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失ってわかる大切さ

 コホジウの最後の命令は、西重の民にとって受け入れがたいものであった。


 お前達の兄妹家族で構成された西重の軍は、央土軍によって全滅した。

 もう打てる手がない、央土に下り……。


 奴隷として生きろ。


 まあ、そういうことである。

 いっそそう命令しようかとも思うほどに、コホジウは状況を理解していた。


 とはいえそう命じれば、最初に命じられた伝令役が『ふざけるな』と言って切りかかるだろう。

 流石にそれはよろしくないので、彼は自重した。


 だがそれを聞いた者たちは、果たして受け入れられただろうか。


 奴隷、奴隷、奴隷。

 子々孫々に至るまで、央土の奴隷。

 自分たちの兄弟家族、友人たちを殺した央土の奴隷である。

 

 それもおそらくは、最底辺の奴隷であろう。

 ただ労働力としてこき使われるだけではない、復讐の対象としての、酷使を目的とした奴隷である。


 生かさず殺さずどころではない。ほとんど殺し、僅かに活かし、永遠に服従させ続ける。

 もちろん実際に永遠などありえないが、それでも『来世』ほどには遠いだろう。


 それを聞いて、最も王都に近い西重の民たちは、憤った。

 それこそ、大王本人が言いにくれば、誰もが彼を殺そうとするだろう。もちろん彼も、それを受け入れるだろうが。


「……身勝手で、無責任だ!」


 街の大人たちは、その広場で話し合いをしていた。奪った街ではあるが、もはや彼らの街である。

 すんなり明け渡す気もないし、奴隷とした央土の民を解放する気もない。

 もしそんなことをすればどうなるか、彼らこそが知っている。戦勝に浮かれ、央土の民にしたことが、そのまま自分たちに返ってくるのだ。

 それが、耐えがたい。


『今に大王様が我らをお救いに軍を派遣してくださる!』

『そうなればお前たちなど、一ひねりだ!』

『その時が楽しみだ、お前達にされたこと……何倍にも返してやろう!』


 生きている者も、死んだ者も、勝ち誇る己たちにそう言っていた。

 当時は何をバカなことをせせら笑っていたが、だからこそそれが真実になるなど耐えられない。


 精神的にも、肉体的にもである。

 途方もない屈辱である以上に、まず死ぬだろう。


 少なくとも彼ら自身、面白半分……いや、遊び八分で殺しをしていたのだ。

 であれば、残った者たちが自分たちの八割を殺しても、まったく不思議ではない。


「制圧し、占拠し、我等へ与え……その後に『負けたから奴隷になれ』だと?! 詐欺もいいところだ!」


 誰もが口々に、大王をののしった。

 短い春だった、どころではない。その春になったばかりである。


「大王は、敵に下り生き延びろと言って来た……その上、反しても罰さないときた! ふざけている……ふざけているぞ!」


 最も先に央土からの逆襲を受けるであろう、街の人々。

 彼らは奮起した。この命令に逆らい、己の手で勝ち取るのみである。


「いいか! 確かに我らは小さく弱い……敵は余りにも強大だ! だが、そこが付け目だ!」

「央土軍は、まずこの街を奪うだろう。そうしなければ、食料が手に入らないからだ!」

「だがこの街が焼かれればどうだ? 救うはずだった民が死んでいればどうだ?!」


 彼らは奮起した。

 もはや安住の地を捨てることさえいとわない、央土に勝つこと以外に何も考えていない。


「……兄が死んだ、弟が死んだ、父が死んだ、息子が死んだ。無能なる西重の大王と、悪逆極まる央土の大王の手によって!」

「もはや不甲斐ない王に期待などしない、我等は自らの力で立つ! 皆武器を取れ、一丸となってぶつかるのだ!」

「戦わずして奴隷に落ちるぐらいなら、勝利のために戦って死んでやろうではないか! 」


 彼らは熱狂した。

 央土なぞ恐れはしない、むしろ仇が向かってくるのだからありがたいほどだ。

 誰もが武器を手に取る、周りを見れば同志たちがたくさんいる、敵が誰でも怖くない。


「奴隷どもを殺せ! 晒してやれ!」

「街を燃やせ、敵に食料をくれてやるな!」

「近くの街へ援軍を要請しろ! 国民が立ち上がる時だ!」


 彼らは大人である。大王から見放されても、すべてを諦めたりしない。

 健康な大人がたくさんいるのだ、相手が軍隊でもただやられはしない。


 士気は十分、人数も十分、結束は十二分であった。

 国などいらぬ、軍などいらぬ、民がいれば事足りる。


 レジスタンスとなって、央土の軍を迎え撃とうとしていた。



(あ、あ? か、体が……う、うごかない……!)

