AcciDenT ~siDe:サク~
最近、順調ですねー。いい感じに進んでおります!最高です!このままの調子でできるように頑張ります。さて、今回は前回の続きをサクの目線で描きたいと思います!いつも読んでくださる方々、ありがとうございます。コメント・感想なども待ってます。これからも温かく見守ってやってください。それでは、最後までお楽しみください。
勉強を教えてもらうようになってから1・2ヶ月。休み時間、ハルに授業でわからなかったところを教えてもらう。
「軌跡とか何だよ、まじで。奇跡なら知ってるけどさ。」
ハルは何も言わず説明を続ける。えー……ちょっとは反応してー……。全然笑わないハル。笑いのツボ深いの?てか、下手すりゃないんじゃないの?……いやいや、それはないって。喜怒哀楽なきゃ、ロボット見てーじゃん。
ヴーヴー(携帯のバイブ音)
ハルの説明を聞いていると、携帯が鳴る。
「あ、俺だ。ごめんね。」
俺は、ポケットから携帯を出す。メールの通知。ミウからだ。
”今日は、帰れそう(^^)?”
その一言が、携帯の画面に記されている。後で返信しとこ。……あれ?俺、なんで彼女優先にしなかった?今までは、メールが来たらすぐに返してたのに……。俺は、少し自分の行動を不思議に思った。ハルが俺を直視してくる。
「あー。ごめん。」
俺は、苦笑いしながら謝る。
「大丈夫なのか?」
ハルが心配して聞いてくれる。
「え……うん!大丈夫!大丈夫!ごめんね。もう一回教えて?」
俺は、何でもなかったように振る舞った。帰りは、ミウを迎えに行って返信をしなかったことを謝り、一緒に帰った。
あのとき返信を後にしたのは、教えてもらってたからだよ!うん!そうだよ。次から、ちゃんと返そう。家に帰って、自分にそう言い聞かせた。
でも、なぜかできなかった。ミウは笑って許してくれるけど、それはきっと嘘だと思う。我慢してくれるんだと思う。こんな俺が、彼氏でいいのかな……?どうすればいいんだろう。別れるべきなんだろうか。でも、別れたらミウが悲しむ。わかんないなぁ……。
こんな時、ハルだったらどんな言葉をかけてくれるだろう・・・。え、なんで今ハルが浮かんだんだ……?俺……どうしちゃったわけ?それから、ハルから勉強を教えてもらっても全然頭に入らないし、部活もいまいち調子が出なくて怒られてばっかり。レンやミウに心配されるけど、ミウはもちろん、レンにも誰にも言えなくて……ただ、笑ってあしらうことしかできなかった。頭の中にあるのは
”自信がない”
その一言だった。
いかがだったでしょうか?サクにちょっと、異変が感じられましたね。サク君はこれからどういう決断をするのでしょうか。もう、予想してる方もいるかと思いますが、それは伏せておいてくださいねw?次回は、いつものように続きをお送りします。このままの調子で順調に投稿できるように頑張ります!これからもよろしくお願いします。次回をお楽しみに。