黄金の鳥かご
カッシュール
29歳の忠犬の大隊長
その魔法の腕は卓越しており見るものを魅了させるとまで言われている
「カッシュール!」
ディランはそう叫び振り返る
ディランの目の先には
見るだけで目を傷めそうな金髪のイケメンが空中に立っていた
カッシュールはそう言い空中からゆっくり降りてくる
「すまない、国王一家の避難に時間を食ってしまって、遅れた」
「それと、どうやら魔法を阻害する何か結界の様なものが張られてるらしい」
カッシュールはそう言いディランとマリベルの隣に立つ
「えぇ、なんでお前魔法使えんの…?」
ディランが変な物でも見るような目でカシュールに聞く
「ん?こんなの僕には関係ないからね」
カッシュールはそう言い
「ははは!フラムメ王国最高戦力全員がそろうとは!、今日は不幸ですね」
そう言うスーツの男の右腕は【黄金の楔】に貫かれていて、身動きが取れない状態だった
そして左脇に抱えた魔法使いは背中に【黄金の楔】が刺さっていた
「これだけはしたくなかったですが、仕方ありません」
スーツの男がそう言うと右腕を無理やり動かそうとする
「やめとけ、カッシュールの魔法は強力だ」
ディランはそう言いスーツの男に近づく
「私は城下町のブランたちの援護に回る、あとの事は頼んだぞ」
そう言うとマリベルは闘技場の吹き抜け部分から飛んでどこかに消えた
「あいつ、あっちは保育園の方じゃないか?」
ディランはマリベルを見ながらそう言う
するとスーツの男は力いっぱい腕を引っ張ることで【黄金の楔】の拘束を解く
がその腕はひどく損傷しており右腕は一目見ても使い物にならないものとわかる
スーツの男はそのままその腕から溢れた血を左脇に抱えた魔法使いの男に飲ます
「何をする気だ」
ディランは急いでスーツの男に急いで近づく
が時はすでに遅く血を飲んだ魔法使いの男は呻く
「下がれディラン!」
カッシュールがそう叫ぶと同時にディランが壁に激しく打ち付けられる
「いてぇなぁ…」打ち付けられた壁の中からディランが出てくる
「休憩かディラン!」カッシュールが叫ぶ
スーツの男はまた水の中に消えていく
「これ以上ここに残ると本格的に危ないので私はこれで失礼させてもらいますよ!」
そう言い切ると同時にスーツの男は水の中に消えていく
「まったく生意気な後輩だぜ…」ディランはそう言い頭に乗った瓦礫を払う
「見た感じBランクだね」カッシュールがそう言い複数の魔法陣を背後に展開させる
カッシュールとディランの目の前には25mはあるだろう巨人が立っていた
「被害が出る前にさっさと片づけるぞ」
ディランはそう言い巨人に向けって走る
巨人はディランに向かって腕を振り下ろす
振り下ろされた腕をディランは自分の剣で受け止める
が受け止めた衝撃で地面が粉々に崩れる
「おい!建築班の奴ら予算ケチりやがったな!」
そう言いディランの下半身は地面に埋まっていた
「あっははは!何それディラン!!」
咄嗟に空中に逃げていたカッシュールは腹を抱え笑う
「カッシュール笑ってないで何とかしろ」
そう言うディランに向かって巨人は攻撃の手を緩めない
「ごめんごめん!!少し時間が掛かったよ!」
そう言いカッシュールは右手を開きながら上から下に左手も開きながら下から上にし
まるで鳥かごの様な物を手で作り言った「第5階級魔法【黄金の鳥かご】」
カッシュールがそう言った途端カッシュールの背から無数の黄金の光が伸びて巨人を囲い空中に持ち上げる
「おい!なんで俺まで入ってるんだよ!!」
そう言いディランは巨人の腕をはじき返す
巨人は後ろに倒れる
「ごめんごめん!、多分結界のせいでうまく魔法が制御できないんだ!」
カッシュールがそう返事をする
「まぁいい、10秒で片を付けてやるよ」
そういいディランは前髪を掻き上げ剣を構える
それと同時に巨人が立ち上がる
ディランは剣を地面に指し巨人に向かって指で挑発をする
「ここなら本気で行ける」
ディランがそう言うと同時に巨人は咆哮しながらディランい襲い掛かる
巨人はディランを右足で蹴り上げる
がディランはその場で微動だにせず巨人の足を片手で制止する
「礼儀がなってないな」ディランはそう言うと殴る
すると巨人の足はディランに殴られた所から鈍い音がし明らかに骨が露出していた
怪物は悶え叫ぶ、そして負傷した足を引きずりながら後退する
「どうだ巨人、今お前の目の前にいるのは明確な死だ!」
そう言いディランは地面に刺さっていた自分の剣を引き抜いた
巨人はそれを見て右腕をディランに振るう
がディランはその腕を片手で受け止め言う「受け入れろ、これが運命だ!!」
そう言いディランは剣を振るう
剣からは斬撃が飛び、その斬撃は巨人の首と胴を別れさせた
がその斬撃は留まることを知らずそのまま進みカッシュールの【黄金の鳥かご】を切り壊し
後ろに合った山を8割方崩壊させやっと止まる
「あー!!ディランさん、また山壊した!!」カッシュールはそう言いながら【黄金の鳥かご】を解く
ディランは頭を掻きながら言う「うるせぇ!お前の魔法が腑抜けてたからだろ!」
それを聞きカッシュールは心の中で考える「いやいや、第5階級魔法だとしても【黄金の鳥かご】の強度は生半可な実力じゃ傷一つつけれないよ、それこそ過去に壊したことあるのは二人だけだぞ…」
そんな事を露知らずディランは呟く「てか明日の大会どうしよ、会場めちゃくちゃだし」
「それなら僕が直しますよ!!」そう言いながらカッシュールは空中からゆっくり降りてくる
そしてカッシュールが指を鳴らす
するとボロボロだった地面はまるで生きてるかのように振動しゆっくりと修復されていく
「おっ!気が利くな!カッシュール!」
そう言いディランはカッシュールの背中をバンバンと叩く
「ちょ、痛い痛い!僕物理耐性はないんだから手加減してよね!」
最後まで読んでいただけましたでしょうか、読んでいただけたのなら幸いです。




