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最後に交わした言葉

 今更だが、亜人の戦士たちからすれば、狐太郎などただの小男である。

 彼に対して、忠誠心や信仰心など持ち合わせていない。


 実際、彼は彼らのために何もしていない。

 報酬を渡したのは大王であり、交渉役を担ったのはピンインだ。

 彼らから評価の上がるようなことは、本当に何もしていない。

 なので彼らから、高い好感度を得られるわけがない。


 ではなぜ、彼らは熱狂しているのか。

 単純である。彼がクツロの主として、大事なことをしたからだ。


 悪く言えば、場に酔わせた。

 よく言えば、彼らの求めることを言ったのだ。


 亜人の勇者たちは、この一騎討ちに美を見出した。

 

 人間の中の変異個体、英雄。

 傑出した才能をもつ個人が、妥協なく鍛え続けた極上の戦士。

 彼らは心技体、仁智勇に欠けのない、完全にして最高の戦士。

 

 そう聞いていた勇者たちは、チタセーを見た。

 彼は話に語られる『英雄』であった。真に名誉ある、崇拝に値する神だった。


 魔王クツロは確かに強かった。

 彼女は神話に語られる冠頂く魔王として、亜人の王として恥じぬ戦いをした。

 彼女もまた、真に栄誉ある戦士であった。


 その二人の戦いを、全員がしっかりと見届けた。

 徹頭徹尾、醜のない戦いであった。


 だからこそ、胸が震えた。

 何一つおかしなことがない、ただ想像を超えた規模での一騎討ち。

 それが魔王クツロの生還という形で終わり、胸が震えたのだ。


 狐太郎は彼女を抱きかかえ、それをねぎらった。

 そのうえで、今度は自分達の番だと、命令を下していた。


 力がみなぎってくる、血がたぎる、魂が震える。

 全身をモンスターの骨で武装した戦士たちは、咆哮と共に走り出す。


「大、戦、体!」


 すべての勇者たちが、死を身に纏う。

 (むくろ)に巻き込まれ、巨大な怪物となり、さらに巨大なモンスターであるサイクロプスに襲い掛かる。


 相手は強い、それは分かる。

 だがここで退けば、クツロが守った亜人の名誉が失われる。

 自分よりも強い敵、多い敵が相手でも、恐れることが許されない。


 生きた巨人と、死んだ骨の塊。

 それらは真っ向から衝突し、血肉と骨をばらまきながら戦いを始めた。


「さて、では狐太郎様。私も暫しお傍を離れましょう、近くにいては守り切れません。何分私は、自分の体を変質させることだけが得意で、広範囲の地形を大規模に変化させることなどできないのです」


 北の王宮方面で激突する、亜人と巨人。

 それを見ても微笑みながら、ノベルはうやうやしく頭を下げた。


「ノベル」

「はい、貴方のノベルでございます。どうかお気になさらず、どうかクツロ様を労わり、ダッキ様のお傍に。私めは貴方より賜った役目を、五体玉体の限りを尽くして果たすのみ」