 

 さて、現在の彼らである。

 いよいよ敵が来た、最後の一人になっても戦う覚悟だった。


 最初の一撃、何かされた気がした。

 もう動けない、何もできなかった。


 目の前には、敵がいる。

 鏡写しの敵がいる、親兄弟の仇を憎む敵がいる。


 自分達と違って完全武装で、何よりも自由に動ける敵だった。

 電撃で体が動かなくなった彼らにとって、それこそAランクモンスターにも匹敵する怪物であった。


(ば、ばかな、あれ、そんな?!)


 体がこわばったまま、彼らは運命を受け入れかねていた。

 相手が強大であるとしても、抵抗するつもりだった。むざむざ奴隷になる気も、無抵抗で殺される気もなかった。


 しかし勘違いしていた。

 相手が強大であるとしても、抵抗することはできるだろうと思っていたのだ。


 だがそんなことができるのならば、西重の大王は諦めろとは言わなかった。

 抵抗できないほど強大だから、諦めろと言ったのである。


 つまり彼らの運命は、捕まって奴隷になるか戦って死ぬかではない。

 捕まって奴隷になるか、戦うこともできずに殺されるか、である。


(お、同じ人間だぞ?! そんな、嘘だろう?! いくら何でも……!!)


 もはや戦争ではなく、略奪でもなく、虐殺でもない。

 ただ一方的な、暴力が吹き荒れるのみであった。


(やめろ、やめろ……ああ!)


 同志たちが死んでいく、夢が終わっていく。

 自分達の未来を守ろうとして立ち上がり、そのまま死んでいく。

 憂国の士ではなく、ただの無辜の民として……否、邪悪な虐殺者として殺されていく。


(やめろ、止めてくれ!)

(こんなはずじゃない、こんなはずじゃなかったんだ!)

(ちくしょう、こんなことなら、逃げちまえばよかったんだ!)


 健全に運営されている国家とは、税金が有効に活用されている国家であろう。

 もちろん税金をどれだけ有効活用しても、元の額面以上にできることなどない。


 税金で苦しむ民たちは、不幸がある度に国家へ不満を漏らす。

 こっちは税金を納めているのに、お上は俺達に何もしてくれないと。

 国なんてくだらない、そんなものはなくなったって良い。

 そう思う者はいるだろう。


 だが、今の彼らは、その必要性と重要性を理解しているはずだ。


(だ、誰か助けてくれ! このままじゃ、家族が、街のみんなが死んじまう!)

(いやだ……死にたくない、助けてくれ!)


 この世界に正義の味方はいないが、軍隊は存在している。

 敵軍が攻めてくれば、助けに来てくれるのだ。


 今まさに西重の民を殺している央土軍も、央土の国民を助けに来たのである。

 そして、西重に、もう軍はない。


(……!)


 彼らは今更、改めて、無謀を知った。

 自分の身を自分で守るということが、どれだけ不可能に近いのかを。


 本当の意味で、国家が守ってくれない、軍隊が守ってくれない。

 それがこの世界において、どれだけ絶望的なことなのかを。


(大王様、大将軍様……助けてください……!)


 彼らは死んでいく。

 大王や大将軍たちが想定していたように、むごたらしく死んでいく。


 ここには、人などいない。

 怒った(けだもの)が獲物を食い散らすだけの、野生の世界であった。



 お世辞にも、行儀がいいとは言えない光景だった。

 合理的に考えても、奴隷にするべき民を殺すことは良くないことだった。


 このままでは、兵士たちがすべてを食い荒らすだけだろう。


 だが西方大将軍アッカは、それを良しとした。

 看過ではない、奨励でもない、許可したのだ。


 当人は退屈そうにそれを眺めているが、それでも止めていないのだから同罪だ。

 もちろんそれは、彼と一緒に眺めている将官達も同じであろうが。


「……まあ、こうもなるだろうよ。無理やり集められて、武器渡されて、キツイ訓練されて、あげく戦場にぶち込まれて……あれだけ死ねば、こうもなるだろうよ」


 現在兵のほぼ全員が、この暴力に没頭している。

 皮肉なことだが、この街に集まっていた民の数は十分で、兵士達が鬱憤をぶつけるには十分すぎるだろう。


 それを見ている将官たちは、兵たちの暴れぶりにやや引いていた。

 もちろん全員ではない。年齢を重ねている者ほど、見慣れた光景であるかのように眺めていた。


 ある意味、指揮の放棄である。

 だがいろいろな意味で指揮はいらないだろう。友軍同士で争いだしたときはどうにかするべきだろうが、今のところはその心配は無用だった。


「しかしあれだな。リゥイ、グァン、ヂャン。昔のお前らなら、この光景見てブチ切れてたんじゃないか? なあジョー」

「……この光景を見て憤っても、それはそれで仕方のないことでしょう」

「無難だな。まあ将軍はそれぐらいでちょうどいいんだが」


 乱取りを痛ましく見ていたジョーは、アッカの言葉をかわした。

 その一方でリゥイたちは、憤っていながらも、しかし助けようとは思っていなかった。


「確かに昔の俺達なら……貧乏であるだけで仲間意識を持ち、肩入れしていた俺達なら、助けようと思っていたかもしれません」


 リゥイたちは怒っている。

 若手の中では珍しく、この光景に引いていない。

 彼らが怒っているのは、自分の部下たちではない。

 敵国の民に対して、である。


(……そうだったな。当たり前だが、アッカ様は私や狐太郎殿よりもずっと古株。以前のリゥイ殿を、よくご存じのはず)


