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魔法使い「とっても恥ずかしい」
勇者「とってもまいっちんぐ」
魔法使い「河岸を変えましょう。人が見てる」
勇者「こうして、私は自称魔法使いに人気のない場所へ連れられるのでした」
勇者「どうでもいいけど、漫画とかで主役やヒロインの人気がないと切なくなるよね」
魔法使い「私は純正魔法使いよ」
勇者「純正なのですか。サポート充実だ」
魔法使い「え、ええ」
勇者「純正品はしがらみの関係でお高いのでNG」
魔法使い「問題ないわ、私が高いのは気位だけ。大丈夫!」
勇者「っょぃ。(メンタルが)」
勇者「波瀾に満ちた旅。暗雲立ち込める旅路の幕が、音を立て緩やかに上がる」
勇者「さて、魔法使いさん。貴女のレベルはいくつ?地理に詳しい?」
魔法使い「女性のレベルを聞くのは無粋ではなくて」
勇者「質問を変えます。どんな魔物までなら倒せる、いや、倒せましたか」
魔法使い「ゴーレムぐらいならMPなしでもいけるかしらね」
魔法使い「地理は苦手。地図を持ったら崩れちゃうし」
勇者「魔法使いの白魚のような指が皮のよろいを摘み擦ると、指の合間から塵が落ちる」
勇者「っょぃ。(マジで)」




