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第五十七話 令嬢マドモワゼットとドンベルソマッソ

 ドンベルソマッソという言葉を思いついた令嬢マドモワゼット。執事のセバスチャンに披露しようと思うが、ドンベルソマッソが一体何なのかわからない。

 そこで、マドモワゼットは大学へ向かうことにした。

「これだけの教授、助教授、博士、半分奴隷めいた大学院生がいるのですわ、誰かドンベルソマッソについて知っていてもおかしくなくって?」

 彼女は『言語学研究室』という掛け札を見つけると、傘の柄でこんこんとドアを叩く。

 その後、豪快に体当たりを戸に食らわし、三回バク転を繰り出す!

 ズザーッ、とかっこいいポーズを決めて入室!

「教授! ドンベルソマッソについて教えくださらないかしら?」

「は?」

「こんなに地球上には人間がいるのですもの! わたくしが思いつく前にきっと誰かがドンベルソマッソをひらめいてる、そうではなくって?」

 研究室の一同は黙ってマドモワゼットを家へと帰らせた。

「……ということがありましたの」

「お嬢様。バク転はマットの上でなさいませ」

「そういたしますわ。ご忠告ありがとう、セバスチャン」

 そしてマドモワゼットが就寝する際、暇つぶしに古臭い辞書を開けてみると、

『ドンベルソマツソ【名詞】トンチキナルモノヲ婉曲的ニ表現スル言葉ナリ』

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