表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
春、咲く。  作者: SeiKa
7/13

MeeTing New peopLe

今回もちゃんと投稿できました!いやー・・・自分のPCがあるのはやっぱりいいですな。快適です←さて、前回はハルの過去についてお話ししました。ここからはいつものストーリーが再スタートしますよ!・・・レンの過去編は・・・後にお話します。楽しみにしててくださいね!いつも読んでくださる方、ありがとうございます。これからも温かく見守ってやってください。それでは、最後までお楽しみください。

「ハル。おはよう。」

サクが、相変わらずの笑顔で話しかけてくる。

「おはよう。」

俺は、目を合わせず挨拶を返す。

「今日、俺とレン、部活オフなんだけど、勉強教えてくれない?」

犬は、鞄を机に置きながら言う。

「いいけど、どこでやるの?」

「あー……そっか。結局、話し合ってなかったよね。」

「うん。」

「ハルの家でもいいなら、そっちの方がいいかなって思ってるんだけど……。」

「……わかった。」

「え!いいの!?」

「うん。」

「ありがとう!じゃあ、昼にレンにも話しておく!」

犬は、すごく嬉しそうだった。なんで俺の家がいいのかはわからないが。

 その日、学校が終わり帰る支度をする。

「サク!」

女の子の声が聞こえる。見たことない子だな。1年か。

「ミウ、ごめん。今日、レンとハルにこれから勉強教えてもらうんだ。だから、今日は一緒に帰れない。」

犬が、真剣な顔をしてミウという人に謝っている。

「ハル……先輩?って誰?」

ミウという人が首を傾げる。あー。なんか、すごく女の子って感じだな。俺、苦手だ。なんか、怖い。真っ直ぐな感じ。俺はつい、隠れるように身が小さくなる。

「俺の後ろの席。」

なぜか、犬の声が小さくなる。すると、ミウという人が俺の方を見る。

「よろしくです!ハル先輩!」

ミウという人が、笑顔で話しかけてくる。

「よ、よろしく。」

俺は、少し動揺しながら返事をする。俺、どんだけコミュ障なの……。

「サクをよろしくお願いします!」

なぜか、親のように頼まれる。俺は、何も言えず会釈だけする。

「じゃあね!サク、頑張ってね!」

ミウという人は、犬に手を振って教室を出る。犬も振り返す。

「お!ミウちゃーん!バイバイ!」

小人レンが教室の入り口でその人とすれ違うとき、すごく嬉しそうに手を振る。

「うん!レン君、バイバイ!」

ミウ……さん?も振り返して教室を出る。しばらく小人は、ミウさんの姿を見送る。

「よし。行こうか。」

犬が、俺に話しかける。

「うん。」

俺は、犬と2人で小人のところに行く。ボーっとミウさんのことを見ていた小人の頭を犬が軽く叩く。

 俺の家に向かっている間、小人が犬とミウさんのことを俺に説明してくれた。中学が一緒だったこと、ミウさんと犬は、付き合っていること。その他にも、ミウさんのことを小人が楽しそうに話していた。

 ……小人はミウさんが好きなんだ。楽しそうに話してるけど、好きだからこそ、傍で見ていたいんだろうな。だから、何も言わない。友達として笑って、笑わせて。

 小さなピエロみたいだ。表向き強がってるけど、心の中では全然違うんだろうな。強いやつだ。尊敬するわ。俺は、そんなことを思いながら、小人の話をなんとなく聞いていた。15分くらい歩いて家に着く。

「ただいま。」

いつものように玄関に入る。

「お邪魔しまーす!」

小人が続いてでかい声を出して入ってくる。

「お邪魔します。」

犬は小人と違って落ち着いている。

「あれ?真っ暗じゃん。」

小人が、周りを見渡す。

「両親……共働きなんだ。夜遅くまで帰ってこない。」

「そっか。」

聞かれたときのために考えておいた答え。でも、やっぱり嘘をつくのは胸が痛い。

「入っていいよ。」

俺は、そう言って1人で先に中に入り、電気をつけに行く。後から、2人が続いてくる。

「荷物は、好きなところに置いて。好きなところに座っていいよ。」

俺は、台所に行き、飲み物を支度する。

「ありがとう。」

犬が優しい笑顔を向けて言ってくる。なぜかうまく反応できず、無視してしまう。小人は、周りの物に興味津々で話にならん。何やってんだよ。さっさと座れ。そう思いながら、飲み物を出す。犬は、お利口に待っている。本当に犬だな。

 それからは、犬は数学、小人は英語をやり、俺は適当に課題をやる。わからないところがあれば教える形で、3時間くらい黙々と勉強した。たまに寝るバカもいたが(小人)。

 帰りは、途中まで送って行って2人と別れた。帰ってきて、片付けをし、またいつも通りに戻る。家に自分以外の人がいたというのは、すごく新鮮だった。でも、これがしばらく続くと思うと、少し疲れる気もする。あまり一緒にいると、深入りしてしまう気がして怖かった。信じれば信じるほど、裏切られたショックは大きいから。どこかで歯止めをかけないとな……。洗い物をしながらそんなことを思った。

いかがだったでしょうか?ハルとミウちゃんが出会いましたね!これですべての人物が顔見知りになりました。ここからどうなって行くのでしょう。次回は続きをサクの目線でお送りします。また、早く投稿できるように頑張ります!これからもよろしくお願いします!次回もお楽しみに・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