表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Gray  作者: 紅乃
8/8

gray story.1-07 ニヒルに笑え

以下、喧嘩(?)内容。※三人は終始笑顔です。


「なんでキミがついてくるのさ」

「なんでキミがついてくるのさ」


「あら、ついてきてはいけませんの?」


「邪魔なんだよね邪魔。もう視界にも入れたくないくらい」

「邪魔なんだよね邪魔。もう視界にも入れたくないくらい」


「あら、失礼ではありませんこと?レディーにむかって」


「キミ性別女だったの?初耳」

「キミ性別女だったの?初耳」


「あら、失礼ですわねこのヤンキー双子」


「うるさいこの高飛車女」

「うるさいこの高飛車女」


「あら、女と認めてくださったの?この自己中双子」


「だいたい邪魔なんだよ僕らが楽しく灰色と登校してたのに」

「全くそうだよレイ」

「ねぇアル」

「あはははははは」

「あはははははは」


「ちょっと!人のものに勝手に手を出さないで下さいまし!」


「は?誰が誰のものなのさ」

「は?誰が誰のものなのさ」


「灰色に決まってるじゃありませんか!」


「ちょっと!灰色は僕らの大事な玩具(おもちゃ)なんだから!」

「ちょっと!灰色は僕らの大事な玩具(おもちゃ)なんだから!」


「違いますわ!私の玩具です!」


………いいかげん怒ろうかな☆

はっ!!キャラが崩壊してきた!!

僕は唯一の突っ込み役なのに。

そうだよ。

どうせ途中まで期待したさ。


三人は喧嘩をしていたのに、いつのまにか話題を変えていた。


「えぇ、そのときの灰色の顔ったら!うふふふふ」


「いいなぁ。今度やってみよ」

「いいなぁ。今度やってみよ」


…何の話だおい。


しばらく互いが変な自慢をして今度やろ、という会話をしていたのだが、皐月が突如こちらに話を振ってきた。


「それよりいいんですの?入学式はでれませんでしたけど、一時間目がありますのに。…あら。いつのまにか私達以外誰も廊下にいませんわね」

わざとらしく。


それを聞いて青ざめた灰色の顔を見て、三人はニヒルに微笑んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