男子高校生の日常
お陰様で再スタートです!!!
人間はこの世に生まれてそして死んでいく。
俺たちの中でそれは当たり前のことだ。
でも果たして、その『当たり前』という一言で片付けられてしまう人生は本当に幸せだと言うことが出来るのだろうか。
何も起こらない生活を幸せだと感じる人もいれば、つまらないと思う人も勿論いるわけで、そのどちらかと問われれば間違いない、絶対だ。
俺の考えをここに宣言しようー。
「後者だな」
静かな空間で発した俺の声は自分で思っていたよりも大きかったらしく、クラスメイトの視線を集めながら気まずく俯く。
授業中にどこかの異世界ファンタジーの様な妄想を脳内で繰り広げていた俺は羞恥心で我に返った。
隣で若干引き気味にこちらを見つめる女子の姿が俺のメンタルを削る。
穴があったら入りたいってこういう時に使うのか、本当に恥ずかしい。
だんだん気温の上がり始めた七月の初め。
教室の中は妙な熱気に包まれていて、暑がりな俺にはだいぶしんどい。
今年は去年に比べて暑くなっているらしいが来年を無事に生きて越せるかどうかそれだけが心配だ。
この夏休みはエアコンの効いた部屋で極力外に出ずに過ごしていたいのだが妹にプールに連れていけって言われてるし、そういや花火大会もとか言ってたな。
あれなんか俺、妹にパシられてね?
そんなくだらない事を考えていると不思議と時間は早く過ぎていく。
キーンコーンカーンコーンー
チャイムが鳴り響いて先程まで静かだった教室は一変して、まるでスクランブル交差点の真ん中に放り込まれたのではないかと錯覚するほど一気に騒がしくなった。
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