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勇者「夜の道を街灯が照らす」


勇者「街灯は闇を追い出し未来を射した」


勇者「果てが見えた航海に私は出発する」


勇者「薬草一つ8ゴールド、ひのきの棒50ゴールド。これは私が生まれる前から決まっていた価らしい」


勇者「所持金100ゴールド。棒切れ一本と薬草がいくらか買える計算だ」


勇者「僅かな小遣い銭で王宮から追い払われ、歓楽街で訳知り顔のじい様を頼る」


勇者「場末の粗末な店にいるのは小国に似つかわしくない数のならず者」


勇者「彼らは武術の奨励を名目に集められた人達。私の共となるべく集められた人達」


勇者「勇者の家系の子供が15の年を迎える度に行われる儀式の参加者」


勇者「いまや、勇者の子孫を名乗る家は分家を含めるとゆうに100を越える」


勇者「毎年の如くあちらこちらで子供が15になってしまう」


勇者「法整備を重ね、現在は20年置きに代表を決めて儀式に臨むことになっている」


勇者「今回は私」


勇者「・・・・・・一応勇者本家だし」


勇者「儀式を終えると、正式に勇者の称号が与えられる」


勇者「つまり、そこいらに勇者がごろごろいるのだ」


勇者「そもそもが我が国の王の祖先自体が元は勇者の別家だ」


勇者「時代の流れで本家の上にのし上がった形になる。諸行無常」



全般的に短いです。

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