 やや疎外感を感じながらも、ショウエンはシュバルツバルトに思いをはせた。

 若き日の隊長たちが組織した、一灯隊、白眉隊、抜山隊、蛍雪隊。それらを従えていた、圧巻のアッカ。

 旧体制の時代において、リゥイ達はどんな成長を遂げたのか。


「貧乏なんだからしょうがない、殺してしまったけどそれも仕方ない……とか言いそうですよ、ええ……!」


 貧乏人が振るう暴力はいい暴力、虐げられていた者の暴力はいい暴力。

 そんな風に考えてしまっていた、余りにも勝手な若造の考え。


 今よりもずっと偏屈で頑固で、意地を張っていた時代。


「アイツらは……カセイでこれをする気だったんだ……!」


 それを越えている彼は、この状況を、より広い視野でとらえていた。


 シュバルツバルトの討伐隊が、全員でカセイへ救援に向かったあの日。

 つまりは西重の大将軍様が、カセイを襲った日だ。

 既に皆殺しにした相手ではあるが、彼らにとっては未だに怨敵である。


「西重の民は、ただそれだけで死に値する……!」

「それも極端だけどな。まあ、その通りだわな」


 南方大将軍カンシン曰く、誰が悪いのかといえば、西重が悪いとのこと。

 その本質を、リゥイたちはしっかりととらえていた。


 誰がどう考えたって、侵略して制圧して、その現地の人を奴隷にして、あげくに殺すなど許されない。

 それを国家全体でやろうとしていた西重は、まさに邪悪の権化であった。


「悪いのは西重だな。負けたらこうなるって、わかってたんだからなあ」


 激しく憤っているリゥイと、淡々と語るアッカ。

 二人の言葉を聞いて、若い将官たちは理解した。


 今ここで起きていることは、まだ一歩目でしかない。

 西重に占拠されているすべての地で、彼ら自身がこれを続けていくのだ。


(ただ戦争に勝つということではなく、国を滅ぼすということ。軍が壊滅し、国家が崩壊するとはこういうことか……!)


 実に悠々としたものである。

 西重に兵はほぼ残っておらず、たとえ集まってもこの軍の前では敵ではない。

 よって本来なら警戒すべきあらゆることをせず、ただ兵たちの自由に任せられる。


 本当に、楽な戦争だ。

 これが死んでいる国家を荒らすということなら、これになることを恐れるのは当然だ。


(何に変えてでも……これが央土で起きることは避けなければならなかった……! いや、西側ではすでに起きてしまったことだ……!)