 クツロを抱いていた狐太郎の手を掴み、自分の口元に寄せ、その指に唇を当てる。

 それが親愛と敬意からくるものであることは、誰から見ても明らかだった。


「では先に参ります。お三方は、どうぞゆるりと」


 あくまでも優雅に笑いながら、斉天十二魔将末席ノベルは、まっすぐに走り出した。

 一切武器防具を身に着けない彼女の走りは、それこそアスリートのようで。

 彼女自身が矢となって、敵軍に向かっていくようだった。


「……」


 女性的なふるまいをしたノベルからの心遣い。

 それを受け取ったキンカクたちは、狐太郎にしがみついているダッキに膝をついた。


「キンカク、ギンカク、ドッカク……」


「ダッキ殿下……」


 彼女は美しく成長した。

 手足は伸び、肉がつき、顔は女性のそれになった。

 王女に相応しい姿、男を惑わす妖艶な美しさを得た。


 だがその所作は、あまりにも見苦しい。

 狐太郎は泰然としているが、それに比べて、王者の振る舞いがない。


 だが、ここにいる。

 それに代えるものは、この世にない。


 キンカクたちは、ただ涙をこぼした。

 無言で、目を開けたまま、涙を流し続けた。


「ど、どうしたのよ!」


 まさかこの時、三人が泣くとは思わなかった。

 ダッキの出かけた涙が、逆に引っ込んでいた。

 なぜ三人が泣くのか、彼女にはわからない。

 だが、分かる必要などないのだ。

 成長をした子供は、それでいいのだ。


「我等三人、若き日にはそろって山賊稼業に精を出し、ギュウマ様に捕えられ、恩赦を目当てに兵となり……気付けば十二魔将、近衛兵となっておりました」


 豪傑の中の豪傑であろう三人は、ただ感謝する。

 この運命、天命の果てに涙を流す。


「……貴女の我儘には、ほとほと困らされました。御父上も、心配をなさっておりました」

「い、今言うことじゃないでしょ!」

「ダッキ殿下……央土国第一王女、ダッキ殿下」


 今、ここに彼女がいる。

 王の血を継ぐ者として、ここにいる。

 それが、誇らしい。


 その彼女を守って、この王都で死ぬ。

 何も間違っていない、男の死である。


「貴女は、ご立派になられました」


 この孤軍、この孤立、この虎口。

 彼女はこうなると知って、ここにいる。

 もしもこの姿を先代の大王が見れば、兄たちが見ればどう思うだろうか。


 立派以外の、何が当てはまるだろうか。


「斉天十二魔将七席、キンカク」

「同じく八席、ギンカク」

「同じく九席、ドッカク」


 彼らは、自分の人生に満足していた。


「戦ってきます」


 短く、彼女へ報告した。


 どうしていいのかわからないダッキへ、狐太郎が手を取る。


 短く、頷いた。

 それだけで、彼女は慌てながら応じた。


「相手は西重国の兵……お父様やお兄様、ギュウマたちの仇です」


 彼女は、強い王女に成っていた。


「退くことは許しません、死ぬまで戦いなさい!」


「御意!」



 当然ではあるが、狐太郎を拐うための兵たちは、まさにド本命である。

 彼らの作戦が成功するかどうかで、戦略的な勝敗が決まる。


 もうすでに英雄はいない、助けを乞うても誰も助けてくれない。

 彼らは既に、己の役割を果たして散っていた。


 だから、自分たちが戦うしかないのだ。

 もうすでに西重の負けは決まっているとしても、央土に勝利は渡さない。


 彼らは、まさに駒。

 玉の前に置かれた、ただの駒。


 チェックメイト、王手。

 それを目前に、絶対に失敗が許されない作戦を任されている。

 必勝の駒である。


「非武装の女が走ってきますね……普通ならおかしいと思うところですが……こんなところに普通の女がいるわけもない」

「……アレは、十二魔将末席、ノベル。悪魔の至宝、狐太郎が得た宝、大地の精霊使い。あんな見た目ですが、サイクロプスと同級の怪物です」


 彼らは知っている。

 キングを守る駒にも、同じ覚悟があるということを。

 この戦い、負けることは許されない。


「全員、既に帰還用のアイテムは持っていますね? これを折れば、私たちは祀の本拠地へ移動できる。ですがそれは……逃げる為ではない。狐太郎……可能ならば、ダッキも含めて捕まえる。その時にだけ、使っていいアイテムです」


