immeDiAte DeveLoPmenT
よし!絶好調!いい感じです!前回はサク目線でお話を進めました。今回はまたいつも通りに続きをお送りします。ななななななななななな、なんと!!!!!!今回は大惨事が!!!!そこら辺を楽しみながら読んでくれれば嬉しいなと思います。いつも読んでくださる方々、ありがとうございます。これからも温かく見守ってやってください。それでは、最後までお楽しみください。
今日は、小人がバカなのに熱を出して寝込んでいるらしく、俺の家で犬と2人で勉強する。今日の犬は、どことなく様子がおかしい。
「これは、二次関数になって、xの二乗+5xー6=0だから、(x-1)(x+6)=0で、x=1,-6になって……。」
俺は、犬の顔をちらっと見る。反応がない。何か考えている様子だ。
「おい。」
「えっ、あ!ご、ごめん!あはは。難しくてわかんなかった。」
犬は、笑って誤魔化す。絶対嘘だ。こいつ、嘘下手すぎ。
「……今日は、もうやめよう。」
「え、なんで。ごめんって。ちゃんと話聞くから。」
「なんか思い詰めてるような顔してるし。そんなんじゃ頭に入らないと思うけど?」
「あ……ごめん。」
犬が、図星だったのか下を向いて謝る。
「なんかあったんだろ?」
「え、あ……大丈夫!ごめんね!大丈夫だから。」
「大丈夫なわけねーだろ。そんな顔して大丈夫って。強がれるよな。バレバレだよ。」
俺は、包み隠さず直球に言う。
「……実はさ、俺、一つ下に彼女いるんだけど。」
犬が、少し間を空けて重い口を開く。あー。なんか小人が言ってたな……。ミウ……ちゃんだっけ?
「で、付き合い始めは、可愛いし、好きなのかもなーって思ってたから、なんとなく付き合ってたんだけど……」
”かも”ってなんだよ。確信ねー感じの表し方だな。
「最近、ハルとかレンとかと一緒にいて、彼女より友達中心になってる自分がいて。あいつの彼氏でいる自信、なくなってきちゃって……」
俺も関係してんのか……。
「デートとか、手繋ぐとか、一緒に帰るとか、抱きしめるとか、キスするとか。カップルがすることは片っ端からやったんだけど、”可愛いな”って思うだけで、ドキドキしたりとか、“好きだな”って思ったりはしなくて……“まあ、こんなもんかな”っていう感じだったていうか……。」
おいおい。それ、だいぶやばいだろ。彼女さんに失礼すぎねーか?でも、俺も関係してるし、あんま他人面できねーよな。
「……友達を優先することは、悪いことじゃないと思う。」
俺が口を開くと、犬が俺の方を見る。
「相手がどう思うかじゃないか?いいか悪いかは相手が決めることで、優先する理由があるなら、それはそれでいいと思う。」
俺は、犬の顔を見ないで言う。犬は何も言わない。
「だから、あんま1人で溜め込みすぎない方がいいと思うよ。」
俺は、その一言はなぜか犬の目を見て言った。
「ハル……。」
犬が、小さな声で俺の名前を呼ぶ。
「……そういうお前を好きって言ってくれるやつもいると思うよ。」
名前を呼ばれて目が合ってしまい、目を反らせない。何だよ。その真っ直ぐな視線は。
「だから、1人で思い詰めんなよってはな……」
俺が言い終わろうとしたとき、サクの顔が近づき、唇に温もりを感じた。え……なに。なにこれ。なんで……。少し経つと、サクの顔が離れる。俺は何も言えず、サクの顔を見ることしかできなかった。
「……ごめん。」
サクが謝る。なんで……何でそんな辛そうな顔してんだ。
「あ……いや、大丈夫。」
俺はとりあえず反応する。その後、2人とも何も話さずに時間だけが過ぎる。
「俺……」
長い沈黙が続いた中で、サクが口を開く。俺は驚いて、サクのことを直視してしまう。
「俺、ハルのこと好きだ。」
サクは、真剣な表情で俺を見る。好き……?どういうことだ、それ。だって、こいつには彼女がいて、俺はこいつにとってはただの友達で……。俺は、動揺して頭の中がグチャグチャになった。
「初恋……なんだともう。」
「……誰に?」
俺は、意味がわからなかった。
「ハルに!!」
サクが顔を赤くして言う。初恋って……どういうことだよ……。彼女が初恋じゃねーのかよ。わけわかんねー。俺は、何も言えないでいる。
「俺と、付き合って欲しい。」
サクは、俺の目を真っ直ぐ見てくる。それに対して俺は、すぐ目を反らしてしまう。
「……ごめん。」
俺は、下を向いたまま返事をした。
いかがだったでしょうか?私はですね、物語を書くとき頭の中で映像が流れてて、それを小説にしているんですが、このシーンは映像で物語を作っている私にとっては、一番ドキドキしてキャーーーーーーーー!!!!!!!!!ってなったシーンですね。皆さんはどうだったのでしょうか・・・感想が聞きたい・・・!!←ってことで、コメント・感想など、待ってます。次回は、今回のシーンをサク目線でお送りします。「えー、また同じ話?つまんな。」って思った人は、次回は飛ばしてもらってその次を待っててね←このまま、上り調子で頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします。次回をお楽しみに。