銀行爆発
はじめまして。マチヨケケスンと申します。現実ではあり得ないことを題材に書いていこうかな、と思っています。
これから完結まで、どうかよろしくお願いします。
人生初の、給料日。
アキラはお金を下ろすために妹のアスカを連れて、銀行へ行った。
「今日から我が家にもパソコンが来るのねぇ」
アスカの嬉しそうな声につられ、アキラもワクワクしてきた。
メーカーはどうする?ゲーミングが欲しい!と、いかにも兄妹な会話をしているうちに、銀行についた。とにかく一秒でも早く電気屋へ行きたい。ATMの順番が回ってきて、やっと引き出せると思ったが…
「…キャッシュカード忘れた…」
急いでいる時に、一番大切なものを忘れてしまった。
「超特急でとってくるからアスカはここで待ってて!」
アキラは銀行にアスカを置いて、駆け足で家へと引き返す。これから起きる悲劇など、知る由もなく…
空いた口が塞がらなかった。火が燃えている…銀行が粉々になっている。もはやそこに何があったのか、見当もつかない程に。
自分が、アスカを置いてきた。
「全部…お 俺の…責任だ…」
ゆっくりと、炎上する銀行跡地へと進んでいく。後ろから、到着した消防士が助けに走ってくる。
刹那、銀行は2度目の爆発を起こした。
一話目です。始めて小説を書くので大変でしたが、やりがいがあっていい趣味だと思っています。
次は、遂に異世界に入るというところまで行きます。次回もよろしければ、読んでいただければ、とても嬉しいです。