 この場の兵士たちは、鉛筆程度の太さの棒を持っていた。

 それを折れば、祀なる組織の場所へ、折った本人と触れている人間を移動させられるという。


 それが、数千の兵に配られている。

 つまりこれに関しては、祀独自の技術なのだろう。


「勝利を、我らが掴むのです。それをもって、この戦争を……!」


 数千の兵たち。

 その顔ぶれを見て、指揮官は目を閉じた。

 強く強く、目をつむった。


 思い出すのは、この作戦を指示したチタセー。

 さっきまで生きていた、偉大なる英雄だった。


『良いのですか、チタセー閣下! この軍の将、七人全員が死ぬなどあってはなりません! それを前提に策を練るなど、許されないことです!』

『寝ぼけたことを言うな。もう何人死んでいると思っている、七人死んだからなんだというのだ』


 死後の策を残して戦った彼の言葉が、今の西重を動かしている。


『名前の有る将だけが、軍人ではない。名もなき兵もまた、立派な国家の戦士だ。この戦争では、英雄以外の者の価値が問われるだろう』

『……』

『道は作る。だがそれは安寧の道ではなく、苦難の道だ。勝った後も楽ではない……期待できぬ、多少はマシという程度の道だ』


 彼の申し訳なさそうな顔が、どうしても離れない。


『すまんな、そんな道しか作れん』


「この戦争を! 大将軍チタセー最後の戦いを! 勝利で彩る!」


 アスリートのように走るノベル。

 その顔は、やはり微笑みそのものだ。


 圧倒的な強者の接近は、しかし倒せないわけではない。

 Bランク上位ならば、この数千の兵でも倒しきれる。

 だがそれでは意味がない、そんなことに意味がないのだ。


「弓兵隊! 攻撃を開始しろ! 騎兵隊は大きく迂回し、敵陣へ突っ込め!」


 ワープができるのなら、なぜもっと近くに移動しなかったのか。

 それは相手との距離をある程度作り、敢て敵に有利な状態を作るため。


 もしも巻き込めば、狐太郎が貧弱ではなくとも、普通に死にかねない。

 あるいは彼が敗北を確信すれば、そのまま自決を選びかねない。

 だからこそ、勝負をする必要がある。


「さて……後ろからはキンカク様たちも近づいてきていらっしゃる。あれしきの矢、防げぬとも思えませんが……相手は覚悟のある兵士、可能な限り削らなくては」


 それはノベルも同じことだ。

 如何に彼女が強くとも、狐太郎を守り切れなければ意味はない。

 ある意味では、双方ともに狐太郎の生存が勝利である。

 であれば、敵が遠くにいるのなら、狐太郎の傍をあえて離れるのも仕方ない。


「マグネマグネシウム」


 放たれる膨大な矢が、当たればいいとばかりに降り注ぐ。

 当然全部刺さるわけがなく、千の矢が二、三本刺さればいいのだろう。

 その二三本で、多少でも削れれば御の字であった。


 だがしかし、その矢の軌道は不自然に変わった。

 戦場へ広く降り注ぎ、ノベルの後方を走ってくるキンカクたちにもあたる筈だった。


 その矢が、正しくはその鏃が、強引に引き寄せられていく。

 千の矢が、すべてノベルに殺到していく。


「磁力属性?! いや、磁力の強い金属に変身したのか?!」


 前進する彼女、その全身に矢が刺さっていく。

 マグネマグネシウムは比較的柔らかい金属であるらしく、彼女の柔肌、金属の肌に食い込んでいく。

 彼女はヤマアラシのようになりながら、それでも軍勢に近づいていく。


「ま、まずい! 全員、あの女から離れるか、武器や防具を捨てろ!」


 彼女の意図を察したのか、指揮官が叫ぶ。

 しかし戦場に置いて、武器防具を捨てろ、というのは躊躇せざるを得ない。

 そうこうしている間に、彼女は接近してくる。


