第六十話 すっぴん大会
「さあ始まりました『第三回すっぴん大会』決勝戦!! 実況は私、マダム・アツゲショー、解説はナチュラル斎藤さんです! どうぞよろしくお願いします」
「紹介あずかりましたナチュラル斎藤です、よろしくお願いいたします」
「では斎藤さん、ついに決勝ですが、どちらの選手が有利だと思われますか?」
「そうですね、二子玉川流子選手の三連覇が固いと業界では言われてきましたが、今大会では会留府森焼子選手が活躍しています。一概にどちらが有利とは言い難いですが、しかし、会留府森選手が未だ全力を出していないように思われます。彼女のすっぴん力がどれほどのものか、注意する必要がありますね」
「なるほど。おっ、そろそろ決勝戦開始です。仮面をかぶった二選手が登壇しました」
「決勝戦まで上がってくる選手となるとすっぴん力が非常に強力です。注意しないと死者が出る恐れがあります」
「おっしゃるとおりです。前回は競技場が業火に包まれました。二子玉川選手のすっぴん雨乞いの力がなければどうなっていたことか……!! おっ、審判が両選手に仮面を外すよう指示しました!」
「ついに静かな戦いが始まりますね。両選手、互いにすっぴん力を高めてきているはずです。サングラスのご用意を!」
「両選手、仮面を外しましたッ! まばゆい!」
「サングラス越しでも目がやられてしまう! ハイレベルな戦いです! さあどちらが勝つか!」




