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ロードバスターズ  作者: 碧衣玄
祖父救出編
9/40

激動の日

「では確認出来まして……はい……了解です」


「あの僕たち、これからどうなるんですか?」


「リリルム中央署に身柄を引き渡されたのち、確認され次第、クラッティス警察統一所に護送され、事情聴取や最終的な身分確認などを経て、晴れて家に帰せるのだよ」


「それってどのくらい掛かるんですか?」


「まあ実は準備がしてあってね。スムーズにいけば夕方には終わるかな」


「セリオ?」


「あっ、ごめん。ムロに電話できないなって」


「いいんじゃない?ちょっとしたサプライズで」


「ミカノ……サプライズって不謹慎だよ!」


「エヘヘ」


「ミカノ、セリオ、そろそろ時間だ……ジンさん身体は大丈夫ですか?」


「なーに、帰れると思ったら何ともぞよ」


「では行きましょうか」


 リリルム中央署に移動した一同は、様々な手続きや確認を経て、クラッティス警察統一所へ移動したのだが、そこで驚きの事実を知る。


「ムロが……入院!?」


「何があった!?」


「詳しくは解らない。ただ、ムロ君は犯人の顔をハッキリと見ているから、手がかりが無いわけではないがな」


「供述出来てるって事は生きてるって事だから心配はいらないな」


「それで、ムロとは会えるんですか?」


 ミカノが質問する。


「うん会えるよ。でも……カズマ君、ジンさんをさらった犯人が、君から通報を受けてから十分で居なくなってしまった。誘拐犯を詳しくは見ていないのかい?」


「リリルム中央署の刑事さん達にも言いましたけど、俺は逃げることで精一杯で詳しくは見ていません」


「そうか。ジンさんも詳しくは記憶していないと言うしな」


「ムロ……」


「終わったら会えるよ」


「こちらからの質問と確認は以上です」


 ミカノ、セリオ、カズマがクラッティス警察統一所から出てきたのは、それから三十分後だった。


「みんな! こっちじゃ!」


「ジンさん!」


「話は聴いていたよ、ムロの入院している病院に行かないか?」


「はい!」


 ミカノが真っ先に返事した。


「それでは行こうかの」


 一同は夕陽が沈みかけている中、ムロの入院している病院に向かった。


※ ※ ※


「殺せなかった。でも、次こそは」


 男が武装石を照らしていた。

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