「磁力とは、一定の距離を取るとまったく効果がなくなり、近づくにつれて強くなります。重いものを引き寄せるには、その分近づく必要があるのですよ」


 兵士達の武装は、全部が金属というわけではない。

 だが武装の一部に金属が使われていることも確かであり、ノベルが近づくたびに彼女へ引き寄せられていく力が増していく。

 それはやがて、大の大人が両手でようやく振り回せるような重い武器さえも、踏ん張らなければ飛んでいくほどになっていた。


「さて、うふふ……相手からは私がもう見えないでしょうね」


 がんがんと、彼女の体に敵から奪った武器が吸い付いていく。

 もう彼女の姿が、外からでは見えないほどだ。


「私も外が見えないですね」


 一種の滑稽さを感じながら、体に刺さっていく武器たちを確認していた。

 だんだん槍のようなものまで飛んできて、体に深く刺さってきている。

 中には貫通しているものまであり、もしも今彼女が変身を完全に解除すれば、そのまま彼女は死ぬだろう。


「避鉄水銀!」


 もちろんそんなことはしない。

 彼女は走りながらも液状の金属へと変身し、体に刺さった膨大な武器を発射した。


「マグネマグネシウムは強い磁力を持ち、周囲の金属を引き寄せます。ですが避鉄水銀はその逆、周囲の金属に対して反発する磁力を放っているのですよ。そして水銀なので、当然常温常圧で液体です」


 当然だが、磁力で反発したところで、金属製の武器が四方八方へ飛び散るだけだ。弓で矢を射るように、槍を投槍器で投げるように、適切にはいかない。

 弓矢を手で適当に放り投げるか、槍を蹴っ飛ばすか。その程度の、雑な反発だった。

 だが既に、兵士たちの半数が吸い寄せる磁力によって体勢を崩していた。そこへ飛んでくる、膨大な武器たち。


「ぐぅああああ!」

「ち、ちくしょう……!」

「い、でぇ!」


 この瞬間、彼らは統率を失った。

 陣形が大いに乱れ、兵の一人一人がただの個人に落ちる。

 その瞬間に、揺らめく彼女が接近してきた。


「この……!」


 兵の一人が、とっさに攻撃をしようとする。

 しかしノベルは、今でも避鉄水銀のままである。当然ながら、鉄の武器では攻撃できない。もしも無理やり鉄を近づければ、逆にノベルが吹き飛んで転がるだろう。


「私に武器は効きませんよ」


 ノベルは微笑みながら、自分を切ろうとした兵士の顔に拳を当てる。

 水銀になっている彼女の手は、とても重い。だがそれ以前に、液体である。

 彼女の手は兵士の鼻や口の中に入り、さらにその内部にまで達していた。


「……!」

「大地そのものに、大地の一部が通じるわけがない」


 水銀の毒性云々ではない、呼吸器の内側が一瞬でズタズタになる。

 ただそれだけで、屈強な兵士は倒れた。息ができなくなり、地面に倒れる。


「苦しいですか?」


 その頭を、黄金に輝く足で踏みつけた。


「もう痛くないですね」


 ついに敵陣へ入り込んだ彼女は、黄金の姿になったまま周囲を見る。


「……なるほど、その覚悟ですか」


 悪魔に育てられた彼女の価値観は、悪魔に似る。

 敵兵たち、その姿を見て、敬意を示し、嬉しそうに笑った。


 半数以上が、ケガ人だったのである。

 おそらく王都奪取までの間に負傷し、その後もこの王都で治療を受けていたのだろう。

 もちろんまだ戦えるのだろうが、それでも全快には程遠い。


「賭けに値する命とお見受けしました。どうぞ、かかってきてください」


 なるほど、貧弱な狐太郎を捕らえるのであれば、ケガ人でも問題はない。

 そして狐太郎の護衛を相手に足止めをするだけなら、ケガ人でもそうでなくても大差はない。

 余りにも過酷な用兵に、しかし彼女は笑う。

 

