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月と花火  作者:
1/2

花火

花火だって考えるんです。


花火だって恋をするんです。

花火


私は一瞬で散ってしまう。

貴方に一番綺麗な所を見せて。


本当は知っている。


貴方の瞳に何時も映っているのは白く輝く(あのこ)だってこと。


本当は知っている。


……知っているんだ。だけど私は君の瞳に映ることを諦めきれなかった。


だから、今夜、私はたった一夜だけ、貴方の瞳に映ることが出来る。


その間は私の、私だけの貴方。

他の(なに)も見ていて欲しくない。貴方のその綺麗な瞳に映して欲しくない。


私は試行錯誤。


(あのこ)の面影を隠して。

月を見えないようにして。

月を忘れさせて。

月とは違う、大きな花を咲かせて、貴方の瞳に映りこむ。


……こんな貪欲な私を許してくれるのなら、後一つわがままを聞いてほしい。






(あのこ)昼間(いつ)でもみることができるでしょう?

だから………━━━━━━……………


『今夜は私だけを見ていて…?』

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