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元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営 ~固有スキルスーパーバイジングは最強でした~  作者: 橘 弥鷺


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12/19

09-はじめての探索者組合自治区

こんにちは橘 弥鷺です。


元コンビニSV(スーパーバイザー)のダンジョン運営に、ご興味をいただきありがとうございます。

お読みいただければ幸いです。


尚、前作の完結しておりますSTRAIN HOLEもあわせて、是非、お読みいただければ、うれしく思います。

STRAIN HOLE

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/

 共和国首都から地下街道を走る寝台列車を使い、4日間をようして、探索者組合自治区の玄関口である代表都市へと到着する。代表都市とは、自治区の首都機能の役割をしているが、共和国からの街道の玄関口となるこの街を代表としているが、特にこの街が他よりも特別というわけではないが、街の名称も一般的には、そのまま代表都市やデリゲートと呼ばれることが多いが、探索者の中には、探索者組合のワールドトレックの管理しワールドトレックの本部がある街なので、ワールドトレックやトレックシティと呼ばれることもある。

 自治区最大都市は、自治区中央に位置し、唯一各組合のダンジョンコアを使用し、自治区となった10年前に作り上げた最大都市として中央学園都市がある。面積も商業規模もこの中央学園都市が、最大規模の都市である。代表都市は、立地的な理由で代表となっている。この代表都市にアルトも暮らす街である。


「ここが自治区の代表都市ですか…… 思っていたよりもキレイな街並みですね」


 寝台列車からスーツケースを転がしながらアーリエが降り立つ、街道は地下一階に繋がっており、駅も同様で、駅のホームからでも街の中心にある人工的に作られた滝が見える。


「そうですか? 街建物でひしめき合ってゴミゴミした街並みに感じますわ」


 セナがアーリエの後にホームに降り立つが、セナは少々疲れた様子だ。首都周辺はダンジョンコアの影響範囲に敷き詰めるようにして地上を適正環境に変化させている為、地上で生活するものが多い、特にアーリエやセナのような富裕層が、地下に行く理由もない為、自治区の街並みは新鮮で別世界に舞い込んだ気分になる。


「ふたりとも自治区庁舎に向かうから急げ!」

「了解しました! 」


 同行する監査担当士官に声をかけられふたりは敬礼して後をついていく。監査担当の士官は2名でアーリエとセナの4名はこの街の地上階にある庁舎へと向かう、庁舎は自治区とロールス共和国の合同庁舎となっており、共和国軍もこの街に一個大隊を駐留させている。共和国軍の大隊の人数は150人となる。自治区側が自治権を要求したわけではないので、共和国との政治的摩擦はないので、生活圏の面積が狭い自治区では不要に行政施設を作るわけに行かない為、合同庁舎として運用されている。アーリエとセナは初めて見る自治区の街並みに、キョロキョロと周囲を見ながら士官の後をついていき合同庁舎へとたどり着いた。アーリエたちは庁舎に入ると大隊長室へと案内される。


「数日の移動ご苦労だった。まぁ皆そちらへかけたまへ」


 大隊長室には、10人はかけられる会議室が併設されている。士官たちから座りアーリエとセナも座る。正面には、大隊長とその副官の女性が座る。


「改めてご苦労だった。自治区駐留大隊隊長のニセンだ」

挿絵(By みてみん)

 自治区駐留大隊隊長のニセンは、軍服の上からでも鍛えあげられているとわかる体格に、短髪の士官で20代半ばの男性だ。アーリエとセナが会ってきた上官の中で最も軍人らしい風貌をしている。


「ニセン隊長の副官を担当しております。セリカです」

挿絵(By みてみん)

 副官の女性はセリカと名乗り品良く微笑む。セリカは線が細く、軍人とは不釣り合いな妖艶さを纏った大人の女性だ。監査担当士官が各々名乗り、それにならい、アーリエとセナも名乗る。


「今月より騎士を拝命いたしました。アーリエ・リッター・アードリゲです。今回監査の同行命じられ同行させていただいております」

「同じく、セナ・ロータスです」


 アーリエとセナが名乗るとニセンの表情が少し緩み口を開く。


「キミたちがアーリエとセナか…… キミの父上たちには、新人の頃、世話になっていてな…… よろしく頼む」

「父と…… はいよろしくお願いいたします」


 アーリエとセナの父親に世話になったとあえて口にするのは二通りの人がいる。ひとつは過去の爵位制度を引きずり、アーリエの血筋を気にしているか、事実として父親たちと共にダンジョン探索していたかだが、ニセンは、アーリエが見ても後者だとわかるだけの貫禄があるし、軍服には階級章とは別に、騎士章を身につけている。今となっては、意味のない騎士章を律儀に身につけ、ニセンの年齢を考えると、下界でダンジョン探索騎士が行っていた最後の世代だと推測がつく。アーリエはそんなニセンへ憧れの視線を向けたが、ニセンはアーリエが期待を裏切るようなことを口にする。


「ふたりとも人事部から聞いていると思うが、今、軍の騎士職は、探索者の支援が主な職務だ。で、今回は、先方との話し合いで、監査日は3日後と決まった。だから、それまでは特にすることがない。まぁ監査官は、こちらの事務職を手伝ってもらうとして…… 新人の君たちを面倒を見る余裕もなくてな…… 街から出なければ自由行動でかまわんから、観光でも探索者組合の見学でも好きにしてもらってかまわない」


 人事部から同行と聞いて胸踊らせてこの街に来たのにいきなりの放置プレイにアーリエとセナは思わず呆けてしまうが、すぐにアーリエが気を取り直してニセンに尋ねる。


「事務のお仕事でもお手伝いいたしますが…… 」

「君たちは騎士職が希望なんだろう? 」

「はい…… 」

「監査官とは別だからな、さすがに今から自由というのも酷か…… セリカ副官に昼間では案内させるかまわないだろう? セリカ」


 ニセンはセリカに視線を向けて尋ねる。


「ええ、半日でしょうあれば問題ありませんが、おふたりには少しだけ待っていただければ」

「お手数おかけします」


 アーリエとセナは一礼して監査官たちと共に部屋を出ていく。それを見送るとセリカが半眼の視線をニセンに向けて口を開く。


「あんな言い方しなくても…… 」

「夢見る少女の夢を壊すのは気が引けてなぁ」


 ニセンはデスクにかた肘をついて顎を乗せ鼻息を漏らして返答した。


「隊長だって今の騎士に納得いかないなら上層部に進言すればいいのでは? 」

「オレの進言くらいじゃ何も変わらんし…… 軍に入るならこれくらいはな…… 」

「隊長が探索者に戻りたいのはわかりますが…… 」

「オレは戻るつもりはない…… それが約束だからな」

「隠れて探索者に同行しているくせに…… 」

「それは他言無用で、まぁご令嬢の面倒は頼むわ」


 ニセンは立ち上がり、セリカに背を向けながら手を振りながら部屋を出ていく。セリカはニセンが出ていくとひとり呟く?


「なんだかんだ真面目な人なのよね。姉さん」


 セリカがニセンのデスクに目を落として写真に写る相手に声をかける。そこにはニセンとセリカと共に笑顔で写るセリカに似た女性が写っていた。



お読みいただきありがとうございます。

次話も引き続きお楽しみいただければ幸いです。


前作のSTRAIN HOLEも何卒よろしくお願いいたします。

N6940GN

https://ncode.syosetu.com/n6940gn/


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