるかは先天的に決まっている。

これを属性と呼ぶ。



エフェクト


一番基本的な力。

自分自身や触れているものに、力を注ぎ込んで属性の力を発現させる。


例えば斬撃属性の場合、手刀や木刀で、鉄などを切断できるようになる。


また、物体そのものへ効果を加えた場合、物体に影響を及ぼさないこともできる。


例として……。

火炎属性を木の枝に加えても、木の枝は燃えない。

高熱属性を水に加えても、水は沸騰しない……など。


もちろん、木の枝を燃やし水を沸騰させることもできる。

というか、未熟だとそれが失敗する。


剣に斬撃属性を加えようとしたら、自分の手に斬撃属性が加わって、握っている柄を自分の指で切断してしまうとか。

高熱属性を水の入った鍋に加えようとしたら、水ごと高熱属性を加えてしまい、何時まで経ってもお湯が沸かないとか。


基本的に自分自身と持っている道具にしか効果は及ばないので、弓矢や投げ槍などを使わないと遠距離攻撃はできない。


これしか使えない者を、エフェクト使いと呼ぶ。


クリエイト


エナジーを実体化させる技。

エフェクトの上位に位置する技で、ハンターにとっての実質的な最上位技。

これができると、周囲から一目置かれるほど。


例えば斬撃属性の場合、鋭利なエナジーを三日月形にして放出する、などができるようになる。


エナジーそのものを実体化させ放出しているので、これを習得すれば素手でもかなりの戦闘能力を発揮できる。

最大の強みは、単体で遠距離へ攻撃できること。


これが使用できるものを、クリエイト使いと呼ぶ。



エンチャント


クリエイトの上位に位置する技術。

作中では一切出てこない単語なのだが、実はシャインがこれを使っている。


というか

エフェクト→クリエイト→エンチャント→スロット

という具合に習得していくので、エンチャントが使えないとスロットも使えない。


物体に長期間エフェクトを込めることができ、使い捨てのマジックアイテムを生み出す技術、と思えば大体合っている。


作中では蛍雪隊の隊員が使っている矢などに爆発属性などが込められていたり、包帯や薬などに治癒属性が込められている。


ぶっちゃけ、ハンターが使うことはほとんどない。

クリエイトよりもさらに難しい上で、本人には恩恵がほとんどない。

これが使えるなら後方で、マジックアイテムを作り続ける仕事に就いた方がはるかに儲かる。


これが使用できるものを、エンチャント使いと呼ぶ。



スロット


正真正銘、最上位に位置する技術。

先天的に複数の属性を持って生まれた者が、複数同時に発現させる奥義。

膨大なエナジーと複数の属性、天才的な才覚を生まれ持ち、情熱をもって修練しないと会得できない。


複数の属性を持つ者自体は珍しくない、むしろ一種類しか持たない者の方が珍しい。(治癒属性しか宿していないリァンはこれに当たる)

たいていの場合極める属性は一種類だけである。

一つの属性をクリエイトの域まで修めること自体が難しく、人によってはエフェクトを習得することさえ手こずる(ガイセイはこのタイプ)。


シャインは天才中の天才であり、一人で二十種類ぐらいの属性を宿しており、そのすべてを実用レベルで発現させられる。

同時に使えるのは六種類が限度で、攻撃的な属性は少ない。

その代わり拘束を得意としており、上位のAランクモンスターさえ単独で足止めできる。


これが使える者をスロット使いと呼ぶ。


スロット使いはAランクハンター並みに希少である。

Aランクハンターの中にはスロット使いもいるが、スロット使いでなくてもAランクハンターにはなれる。また、スロット使いだからと言ってAランクハンターになれるわけではない。



