第三話:ブランとノワール
まだ他の人の学習中、、、
あれ?誰だろう?私とノワールじゃん!
あれ?ノワールって誰だっけ?なんで忘れてるんだろう?
だって私のお、、、ねえ、、、ちゃ、、、
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私はバッっと起き上がる。
(あれ?なんだろう何か大事なことを忘れてる気がする。まあよくわかんないし、いっか)
(それで、前は彼女助けたし、次は悪役やるか。まず街に行って大量虐殺でもするか!)
彼女はやはり、狂っていた。
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私は森を出た。
(おっ、門が見えてきたぞ〜)
私は門が見えてくると透明化の魔法を使う。
「衛兵さ〜ん、不法入国者が隣にいますよ〜」
と小さな声で言う。
(楽勝だな〜)
なんて思いつつ門をくぐる。
その瞬間
「避難警報、避難警報、ただいまこの国に不法入国者が現れました。警報ランクSS級」
(なるほど、おそらく、侵入者の魔力を測り警報を出す装置なのだろう。面白いな。)
なんて考えていると、奥から魔法少女たちが100人近く出てきた。
(うわ〜めんどくさいな。多分S3人A10人B30人C60人って感じかな?)
するとおそらくSの中でも一番強そうな彼女が言う。
「みなさん、プランEよ!」
すると一斉に魔法が私に放たれる。
そしてふと奥を見ると前助けた彼女がいた。
(覚えてないだろうな。まあ記憶消去したし当たり前か。)
実は彼女に翌日になると記憶が消える魔法をかけていた。
(心変わりされて言われても面倒だしね)
考えつつ魔法を使う。
「Cansell」
その瞬間全ての魔法が消え去る。
「なっ!?」
そして私も魔法を使う。
「shutdown」
瞬間私の視界に入っていた約80名が意識を失う。
(残ったのはA級とS級だけか)
shutdownとは一定の実力に満たない者の意識を刈り取る魔法だ。
おそらくA級未満は実力が足りないと判断されたのだろう。
そしてA級たちが驚き固まっている間に攻撃すると残ったA級もほとんど意識を失った。
「残り5名か。S3人にA2人と」
なんて呟いているとおそらく一番強い魔法少女に声をかけられる。
「あなたは何者?そして、目的は何?」
(答えようかな〜どうしようかな〜とりあえず寝てる奴ら殺すか♩)
「しね♩」
瞬間、気絶している彼女たちが切り刻まれる、、、ことはなかった。
「なんのつもりかしら?」
(なるほど防御魔法か。全力じゃないけど防がれちゃった)
「邪魔だったから。ごめんね?」
と返しておく。なんか前に彼女を助けた時とは別人みたいだ。自分がね?
こんなノリノリじゃなかったし。もしかしたらこっちの方が向いてるのかも。
(とりあえずA級には寝てもらうか)
「sleep」
sleep最大2名を一時間眠らせる魔法。
「残りは、S級だけだね。ところでさっきの返事だけどただの魔法少女だよ。目的はないよ♩)
(まあ殺戮っていう目的はあるけど言わなくていっか)
そして、私はSの中でも強い2人の意識をsleepで刈り取る。
(再使用に30秒かかるのが難点だな)
「じゃあ残りは君だけだね?」
最後の1人に話しかける。
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視点変更
おかしい。あまりにもおかしすぎる。ありえない。
しかし私の脳はそれが事実だと私に語りかけている。
おかしい。確かに彼女は魔法少女だ。しかしありえない。
普通ならもう魔女化しているはず。
つまり彼女は悪いとも思わず。人を殺すことが人々を救うことだと思っているということだ。
“怖い”
そこで私の中には今までにないほどの恐怖が生まれた。
S級と1人で戦った時より。S級が5匹で攻めてきた時より。仲間が魔女になり手にかけた時より大きな恐怖。
気付けば私はこう口にしていた。
「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!どうか、命だけは!もう戦いません!どうか、どうか。助けてください!」
使命を放棄したい私はそう思ってしまっていた。そして私は徐々に魔女化する。
(あぁ、神がいるなら。私はあなたを恨みます。)
そう考えながら、私は意識を失った。
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視点変更
彼女に謝られてしまった。
しかし様子がおかしい。
そこで私は気づいた。
(あぁ、これが魔女化か)
彼女は使命を放棄しようとした。
「まあいいや救ってあげるよ」
そう言い放つと彼女の首を切り裂いた。
「よく、死は救済だっていうじゃん♩あれ?それだと悪役できてないじゃん!まあいっか♩」
なんて呟いていると誰かが向かってきた。
それを見て私は
「あれ?お姉ちゃんじゃん。久しぶり♩」
そう口にしていた。
(あれ?お姉ちゃん?私は一人っ子だし、この世界に家族もいないはずなのに、どうして?)
次の瞬間、頭に激しい痛みが迸る。
「あ“ぁ”?あ”あ“あ“あ”あ”あ“あ“あ”あ“!?」
(まずい、意識が飛びそうだ。早く家に帰ろう)
「っ、転、、、移」
「待って!ブラン!」
(なんか言ってるけどよくわかんない?)
そして家に転移した瞬間私の意識は闇に落ちた。
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視点変更
「はあ、どうしたものか」
一瀬蒼がS級になってから一ヶ月が経った。
(ブランのこともわからないしどうしようか)
彼女が考え込んでいると、誰かが扉をものすごい勢いで開けた。
「何?私も暇じゃないんだけど?」
嘘であるメチャクチャ暇である。
「すみません!不法入国者が現れました!」
「何?よくあることでしょ?それに門の前にはS級3人もいるし無問題でしょ」
「それが!その者はSS級なのです!」
「まじかぁ、ちなみに特徴は?」
「えぇ?えっと、145cm程の背丈、長い白髪、右が白左が黒のオッドアイだそうです」
それを聞き私は居ても立っても居られなくなった。
「わかった。すぐ行く」
そして私は、門の前に転移する。
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私がそれを目にした瞬間そこにあったのは喜びだった。
(ッ、ブランだ!」
そう思い私はいそうで移動する。
しかし私と目が合った瞬間ブランが頭を抱え叫び出した。
「あ”ぁ“?あ”あ“あ“あ”あ”あ“あ“あ”あ”!?」
「!?どうしたの?ブラン大丈夫!?」
私が声をかけるが、ブランには聞こえてないようだ。
少し落ち着いたと思ったらブランが転移の魔法を使った。
「っ、転、、、移」
「待って!ブラン!」
私は急いで声をかけるがブランには届かなかった。
これからも土日祝日は時間構わず出していきます。
まあ明日祝日だけど予定詰まってるんですよね。
休みの人いいなあ。
あとこちらも後書きは裏話書いていきます。