表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
春、咲く。  作者: SeiKa
10/13

immeDiAte DeveLoPmenT ~siDe:サク~

はい!今回は前回のお話をサク目線で送りします。「は?同じ話?つまんな。」って思った人は、今回は読まずに次回を待ってくださいね。読んでくださる方は、是非サクの思いを感じてあげてください←暑くなってきましたねー。皆さん、体調は大丈夫ですか?湿気も出てきて、嫌ですねー。私も、家に帰ってまず、窓を開けるか、クーラーをつけるかしてますね。皆さん、体調管理をしっかりして毎日楽しんでくださいね!いつも読んでくださる方々、ありがとうございます。これらも温かく見守ってやってください。コメント・感想も待ってます。それでは、最後までお楽しみください。

 最近、何をしてもうまくいかない。色んなことが(おろそ)かになっている。何やってんだよ俺……。ミウのこともどうしようかな。別れた方が、ミウは幸せなのかな……。どうなんだろう。もう、やだな……。

「おい。」

ハルの声が聞こえるて、ふと我に返る。

「えっあ!ごめん!あはは。難しくてわかんなかった。」

やべ……何も聞いてなかった。俺はとりあえず、笑って誤魔化した。

「……今日は、もうやめよう。」

「え、なんで。ごめんって。ちゃんと話聞くから。」

「なんか思い詰めてるような顔してるし。そんなんじゃ頭に入らないと思うけど?」

「あ……ごめん。」

バレてたー……。俺、本当に嘘つくの下手すぎ。思わず、下を向いてしまう。

「なんかあったんだろ?」

「え、あ……大丈夫!ごめんね!大丈夫だから。」

「大丈夫なわけねーだろ。そんな顔して大丈夫って。強がれるよな。バレバレだよ。」

ハルが、ド直球に言ってくる。昔も今も、ハルは変わらないな……。

「……実はさ、俺、一つ下に彼女いるんだけど。」

俺は、少し間を空けて、重い口を開く。

「で、付き合い始めは、可愛いし、好きなのかもなーって思ってたから、なんとなく付き合ってたんだけど……」

あー。何言ってんだ俺。

「最近、ハルとかレンとかと一緒にいて、彼女より友達中心になってる自分がいて。あいつの彼氏でいる自信、なくなってきちゃって……」

申し訳ないな……ハルには、全然関係ない話なのに。ハルは黙ったままだ。

「デートとか、手繋ぐとか、一緒に帰るとか、抱きしめるとか、キスするとか。カップルがすることは片っ端からやったんだけど、”可愛いな”って思うだけで、ドキドキしたりとか、“好きだな”って思ったりはしなくて……“まあ、こんなもんかな”っていう感じだったていうか……。」

俺はだんだん、下を向きながら言う。俺、本当にバカだな。これじゃあ、ミウにも失礼だよな。でも、本当のことだし……ハルは、何て言ってくれるだろうか。俺は、ハルの返事を期待してしまう。

「……友達を優先することは、悪いことじゃないと思う。」

えっ……。俺は、ハルの顔を見る。

「相手がどう思うかじゃないか?いいか悪いかは相手が決めることで、優先する理由があるなら、それはそれでいいと思う。」

あ……この感じ。どっかで……前にも同じことあったな……。すごい安心する。声のトーン。言葉の速さ。落ち着きのある雰囲気。ハルは、目をそらしたままだけど……あのときも、そうだったな。

「だから、あんま1人で溜め込みすぎない方がいいと思うよ。」

ハルと目が合う。そうだ……この目。真剣で、力強くて、優しい目。そうか。俺は、この目に惹かれたんだな……。

「ハル……。」

思わず口から出てしまった。

「……そういうお前を好きって言ってくれるやつもいると思うよ。」

俺は、何も言わずハルの顔を見る。優しい。優しすぎて、何も言えない。ハルは、冷たいように見えて、本当はすげー優しくて、誰よりも思いやりがある。言葉足らずのときもあるけど、それでも相手に対する思いは変わらなくて。誰よりも一生懸命で、誰よりも優しい。あのとき、俺はそんなハルを好きになったんだ。

「だから、1人で思い詰めんなよってはな……。」

俺は、無意識にキスをしてた。唇を離したあと、自分の心臓の鼓動が早くなっていて、自分の顔がほてっていることがわかる。ミウとするよりも、ドキドキしてる……俺、本当に……。

「……ごめん。」

俺は、何も言わず謝る。ハルは、俺のことを見るだけで、何も言わない。

「あ……いや、大丈夫。」

ハルが反応する。大丈夫……なわけねーよな。でも今、ハルに俺の気持ちをちゃんと伝えたい。

「俺……」

長い沈黙が続いて、俺がいきなり口を開く。ハルは、驚いて俺を直視する。

「俺、ハルのこと好きだ。」

俺は、じっとハルの目を見る。ハルは、目が泳いでいて、すごく動揺している。

「初恋……なんだともう。」

俺も、少しずつ落ち着いてきて、自分の言動を恥ずかしく思えてきて、また下を向いてしまう。

「……誰に?」

「ハルに!!」

ハルの言葉に、少し強く反応する。あー……超恥ずかしい。俺は、顔を赤くした。ハルの反応はない。

「俺と、付き合って欲しい。」

俺は、真っ直ぐハルの目を見る。でも、ハルはすぐに目を反らす。

「……ごめん。」

ハルは小さな声で、下を向いたまま返事をする。そうだよな……。俺は、何言えず、黙ってしまう。

いかがだったでしょうか?サクの思い、届きましたか?w書いてて、私も少し恥ずかしくなっちゃいました・・・w。さてさて、次回はストーリーが続きます。また、ここでハプニングが・・・!まあ・・・それは、次回ということでw。これからも、頑張ります。夏も、もうすぐ!皆さん、水分補給をしっかりして、Enjoyしてくださいね(*^O^*)これからもよろしくお願いします。次回をお楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