ギフト


エフェクトやスロットとは完全に別系統で、上位互換でも下位互換でもない。

悪魔のようなエナジーを使うモンスター、あるいは精霊のように意志をもったエナジーそのものの力を借りる技術。

作中ではランリやブゥが使用している(つまり両者は似た系統の使い手である)。


当人の実力もさることながら、契約したモンスターの格も重要である。

双方がハイレベルであり、なおかつ相性が良ければ、Aランクにも達する性能を発揮できる。


精霊使いの場合、精霊と共鳴する。

遠距離に配置した精霊と手元に置いている精霊を共鳴させることで情報収集をしたり、手元に集めた精霊と自分の生まれ持った属性を併せて強い力を発揮することもできる。

イメージとしては精霊の指揮官、司令官である。


悪魔使いの場合、憑依や合体に相当する。

精霊使いと違って、自分の属性を発揮することはほとんどない。


まず悪魔が悪魔使いに憑依し、悪魔使いの属性を『悪魔属性』に書き換え、自らの力と悪魔使いの力を合わせて管理する。

悪魔使いは術の制御と戦闘に専念する。

自転車でたとえると、運転を担当するのが悪魔使いで、ペダルを踏むのは悪魔の担当である。


ちなみに、正しい意味で悪魔憑きと呼ばれる者もいる。

これは悪魔に人間が従う契約形態によるもので、主導権は悪魔になってしまう。

割と混同されているが、犬が人間に飼われているのと、人間が犬に飼われているのを一緒にするぐらい無茶苦茶な話である。



白眉隊


隊長 ジョー・ホース


ハンターにあるまじき、正規兵のような武装をしている、訓練された兵隊による部隊。

実際には没落貴族であり、かつてはそれなりに名を馳せていた武門である。

しかしジョーの兄がやらかしたため爵位をはく奪され、家族を食わせていくために前線基地で働いている。

実質的な前線基地の主であり、憲兵なども兼ねている。各隊からもその信頼は厚い。

隊長であるジョーは狐太郎やブゥが来るまではガイセイの次に強く、隊員の質は今も最上である。

真面目な働きが認められて、ジョーが(低めだが)爵位を与えられることになっており、士気は今も上がっている。

狐太郎への印象は特に悪いものではない。もちろんいきなり現れていきなりAランクハンターになったこと自体には嫉妬もあったが、それも大公からの心遣いで大分回復している。


名前の由来はそのまんま白眉、()氏の五()である。



蛍雪隊


隊長 シャイン


Dランクに相当する引退したハンター、あるいは熟練のハンターをシャインが雇用することで編成されている部隊。

隊員の戦闘能力は一番低く、抜山隊以上にシャインのワンマン部隊である。

稀代のスロット使いであるシャインが研究費を工面するために、シュバルツバルトで活動していくために作り上げた部隊で、隊員とは本格的に雇用関係である。

隊員のほとんどが無音や迷彩、消臭などの隠れることに優れた属性を持っており、シャインのエンチャントによる矢や罠を攻撃手段としている。

お世辞にも強いとは言えない部隊だが、シャインは一人でAランクの上位であるベヒモスを拘束できる怪物級の使い手であるため、大物や軍勢と戦う時にはむしろ一灯隊や白眉隊よりも活躍する。

