表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロードバスターズ  作者: 碧衣玄
祖父救出編
2/40

列車熱戦

「勢いよく街を出て早三日、手掛かり無しだ」


「ムロ。らしくないよ」


「テレビでもラジオでも、最新情報は無く安否が心配されます、だけだもんよ」


「きっと警察が情報規制してるだけだろう」


「カズマ、そんなに警察が信用ならないのかい?」


「犯人候補に警察官が挙がっている以上はな」


「疑うも正解……信じるも正解、か」


「それは?」


「誘拐されたジンさんが昔、言ったんだ……信じれば道は叶うって」


 セリオがカズマに語った。


「信じれば道は叶う?」


「ん~、僕の解釈は〝道って言っても色々ある……夢、希望、心とか想い〟とか……?」


「お前考えてるだな」


「疑うも正解……信じるも正解。信じれば道は叶う。深いな、あいつの爺さんは」


「僕は信じるよ!」


「俺も、セリオなら信じてみようか」


「何だよセリオ! いつの間にカズマと意気投合してたのか!」


「お前より、よっぽど理解がいいからな」


「!?」


「なんか臭わない?」


「ミカノ、香水でもつけたのか?」


「アタシは使わないわよ!?」


「セリオとカズマはどうだ?」


「ごめんよ、僕には分からないや」


「悪いが判ってしまった」


「なんだよ?」


「……火薬の臭いだ」


 カズマの返答と同時に、二人組の男が現れた。


「この車両は頂いた! 逃げようにも他の車両は切り離したから無駄だぜ!」


 男のひとりが、ダイナマイトを取り出した。


「てめえ達には人質になってもらう。ダイナマイトは最後の仕上げに使う」


 もうひとりの男が淡々と目的を話した。


「ウワー!」


「きゃー」


「あー!! 」


 他の乗客から悲鳴が沸き上がる。


「トレイン・ジャック!?」


「アタシ死ぬの!?」


 セリオとミカノが脅えてしまう。


「そこの小娘、来い」


「えっ!?」


 淡々男がミカノを呼ぶ。


「ミカノに用か!」


「俺達は別に列車が欲しいわけではない。欲しいのはカネだ。そのために小娘が有効なのだ」


「どういうことだ!」


「キサマに用はない」


 淡々男がムロに拳を喰らわす。


「グッ!?」


「ムロ!!」


 ムロが床に倒れてしまう。


「嫌! やめて!」


 淡々男が無理矢理ミカノを連れていった。


「おい赤毛のガキ!」


 ダイナマイト男がムロの顔を覗く。


「悪くはねえが……」


 ダイナマイト男がカズマを見る。


「……青毛のガキ……来やがれ!」


「いいだろう」


「カズマ!?」


「心配は要らないさ」


 カズマはセリオに言うと、男に付いていった。


「カズマのヤツ、オレには一言もなしかよ!」


「大丈夫?」


「おう。そんなことよりも助けにいくぞ!」


「無茶だよ! あんな奴等に、子供の僕たちが敵うわけない」


「信じれば、道は叶う。だろ?」


「だけど」


「オレは、こんなとこで立ち止まってる訳にはいかない。オレの目的は爺ちゃんを助けることだからな!」


「わかったよ、僕の命を預けるよ」


「ありがとな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