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クロユリの花が枯れる頃に  作者: ゆけに


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6/8

選抜当日

アンサル

26歳

もと忠犬の部隊員だが、怪我のせいで引退しており普段は雑用ばかりしている

「おはよう!今日も頑張って作業をするぞ」

マリベルはそう言い部屋のドアを開ける

すると目の前には床に倒れたルーリーとアノリスそれにブランがいた

目の前の机には綺麗に仕分けされた資料とその机の横で優雅にコーヒーを飲むディランと綺麗に焼かれたトーストを持ったマーブがいた

「お前たち…こんなとこで何してるんだ?」

マリベルは怪訝な顔をして床に伏せている三人に聞いた

がその三人が返事をすることはなく代わりにディランが答えた

「寝かせてやれ、昨日から寝ずに書類作業してたんだぞ」

マリベルはまたも怪訝な顔をしてディランに聞いた「寝ずにって…、なんでまたそんな事?」

コーヒーを飲みおえマーブの焼いたトーストに齧りながらディランが言う

「なんでも何も国王夫妻が見に来るんだから早いに越したことはないだろ」

「何言ってるんだ、国王夫妻の直近の開き日は六か月も先の事だろ?」

「だから今日明日と急いでやる必要はないはずだろ?」

それを聞いたディランが目を丸くしながら聞く「あれ!?そうだっけ?」

持っていた荷物を机の上に置きながらマリベルが言う

「あぁ、マーブが教えてくれたぞ」

「えっ!?、マーブ知ってたの!?」そういいディランンは自分のすぐ後ろに立っていたマーブに聞く

マーブは不思議そうに聞く「はい、知ってましたよ?」

「え?なんで教えてくれなかったの?」

「聞かれなかったので」

ディランとマーブがそんな会話をしてると地面で寝ていたブランが頭を上にあげる

「マジすかディラン大隊長…」

ディランはバツが悪そうに自分の頭を掻く「いやぁ…、早とちりしちまった」

「そんなぁ…」

そう言いブランは力なくまた地面を向く

「まぁまぁいいじゃないか後の事は私一人でやっておこう、今日はもう寮で寝なさい」

マリベルはそう言いブランの荷物をブランの鞄につめる

「あぁそうするよ」そう言いブランはゆっくりと立ち上がる

「それじゃ、俺はこいつら寮にぶち込んでから前線に戻るよ」

ディランはそう言いアノリスとルーリーを両脇に担いで部屋を後にする

「それじゃ俺も今日は帰らせてもぜ…」

「あぁ幸いあとは簡単な作業だけだ、任せろ」

そんな会話が終わるとともにブランは部屋を後にする



時がたち武道大会当日

城下町はいつも以上に熱気に溢れかえって屋台も所狭しと並んでいた

そして国民はみな闘技場へと足を運んだ


「長かったー!!」

ブランはそう大声でうなるように言う

「あぁまったくだな、会場の借り受け申請に参加者の確認、その他諸々」

マリベルとブランは闘技場の上方にある関係者専用室で話している

「勘弁してくれ、思い出すだけでも寒気がたつ」

そう言いブランはその身を震わす

すると関係者室のドアが開き男が入ってきてマリベルに耳打ちをしてまたどこかに去ってしまう

マリベルは服装を整えブランに言う「そろそろ国王夫妻が到着されるそうだ出迎えるぞ」

ブランはその言葉を聞くと急いで身だしなみを整える


「さぁフラムメ王国国民の皆々様!!今日は待ちに待った武道祭当日だぁ!」

そんな解説の声が闘技場全体に鳴り響く

その解説の声に国民たちは大いに盛り上がり皆歓声を上げる

「さぁ本日の大会はなんと、王都にできる新設部隊の入団試験も合わせたものだぁ!!」

「なんでもフラムメ王国の国外は我らがディラン大隊長率いる猟犬によって守護されておりますが!」

「今回できるのは、国内の治安維持を目的とした組織!!その名も番犬だぁ!」

解説がそう言うとまた闘技場内は大きく盛りあがった

「なんと!、今回その番犬の大隊長を務めるのが!若干10歳で軍に入隊し!、その後たったの1年でディラン大隊長から認められ、新設部隊の大隊長となる少女!人は言う!彼女は戦いの鬼だと!」