 ここに、軍隊の存在意義があった。

 もしも軍隊が無ければ、どうなってしまうのか。

 もしも国家が無ければ、どうなってしまうのか。


 軍人にとって、この状況は恐怖ですらある。如何に敵地とはいえ、民がこうなっていく姿は見るに堪えない。


「でだ、この街で確保する予定だった、水と食料どうする?」


 淡々としながら、アッカは大事なことを問う。


「……そうですね、今のうちに考えましょう」


 亡国の悲哀にふけっている場合ではなかった。

 少なくとも民兵たちの一手目だけは、完璧に達成されている。

 無傷で勝利したとはいえ、水と食料と拠点が手に入らないのは事実なのだ。


「……アッカ様、大将軍っぽいことも言うんですね」

「グァン、お前それどういう意味だ。俺一応、大将軍なんだぞ」

「いえ……アッカ様って、そういうの考えてなさそうだったんで」

「考えてなかったのはお前たちの方だろうが」


 将官としての業務に戻り、一行は地図を広げて会議を始めた。

 剛毅ではないが、大将軍の本来の仕事と言えるだろう。


「自国民が虐殺されたことに目が行っていましたが、確かに我等にとって一番嫌なのは焦土作戦ですね。国土の復興もそうですが……兵や解放された民の食料が危ない」


 ジョーは地図を眺めながら、自分たちが平定しなければならない、広大な国土を見た。

 もちろん地図全体を塗りつぶすように平定するのではなく、各地の重要拠点を解放していくのだが、それにしても移動距離などを考ええば結構なものである。


 その間、将兵が消費する水や食料は、基本的には現地調達である。

 元をただせば央土の備蓄なのだが、それを全部燃やされれば、それこそ撤退するしかない。

 そうでなければ、兵たちを餓死させることになってしまう。


「敵はわざわざ、我らが来てから燃やし始めたのだ。普通なら我らが来る前に燃やして、既に後方へ下がるべきだろう」

「そうだな、それをしていないということは……今回の街を焼く行為は、あくまでも彼ら独自の判断ということだな」

「国家全体で連携していないのなら、焦土作戦などできまい。アレは広範囲をやるから意味があるのであって……」

「だが考えてみろ、敵は既に勝機を失っている。であれば我らへ食料を渡さぬように、自発的にそうする者が他にいても不思議ではない」


 民兵たちの行動は、何もかも間違っていたわけではない。

 備蓄を燃やされることは、確かに問題だからだ。


 もちろんそれをすれば彼らも食べるものがなくなるし、そもそも反攻できる戦力がないんだから時間を稼ぐ意味もない。

 央土が少し困るというだけで、敵にしてもやりたくないことのはずだ。


「各地の敵に対して、無抵抗で降伏すればある程度情の有る対応をする、と言うのはどうでしょうか」

「それはそのまま、抵抗されたり何かされたら困る、と相手に教えるようなもんだ。はっきり言って、悪手だろうな」


 リゥイの提案を、アッカは却下した。

 まあそもそも、こちらの言い分を現地の人間が信じるとは思えないのだが。


 今の央土軍は反撃される恐れがないのだから、約束を破り放題である。

 それは空論城で祀たちが相手にされなかったのと同じように、約束をしてくれる可能性が無くなっているということだった。


「……そうですな、大将軍閣下自ら威圧していただければ違うでしょうが、各地を巡るとなればよくないでしょう」

「この平定……兵はともかく、我等には難事ですな」

「負けはない戦いです。だからこそ兵を減らさぬように、飢えさせぬようにしたいですが……」


 ふと、将官の一人がつぶやいた。


「四冠殿からドラゴンを借りることができれば、こんな面倒なことを考えずとも良いのですが……」


 まったくもって、正論である。

 確かに狐太郎の飼っているAランクドラゴン……特にクラウドラインのウズモを借りることができれば、占領地域のほとんどを即座に降伏させることができるだろう。

 こればかりは、最大級のドラゴンであるクラウドラインが得意とすることである。


「そうですな、確かにその通り」


 それに対して、ショウエンは深く頷きながら同調した。

 占領地へ降伏勧告をするだけなら、狐太郎もウズモも文句はないだろう。

 悪魔たちを追加でお願いすれば、さらに楽ができるに違いない。


「ですが……この戦場まで四冠殿にお任せして、我等は何をするというのですか」


 ショウエンは私情を抑え、将軍の一人として将官たちへ強く苦言を呈した。


「適材適所というのは……能力の劣るものは、何もしなくていいということではありません」


 はっきり言って、この戦場は楽である。

 抵抗できない敵を倒すだけなのだから、それこそ雑兵でも簡単なことだ。

 それさえも狐太郎にゆだねるというのなら、他にどんな仕事ができるというのか。

 そして狐太郎に、どれだけの大任を負わせ続けるのか。


「何より、あのお方は既に軍務から退いておられる。その彼へ軍として要求をするのは、余りにも不敬では」

「……失言でした、お許しください」


 これだけ戦力がそろっていて、相手は壊滅状態なのに、このうえ援軍を要請するのは余りにもなさけない。

 少なくともまだ、万策を探る段階にも達していないだろう。


「……流石に、湖をまとめてどうにかするってのは無理だろ? そこを拠点として確保すれば、水は大丈夫なはずだ」


 この世界の住人は頑丈なので、水が多少汚くても問題ない。アッカの言葉を聞いて、将官達は地図の中で湖や川を探す。

 当然だが、いくつか存在する。その中で行軍に楽な場所を探そうとするが……先にアッカが一つの湖を指さした。


「問題は食料だが……とりあえず、最低限の保証だけはしておかないとな」


 その湖は……かなり大型の、魔境であった。


「ジョー、リゥイ、グァン、ヂャン。久しぶりのハンティングと行こうか」

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― 新着の感想 ―
[一言] リゥイ、グァン、ヂャンって央土に居るだけで 『黄金世代』の範疇なんじゃ?と今更ながらに思う
[一言] 武器を手にした時点で「民間人」じゃなく「民兵」になったわけだから殺されても仕方ない。 『幼女戦記』におけるアレーヌの虐殺でも、「民間人は存在せず、非正規兵によって占拠されている」と解釈する…
[良い点] >「西重の民は、ただそれだけで死に値する……!」 >「悪いのは西重だな。負けたらこうなるって、わかってたんだからなあ」 誰がどう考えたって、侵略して制圧して、その現地の人を奴隷にして、あげ…
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