「突撃、突撃しろ! 騎兵は陣形を立て直し、再度突撃をかけろ! 弓兵もその女ではなく、後方の三人を撃て!」


 指揮官は叫ぶ。

 どうせ強いなんてわかってる、この場の兵たちでどうにかなるとは思っていない。

 だが彼女の足止めをしつつ、一人でも狐太郎に達すれば、それが勝利だ。


「西重のために、四冠の狐太郎を捕れ!」


 彼らは大金星のための戦いに臨む。


 決して不可能ではない、本来万軍に守られるべき首魁は、今ほぼ孤立している。


 誰もが走る、あるいは馬を走らせる。

 余りにも薄い守りを破らんと、彼らは駆けた。


 野心、功名心、或いは愛国心。

 値千金、あるいは国家そのもの。

 それほどの価値がある存在を目指して、ただ走るのだ。


 その彼らの前に、薄い壁が立ちはだかる。

 この世の何よりも硬い、三枚の壁が立ちはだかる。


「パワフルクリエイト……」


 斉天十二魔将七席、キンカク。怪力属性、クリエイト使い。


「アクセルクリエイト……」


 斉天十二魔将八席、ギンカク。加速属性、クリエイト使い。


「ブーストクリエイト……」


 斉天十二魔将九席、ドッカク。強化属性、クリエイト使い。



「ランペイジ・エクスプロージョン!」



 ブゥ・ルゥは悪魔に汚染されず、強化に限界がないという特異体質を持っている。

 普通の人間は、度を超えた強化には体が耐えられない。

 似たような性質を究極のモンスターの同調形態ももっているが、しかしそれはそういう生物だからである。


 もしも過剰な強化を行えば、それだけで死ぬ。

 体が強化に耐えきれず、崩壊して死ぬ。


 つまり、死んでもいいのなら、短時間で燃え尽きる気ならば。

 過剰な強化も、不可能ではない。


「我等王家を守る斉天十二魔将!」

「王族を、大王を守ることこそ我らが使命!」

「こい、下種ども! 一人残らず根絶やしにしてくれるわ!」


 もう何もいらない。

 この後の人生など、想像もしたくない。


 彼らが人生で積み重ねた大事なものは、もう全部、目の前のクソ共が台無しにしてしまった。


『キンカク、ギンカク、ドッカク……すまんな、お前達にはいつも面倒をかける』

『ギュウマの親父さん……そういうのなら、いい加減止めて下せえ』

『すまん……今回はシュバルツバルトの内部に入り、少しは怖い目を見せるのだろう? それで目を覚ましてくれるといいのだが』


 あんな会話が、最後になってしまった。

 それが、途方もなく悔しいのだ。


『いい加減、ダッキ殿下にも大人になっていただきたいものだ……』


 ふざけている。

 尊敬する大恩人、十二魔将首席ギュウマ。

 彼と交わした最後の会話が、アレになってしまった。

 そんなことが、許せるわけがない。


 もう何も考える必要がない。

 彼ら三人は極めて正当に、西重の軍へ向かっていった。


「おおおおおおお!」

「あああああああ!」

「ううううううう!」


 血の風、血の雨、血の嵐。

 肉が舞い、骨が折れ、命が尽きる。


 余りにも暴力的に、一方的に。

 西重の兵たちは、爆ぜながら削られていった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 西重の全国民の命が勝手に賭けられてて、もう西重は負けてて、後は央土と祀のどっちがチップを回収するかだけなんだよな 西重軍はチタセー大将軍の為に戦ってるつもりなんだろうけど、客観的に見たら祀の…
[良い点] >『名前の有る将だけが、軍人ではない。名もなき兵もまた、立派な国家の戦士だ。この戦争では、英雄以外の者の価値が問われるだろう』 ウンリュウ閣下に頼り切りで生き埋めにされた連中と違い、西重の…
[一言] 西の暮らしぶりもわからんし央土が天地開闢から中央の大国家なわけもなかろうし 西の視点で物語れば西に感情移入できる話になったと思うがな 外野からどっちが死んだ方がいいとか不毛だろう
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