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元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営 ~固有スキルスーパーバイジングは最強でした~  作者: 橘 弥鷺


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17/20

14-今でも特別な存在

こんにちは橘 弥鷺です。


元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営に、ご興味をいただきありがとうございます。

お読みいただければ幸いです。


尚、前作の完結しておりますSTRAIN HOLEもあわせて、是非、お読みいただければ、うれしく思います。

STRAIN HOLE

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/

 となりの席に座った少女たちには、聞こえないように口元を隠し、ルイガノが小声でアルトとミーナに話を切り出した。


「たぶんあのふたりの士官は、元貴族のご令嬢で間違いないと思うけど…… 」

「兄さんどうしたの? もったいぶらないで早く言ってよ 」


 話の続きを言いよどむルイガノに、ミーナが催促するように声をかける。


「ミーナとアルトは気がつかないのかい? ロールス王族直系の証はなんだった? 」


 ルイガノは気がつかないミーナとアルトに逆に尋ねる。アルトの記憶をたどっても、そんな記憶があるわけないと早乙女は悟りルイガノに尋ねる。


「ルイさぁオレたちがわかるわけないだろう」

「アルトと一緒にしないでよ~ えーと貴族だから魔力が多いとか後は…… なんだっけ? 」


 ミーナは、アルトに抗議しながら答えたものの、ミーナも詳しくは記憶にない。ルイガノはふたりに残念な視線を浴びせながらも、すでに王家は解体され10年も経過しているから仕方ないとぼやきながらふたりに説明する。


「髪色だよ銀髪の…… あの令嬢のひとりはたぶん元王族のひとりだと思う」

「なら、元お姫様! てゆーか今もお金持ちならあんまり変わらないかぁ いいなぁわたしもお姫様になってみたい! 」


 ミーナはうらやましいと言いながらスイーツをパクパク口に運んでいる。ミーナも一般市民の中では裕福な家庭に育っているので、お嬢様の部類ではある。


「でも、なんでそんな令嬢が軍で、しかも士官どころか今ではあまり意味をなさない騎士階級なんだ? 」


 アルトが素朴な疑問をルイガノに質問ぶつける。


「推測に過ぎないけど、王族は皆、騎士爵位を持っていたからその過去の慣例に習ったとかじゃないかな、僕たちと同世代は姫ひとりしかいなかったはずだから、その姫かもしれないね。こっちじゃ自由に街を歩けるんだろうけど、今でも首都の街じゃあんな風に食事するのも大変なんじゃないかな? 」


 民主化して10年が経過した。元々ロールスの首都から離れたこの自治区での王族の認知度は低いが、王家の住む首都では、今なお街を歩けば好奇の視線を向けられる存在であるとルイガノはふたりに説明する。


「ロールス王国は王族から民主化を導いてその責任を真っ当してるし、王家の支持率は高かったからね」

「確かに民衆が声を揚げた訳じゃないから今でも人気ってことか」


 アルトがそう言って物思いに更けると口角が上がり企んだ顔をするとミーナに視線を向けて口を開く。


「ミーナハンカチ貸してくれないか? 」

「え、いいけどはいこれ…… もう大人なんだからハンカチくらい持ちなさいよ」

「ありがとう。自分のハンカチじゃ意味がないんだ」


 アルトはそう言ってミーナからハンカチを受けとる。ミーナのハンカチは淡い青でレースがあしらわれた女性らしいハンカチだ。アルトはハンカチを見て満足そうに頷き席をたちトイレへと向かった。


「やっぱトイレじゃん。まだまだ子供だよねアルトは」


 ミーナがそう言っている間にアルトはトイレから戻ってきて、騎士の少女たちが座る席にさしかかるとミーナから借りたハンカチを少女たちの死角で落としてもう片方の腕を伸ばして拾い、わざとらしく声をあげる。


「あれ、ハンカチが落ちてるなぁ」


 そして周囲をキョロキョロしてから少女たちへと声をかける。


「もし、ハンカチを落とされていませんか? 」

「ずいぶんと女の子に声をかけなれているよねー 」

「アルトだからね」


 ミーナは抑揚のない声出し、半眼でアルトを見ている。その言葉にルイガノがどうということはないように返答する。アルトは少女たちと何度か会話をしてからうやうやしく頭を下げて名を名乗りはじめるのを見てルイガノが声を漏らす。


「アルトは何をするつもりなんだろう」

「さぁふたりともかわいいからお近づきになりたいんじゃない? 」


 ミーナはつまらなそうに返答しグラスの飲み物をストローで飲み干しわざとらしく音を立て不満を露にする。アルトはふたりの少女に何かしら話しており、話がついたようで、ふたりの少女がルイガノとミーナに視線を向けて会釈をする。ルイガノとミーナは何故会釈をされたかわからないまま会釈を返した。アルトはそのままウェイターに声をかけて、何か依頼するとウェイターが了承し席をつくりはじめる。アルトはルイガノとミーナに歩み寄り、ふたりに声をかける。


「ふたりとも仕事で来たらしい。良かったら一緒にって誘ったら良いっていうからそっちの席に移るぞ」

「何それ聞いてないよ! 」

「言ってないからな」


 ミーナは、慌てて手ぐしで髪を整えたり、服装を整えたりと忙しそうだ。その様子を見て銀髪の少女がミーナに声をかける。


「そんなにかしこまらないでください。せっかくお声をかけていただいたので、ぜひダンジョンのお話や下界のお話をお聞かせください」


 銀髪の少女気さくにミーナに話しかけ、ミーナはその少女整った顔立ちにも関わらずどことなく愛らしい雰囲気にすぐに好感を感じた。


「これがお姫様の実力なのかしら」

「はい? 」

「いえなんでも…… 」

「あらためまして、わたくしはロールス共和国軍教導隊准尉のアーリエ・リッター・アードリゲと申します。まだ新米士官ですのであまりかしこまらないでくださいね」


 アーリエが名乗りハニカミながら人懐っこい笑みを向け、ミーナに手を差し出す。ミーナがその手を見てからアーリエの顔を見るとアーリエは変わらず笑みを浮かべており、握手を求められていることにミーナは気がつき慌てて手を握り名乗る。


「あ、どうも探索者組合ワールドトレックのダンジョンのデイリートレックを運営担当してます。Aランク探索者のミーナ・テノールです」


 ミーナとルイガノがアーリエとセナに挨拶し5人が新たに用意されたテーブルへとついた。アルトはいや早乙女は何のためにアーリエに声をかけたのか




お読みいただきありがとうございます。

次話も引き続きお楽しみいただければ幸いです。


前作のSTRAIN HOLEも何卒よろしくお願いいたします。

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/


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