解説がそういうと共にマリベルは闘技場の選手専用入口から出てくる

「様になってるじゃないか、これであいつも大隊長としての自覚が持てるかな」

ディランはそう言い関係者席の椅子に座りながらそういう

「にしてもディラン大隊長、なんでマリベルを大隊長に推薦したんですか?」

ブランは不思議そうな顔をしながらそう聞く

「うちはディラン大隊長率いる猟犬とカッシュール大隊長率いる忠犬、この二つでこの国の全般は守られてるじゃないですか」

「何個か理由はあるが、まぁ、あの実力は他国にとって脅威だ、11歳であの強さなら今後あいつはもっと伸びる、そんなことが他国に知れ渡ったらみんなあいつをどう思う?」

「いい顔はしないですね」

「あぁ、あいつ自身の命の危険や、この国と他国との戦争の引き金になりかねん」

「だから、あいつを内に隠すんだよ、幸いうちの部隊はあいつ一人いなくてもどうにかなるしな」

「はぇー考えてますねぇ!」

「それと、リーベって言ったか?、あの子の母親になるなら、危険な前線より安全な後方だろ?」

「へー、ディラン大隊長も案外考えてるんすね」

「なんだよ案外って!」

そうディランとブランが会話をしているさなかマリベルは闘技場の中央で拡声器を持ちながら観客たちに問いかける

「本日は!私の、私達の部隊のためにお集まり頂きありがとうございます!」

「本日約2000名の候補者の中から500名を選出し新設部隊ののメンバーに致します!」


「2000人って結構減らしたんだな」

ディランが驚きながらブランに聞く

ブランは項垂れたようにディランの問に答える

「大変でしたよォ、2万人から2000人まで絞るのは」

「って言っても読み書きが出来るやつだけ残したら2000人になったんですけどね」

「そりゃまたなんで読み書きができるやつだけにしたんだ?」

「なんでも、報告書書く為とか国民の代筆のためとか色々と考えてるらしいけど1番は最低限文字ぐらい書けないと国民から貰ってる血税が勿体ないだそうですよ」

「はへー、よく考えてるんだなぁ」

「考えすぎですけどねぇ…」


「それでは!選手諸君!入場してくれたまえ!」

マリベルがそう言うと先程マリベルが入ってきた選手専用入口から2000人の多種多様な選手が現れる

その中には明らかに子供も入れば老人に耳の長い生物や肌に鱗が生えた生物、人間の形を成してない者までいた

するとマリベルの後ろから女が現れる

全身を黒いローブに纏い髪はボサボサで丸メガネだがその体つきはとても大人らしく出るところは出ていて出ないところはシュッと絞られていた

「ここからはわたくしアンサルが説明させていただきます!」

アンサルはそう良いマリベルから拡声器を貰い受ける

その後マリベルは入ってきた選手専用入口帰る

「今回集まりましたこの2000名が本日の選手です!」

「第一試合は30分後!一度に5組が5分間、一対一で戦い残った1000人を1次試験合格者とします!」

「1次試験合格者の1000人を明日の大会で戦ってもらい残った500名が晴れて!マリベル大隊長の新設部隊番犬に入ることが出来マース!」

「ルールは簡単武器は非殺傷武器のみ使用可能で魔法の使用は第5から10階級魔法のみOKです!、相手が戦闘続行不能または場外に落としたら勝ちです」

「また時間切れ、対戦相手の死亡または今後の生活に大きく支障が出るような負傷を負わせた際は両方失格になりますので時間内での決着をお願いします」

彼女はそう良い天を指さす

「あ、それと今回は解説は私アンサルが担当致しますが!、ななんと!今回の試験監督はマリベル大隊長はもちろんあの!ディラン大隊長も務めるそうです!」

「そして本日は特別ゲストとして国王夫妻がいらしてマース!」

そう良いアンサルは国王夫妻がいる特別室を指さす

闘技場にいた国民はみなその指さされた方を見る

そこには笑顔で手を振っていたバナウとシビア、それとシビアに抱っこされたナナンがいた

国民はその姿を見てまたも狂喜乱舞し喜んだ

「という事で!」

するとアンサルの表情がとても恐ろしくなり声も人を怖がらせるような声をして言う

「国王夫妻の前で不正をするものはいないと思いますが…、もしいた場合それ相応の罰が下されます」

そういい終えるとアンサルは先程の優しい顔つきに戻り声もまた可愛らしい感じになった

「それでは皆様会場の準備がございますゆえ!30分ほどお待ちになってください!」


「ひえぇぇアンサルちゃんの忠誠心は相も変わらずだねぇ…」

そう言いディランは席から立ちあがる

「あ、そう言えば、今回の選考者の中で怪しいやつが一人います」

そうブランが言うとディランはその場で制止した

「お前…、そんなの選考通すなよ…」

「仕方ないでしょマリベルが通すって聞かなったんだから」

そう言うとディランは頭を掻きながらため息を吐く

「てことなんで受験番号1205番は要注意ですわ!!」

ブランがそう言いディランの脇を通り抜け部屋から出る

「まったく…、何もないといいけどなぁ…」

ディランはそう言い部屋から出る


最後まで読んでいただけましたでしょうか、読んでいただいたのなら幸いです。

追記

しばらく更新がなくてすいません、パソコンの修理とゲームのストーリー制作に時間を割いておりこっちに時間が回せませんでした。

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