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店員(場末)「パーティは四人が基本。旅の安全の為にしっかりと人数を雇って下さい」


勇者「断る」


店員(場末)「パーティは四人が基本。旅の安全の為にしっかりと人数を雇って下さい」


勇者「私のつてで雇いました」


店員(場末)「パーティは四人が基本。旅の安全の為にしっかりと人数を雇って下さい」


勇者「定型文を繰り返す店員。どこまでも杓子定規な言い分は人間性を感じさせない」


魔法使い「私には、わかってて地雷を踏みに行く貴女の方が信じられないわ」


勇者「既に一人いるのに、加えて三人も雇えだなんて言われてもなあ」


勇者「儀式に要する人数が四人だと知っています。けれど、店から三人雇ってしまったら一人あぶれてしまいます」


魔法使い「余った人は北で木を数えさせればいいんじゃなくて」


店員(場末)「パーティは四人が基本。旅の安全の為にしっかりと人数を雇って下さい」


店員(場末)「三人雇っていただけさえ下されば、こちらとしては言うべき事はありません」


魔法使い「ありがとう理解したわ。お給金を渡しておくから適当に見繕っておいて」


勇者「ちょっと」


魔法使い「行くわよ。説明は後で」


勇者「権力に反抗したいお年頃」


魔法使い「非生産的な行動は慎みなさいな。あれはきっと理由があるのだから」


魔法使い「宮中から補助金が出る条件が絡んでいるか。もしくは、看板を守る意図があってか」


勇者「形だけ雇って体裁を繕うと。こうした雇用が経済を回します」


魔法使い「やっぱりわかってたじゃないの」



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