斜め45度の君
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:斜め45度の君
いつも電車に乗ってると、
気になる人を見かける。
「あ、あの人、今日も居る」
いつも正面からじゃなく、
横から、あるいは後ろから見る形になり、
その人を真正面から見た事は無い。
つまり顔を知らない。
横から見るときは、
顔が見えそうなものなのに、
つい何かが邪魔して…
例えば人の肩や、誰かが持ってるバッグ、
物の陰、そんなものにうまく隠れ、
見事に見たことがなかったわけだ。
「…なんか、ちょっと不思議な人だなぁ」
その気持ちが湧いてきてから、
俺のその人を見る目が変わってきた。
相手が男なのに
こんな気持ちにさせられる、
そう考えると、
ちょっと不思議を不思議に
上乗せしたような
今まで感じたことのない斬新を思う。
そんなある日のことだった。
その人が或る駅で下車して、
俺もちょうど
その駅に用事があったので降り、
その人について行く形になった。
そこまで来ると、
つい追い越して
なにげにその人を正面から
見てやろうかなぁ
なんて思ったのだが、
これがまた本当にうまい具合に
追い越せなかった。
人とのすれ違いや
何かを運搬している人が
向こうから来て追い越せなかったり、
またその人が結構歩くのが早く、
スピードからうまく追い越せなかったりと、
まぁいろいろ。
でも俺はその日、
その人をやっと正面から見たのだ。
その人が公衆のトイレに入った時だった。
俺も釣られるようにして尿意を催し、
そのトイレに入ろうとした。
でもそのとき瞬間的に考えたのは
『これであいつの顔がはっきり見えるかも?』
と言うことで、
押して開けるドアをそっと開いた時。
男「こんにちは」
なんとそいつは
まるで俺を待って居たかのように、
ドアに真正面に向き、
入って来た俺の目の前に立って居た。
顔がはっきり見える。真正面。
そいつはなんと俺だった。
その数日後、俺は。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=Cw5A86vZdnU
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サクッと読める幻想小説です(^^♪
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