ヤンキーがやってきたの巻
ヤンキー系ですが、メインは美少女なので、あんまり、
怖い系じゃないです。
「ちょっと、あれ?!」
「え?超美人じゃん!」
「だれだれ?ここヤンキー校だよ?」
「めちゃめちゃ可愛い」
「ナンパでもしてこようかな」
「ww喧嘩でもうるか?」
一気にみんな窓を見始めた。それにしても美人。髪がサラサラしていて、いい匂いがしそう。
学校中の女子や男子が、その美少女の所へ走った。
あ、俺、矢崎 竜。3-B組の暇人です。就職なんて全然考えていまっせーん!
ま、単なる、馬鹿。でも喧嘩や運動は勝てる自身はある。
勉強できない俺が進学したこの高校、通称ヤンキー校。みんなそう言ってる。
そして、俺の親友、奏詩 新太。学校一のヤンキー男子と言われていて、また、それが
イケメン。しかも勉強できるわ、運動できるわ、なぜここに居るのかはまだわからない。
だけど気があうし、仲が良い。
「奏詩様、窓をご覧下さい。あの女が・・・・」
「おい、矢崎、やばいことになったぜ。」
そう、言ってきた新太、俺と新太、その美少女のところに駆けつけた。
てっきり、その美少女がやられてると思ったら、逆に、やられていたのだ。
しかも、この学校の四天王の1人、堺 優貴に。
その美少女は、優貴に「女に手出すとか、ありえませんわ。」
美少女は結んでいた髪の毛をはずし、睨んできた。カールがかかった長い髪の毛だ。
「やるなら誰でもかかってきなさい!私は、ここの学校でてっぺんを取る女よ。」
最後の一言が生徒に響いたのか、女、男、かかわらずにその美少女にかかっていった。
周りにいた皆は絶対美少女が負けると思っていた。
俺もそう思っていた。
すると、その美少女が蹴り一発で10人はやっつけた。一瞬のように
戦いは終わってしまった。
戦ってない人たち、俺も含めて「すごい!」
と、声をかけた。
すると黙って髪を結び直し、黙って学校へ向かっていった。
なんだったのあいつ。すごい技を持っていた。
新太を見ると、「あいつ、マジで学校一になるかもしんねえ。」
そういい先に行ってしまった。
〈1〉 お嬢様は伝説のヤンキー?
ガラッ!ドアが開きセンコーが入ってきた。
「おい!授業始まるぞ。だがその前に転校生がやってきた。入ってきなさい。」
すると、あの美少女ヤンキーがやってきた。
「紹介しなさい。」
みんな、美少女の方を見た。
「あ、私、本郷 百合と申します。よろしくお願いします。」
さっきの性格とは全然違う、地味なお嬢様タイプだった。
すると男子が「うぅーかっわいい♡」などとさっきのことを忘れたような言い方だ。
「んじゃ、奏詩の隣で。」
センコーは手を指した。百合は歩いて、奏詩のとなりへ行った。
すると、小声で「久しぶり。ちょっと後でいい?」
「いいけど。」
俺には聞こえた。
「久しぶり」って。
奏詩と百合って何の関係だ?
授業が終わるまで疑問に思った。
百合が奏詩と話している所へこっそりついていくと、
盗み聞きした。
「久しぶりだな。あんな荒れてたのに。」
「いやいや、奏詩こそ、荒れてたじゃん。」
二人とも笑った。
「なんでここにきたの?ヤンキーやめんじゃないの?お嬢様の令嬢だし。」
「え。だってつまんない生活にあきあきなんだもの。」
「お前らしいな。」
「ってあんた誰?」
っていうと、俺のめの前に百合の拳があった。
「うわ!」
「なーんだ、竜かい。」
奏詩が言った。
「あなたが、奏詩の友達の竜君?」
「そ〜だけど。」
こう、近くでしゃべると、とっても綺麗な顔をしている。
「ね、お前らどうゆう関係?」
すると二人は黙った。
すると奏詩が「実は・・・・俺ら、中学一緒で、コンビ組んでた。」
え?っと思った。学校一の奏詩と最強の百合がコンビ組んでたとは。
強すぎじゃないか。
だから、奏詩が「マジで学校一になるんじゃねえか。」
とか言ってたんだ。
「あと、もう一つ、百合は財閥のお嬢様なんだ。」
「え?お嬢様?がヤンキーなの?」
「うん・・・・そうなの・・・・・」
ええええええええええええええええ??おかしいでしょ。お嬢様がヤンキーなんて。
ずっと驚いている。おかしいわ。wwww
「実は、私家出してきてこの学校にいるの。だから竜君、奏詩、手伝って!私のボディーガードに
なってくれない?」
「俺らが?」
「あぁ、もちろん。百合の頼みだったら聞くよ。」
「二人ともありがとう。で、早速、奏詩、家泊めて。」
「いいけど、竜もくる?」
「え?いいの俺まで・・?んじゃあ行く!でも親は?」
「あぁ、うちの親、俺が小さい頃に俺を捨てて、祖母に育てられて、今は1人暮らしだから構わないよ」
「そーいうことで。じゃあついてきて。」
「って百合がいうな!!!!!!」
「へへへ(*´∀`*)」
こうして三人ヤンキー暮らしが始まったのである。
(2) 3人家族?
学校から15分歩いたところにある1つのマンションがあった。築35年ぐらいの少し古いアパートだ。
「そこの205室。」
ドアを開けるとすごい綺麗に整頓されていた。
「キレーじゃん」
俺が言うと照れながら奏詩が「まぁーな」
と言った。
すると勝手に「あそこ私の部屋ね。入んないでよね」
と言って部屋に入ってしまった。
「え?」
「www百合らしいな。」
そういい、時計をみると6時を過ぎていた。
「夜飯でもつくるか。」
奏詩が冷蔵庫から卵とケチャップと野菜をだし、たいていたご飯を出し、
フライパンで焼き、卵をのっけて、ケチャップをつけた。
「へー。美味しそうじゃん!さすが私と組んだやつね。」
「え・・・・奏詩ってそーいうタイプ?意外!学年一のヤンキーが。」
「まーとりあいず、食べてみてよ。」
「いっただきマース」
そういい、食べるとかなり美味しい。
「うまっ!最高!」
「うちのシェフの料理なみよ」
「こらー。お世辞いっちゃって。」
「お世辞じゃないよ。マジうまい。」
「ホント?」
「うん!マジうまい」
「明日はなにを作ってくれるのかな?」
百合は奏詩に輝きの目を見せた。
「明日は、どうしよっかなー」
「えーと、カレーがいい!」
「私、チーズホンデュだっけ?ドロドロしたやつがいい」
「異様だなw」
そういい、夜まで話が続いた。
ー次回に続くー