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ロードバスターズ  作者: 碧衣玄
捜査協力編
29/40

平穏の終わり

「もういいのかい?」


「あんまり見てると辛いからな」


「……信じたくないよね」


 ムロ達は、ジンの遺体と対面して病院を出た。


「悲しいのは分かるけど、素直に受け入れて笑顔で送ってあげなくちゃ」


「……お前を見てると、不思議と笑顔になるよ」


「そう?」


 ムロたちがクラッティス警察統一所に着くと、所内が騒然としていた。


「あれ……誰もいないぞ?」


「あのー、誰か居ませんか?」


 セリオが呼び掛ける。


「…………返事は無しか」


「様子がおかしい気がしないかい?」


「……俺も同感だ……」


 普段は聞き取れない時計の針の音が不気味に聞こえてくる。


「……ミカノ……オレから絶対に離れるな」


「……うん」


「セリオ、カズマ、先へ進もう。イヤな感じがするんだ」


「ああ……」


「分かったよ」


 ムロ達は受付を抜けて、奥にある取調室に向かった。


「セリオとカズマは隣の監視室を頼む」


 ムロが取調室、カズマが監視のノブに手を掛ける。


「……せーの!」


「……突入!」


 ムロとカズマが同時にドアを開けた。


「誰ぇ?」


 取調室に女性が居た。


「それはこっちの台詞だ」


「誰ぇ? 名乗ってよ~」


「……断る」


「残念、名乗れば見逃したのに~」


 女性が武装石を取り出す。


武装石それを何処で手に入れた!」


「貰ったのよ。戦争をしろって」


「誰から……」


「名乗らない奴には教えな~い」


 女性は武装石を発動させた。


「ミカノ! 下がれ!」


 ミカノがドアから離れる。


「驚かないのぉ? 面白くないな~」


「見たところ、武器なんて無さそうだし、身体のラインが強調されてて強そうに見えないな」


 女性の武装は鎧や防具というよりは、ピッチリとした競泳水着のようだ。


「やっぱり男の子は女性の身体が好きなのぉ~?」


「……悪いが、アンタは好みじゃねえ!」


 ムロが女性の顔を殴った。


「ヒドーイ……女性の顔を殴るなんて……」


 女性はムロを掴むと壁にぶつけた。


「……ね!」


 ムロをぶつけた壁にヒビが入る。


(なんて力だ!?)


「グラビティーショット!」


 ムロの身体が取調室の壁を貫通した。


「ムロ!!」


「邪魔だ!」


 ミカノが通路の壁に叩きつけられる。


「死んじゃったな~」


 女性が壁の穴から下を覗きこむ。


「ありゃりゃ……頬っぺから血が~」


「……次は腕か?」


 女性の右腕が切られる。


「右腕まで!?」


「……勝手に殺すなよ」


 ムロが武装して現れた。


「よくも頬っぺと右腕を~!」


「そんな掠り傷で怒ってたら戦争なんか出来ねえ」


「グラビティーショット!」


 女性が攻撃を放つが、ムロが剣で受け止めた。


「厄介だ。あんまりやられちゃ困る」


「止めな~い」


 女性が構える。


「無理矢理、地球に引かれんのは御免だ!」


 ムロが消える。


「何処だ!?」


 女性が辺りを見回す。


「なぁんだ……逃げたのか~」


「な……!?」


 女性のもう片方の頬も斬れた。


「次は左腕かな?」


「何処に居た!?」


「“此処に”居たぜ?」


「ふざけるな、消えていただろう!」


「そうだ“消えていた”」


「……まさか……姿を消せるのか!?」


「まあね」


 ムロが姿を消して女性の左腕を切りつけた。


「……このぉ~!」


 女性が激怒して闇雲に攻撃をする。


「おい!?」


「負けるかぁ~」


 女性が闇雲に攻撃をすることで取調室はおろか、隣の監視室まで壁が壊される。


「ムロの奴、空を翔んでいるだと!?」


「ムロは消えることが出来るんだ!」


「どうした?」


「だまれぇ!」


 女性がムロに、特大の力ををぶつけた。


「!?」


「いなくなれー!」


 ムロが受け止める。


「流石にキツイ……」


「ははははぁぁぁ」


「……つかうか……アレ?」


 ムロは押し潰されそうになりながら、剣を上空に掲げる。


「無駄~」


「くらえ!」


 ムロが剣先から光の刃を出現させた。


「……!?」


 光の刃は女性の眉間寸前で止まった。


「……答えてもらうぜ……目的を!」

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