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ー法事は笑点大会?ー 前編


吉治の父の法事だった

勤勉で立派な人物だった

クラッシックを好みレコードを

コレクションしていた

豆腐屋の息子だったが

いつのまにか量産性となり

あれよあれよと工場勤め

ストレスのせいか

うちに秘めた性格の父は

日本人によくある癌で

60代半ばという若さで

亡くなった




はあはあ




清子「呼んで…名前、呼んで」


吉治「おまえ…」


清子「ちゃんと呼んで…

ピコ太郎って」


吉治「ピコちゃんでいいだろう」


清子「更年期で息切れつらたん」



ぴよぴよぴっぴーぴー


里見家はインコを飼っている



吉治「掃除もほどほどに

今日は実家に帰るのだから」


清子「掃除ハマりだして超つれえ

誰かとめておくれやんし」


吉治「綺麗好きは良いことだ

そろそろ出かけよう」


清子「はあ…

今回も麻婆豆腐だったらどうしようって、

思いません?」


吉治「ああ、親父の好物だったからなぁ

今回も間違いなく麻婆豆腐だよ」


清子「普通、寿司でしょう」


吉治「仕方ないよ、

かつては豆腐屋なんだから」


清子「あと

大量のマドレーヌ、貝殻が襲ってくるのよ!」


吉治「ポテヤギね、書かないと」



清子「あと

お義母さんの作る量はんぱないわけで

食べきれないわけで胸焼けするわけで

わかるかな〜?わかんねえだろうな〜?

もうアフリカの難民が救えるレベルよ?」


吉治「給食のおばちゃんだったからだろう」


清子「♬〜野犬になっちゃう

不憫な気持ちをあなたが

たくさん知るのよ〜♬」


吉治「チャラ!ヘッチャラ!

何が起きても気分は?」


ふたり「へのへのカッパ〜〜〜♬」


吉治「鯛を買って行こうか」


清子「デカ魚群来い!」


吉治「やめなさいパチンコの話は

せめて明日にしなさい」



清子「いーじゃん主婦の趣味じゃん

あ、助手席に猫の首枕置いていいですか?」



後編に続く

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