ぶっちゃけ、彼女とアカネがいれば倒せないAランクモンスターはほぼいない。

あまり積極的に狩りをすることはなく、白眉隊と共に前線基地の防衛を行っている。


名前の由来は蛍雪の功、車胤である。



一灯隊


隊長 リゥイ

副隊長 グァン

三番手 ヂャン


カセイにある孤児院、トウエンで育った義兄弟たちによって構成された若手の部隊。

リゥイたち三人はジョーの次に強く、各々がBランク中位を単独で倒せる実力者である。

カセイにトウエンがあることから、カセイを守るという意識はとても強い。

その一方でモンスターに対する敵対心は強く、狐太郎に対してはあたりが強い。

そのうえで隊長であるリゥイは『育ちが悪い』と言われることや、そう思われないようにしているため、表立った衝突は避けられている。

隊員の質は白眉隊の次に優れており、マンイートヒヒぐらいなら単独でどうにかできる。


名前の由来は貧者の一灯、桃園の誓い、劉備、関羽、張飛である。



抜山隊


隊長 ガイセイ


当初は単独で狩りをしていたガイセイが、飲み仲間を募った結果膨れ上がった部隊。

隊員はお世辞にも強くないが、それでも二人いればマンイートヒヒを処理できるぐらいには強い。

隊長であるガイセイはこの基地でも最強であり、唯一単独でAランクのモンスターを倒せるほど。

まだまだ成長途中であり、Aランクの上位さえ単独で倒せる可能性を秘めている。

何気に現在の討伐隊の中では一番の古株で、子供のころからアッカに可愛がられていた。

妙に筋を通そうとすること、手続きはちゃんとすること、ツケは返すこと、手が早いことなどはアッカに影響されている。


名前の由来は抜山蓋世。



ブゥ・ルゥ

契約悪魔、セキト


悪魔の力を物質化させて戦うギフト使いであり、その才能は一族随一。

しかし戦闘経験が浅く、判断能力が低く、才能でごり押しできない相手には弱い。

兄や姉もいるが、戦うと普通に負ける。典型的なジャイアントキリング(される側)である。


狐太郎同様に、悪魔に好かれやすい性格をしている。

悪魔は悪者やバカが好きなのだが、基本的に飽きやすいので一度観察したらすぐに見放す。

どのような形であれ、長く契約して力を貸し合う関係にしたがるのは、喜怒哀楽がはっきりしているうえで決断できる人間である。


狐太郎もブゥも、一喜一憂する一方で、何もかも投げ出すような人物ではない。

嫌なことに直面すればちゃんと嫌がったうえで、嫌々でもちゃんとやろうとする。

セキトを嫌っているうえで助言は受け入れる、面倒ではない性格。

引きずりはするがそれを露わにし続けるわけではないので、傍にいても不愉快ではない。


大公が言っていた『狐太郎と相性がいい』護衛である。


名前の由来は呂布、赤兎馬。



カセイ


大公ジューガーが治める大都市で、交通の要所。

作中で語られているように重税が課せられており、景気はいい一方で負担も大きい。

暮らしている人々は前線基地が近くにあることを知らず、Aランクモンスターの脅威など想像もしない。


よって『前線基地なんて無駄だ』だの『税金を下げろ』だの『ガイセイを街に入れるな』だの、現行の政策への反対意見も多い。


とはいえ、ジューガーも一々反対派を殺しているわけではない。

彼らが重い税に苦しめられていることは知っているし、そもそも金を払っている側なのだから文句を言う権利も認めている。

実質的に前線基地のスポンサーなので、あまり無下に扱うこともない。

リァンがケイを殺したのは、彼女が何も負担していない人間だったからである。


ちなみに、名前の由来は苛政猛虎。



前線基地


狐太郎たちが暮らしている城塞。

よくBランクの群れが殺到してくる、ほとんど気の休まらない安全地帯である。


シュバルツバルトのモンスターをカセイに向かわせないための基地であり、ハンターと職員、役場の人間しかいない。


常駐しているハンターのランクは極めて高く、BランクとAランクしかいない。

カイがそうであるように、当人たちがその気になればカセイを壊滅させることができるほどの暴威を秘めている。


出自を問わずハンターになることができ、さらにAランクハンターは長年勤めれば貴族に婿入りも可能。

仮に婿入りを断る貴族がいれば、大公や大王が嫁を差し出す形になっているため、貴族側は強制的に受け入れることになっている。

それを問題視する声も当然あるのだが、『そもそもAランクハンターなら普通に暴れれば国家壊滅できる』という事実の前には無力である。


治安を乱しかねない危険なハンターが自主的に集まって死んでくれたり、あるいは死んで欲しい者を合法的に殺せる(役場の職員にできる)ため、この体制が長く維持されている。


一時代に数人しかいないAランクハンターが途切れることはほとんどなく、アッカが去った後もAランクモンスターが襲撃するより早く狐太郎たちが現れた。

そういう前例もあって、正規軍が常駐するという話はいつも流れている。


ちなみに、しょっちゅう襲撃されているが、それは前線基地が近すぎるからである。

だがカセイの近くに建ててしまうと、カセイが脅かされてしまうので意味がない。

加えて城主でもあるAランクハンターにしてみると『通勤が長くて嫌』なので、目と鼻の先に建設されている。

読者様から『タイトルが分かりにくい』、『あらすじが少ない』とのご指摘をいただきました。

実際そうだとも思いますので、次回の更新までにタイトルやあらすじを変えるかもしれません。


現在すでにお読みになっている読者の皆様にはご迷惑かもしれませんが、どうかご了承願います。

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― 新着の感想 ―
[一言] 不正・汚職させないために 新人研修で1か月~半年ぐらい派遣とかも有っていいんじゃ? 襲撃経験1回以上で勤務態度が良ければ1か月 そうでなければ半年とかでやれば 不正・汚職が減るか上手くなって…
[良い点] >何気に現在の討伐隊の中では一番の古株で、子供のころからアッカに可愛がられていた。  ガイセイAランク目前まできてるんだから、もうちょっと面倒見てAランクにせさてから引き継ぎし引退しても…
[良い点] 地味な剣聖や、ハーレム主人公など、いつも楽しく読ませていただいています。 [気になる点] タイトルの由来はいったい?
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