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第1話 藁→絶縁状

短編を書こう。と書いたら2万字越えちゃったのでw

短期連載へと変更しました。

超テンプレ物を書きました。

ベタのベタのベタです。

ただ強くはなりません。

成り上がりません。

長者になりますw

では開幕です

「あなたの得たスキルは『わらしべ長者』です!!」


 豪華な祭壇で天を仰ぎ僕の手を取った司教がそう告げる。

ゆっくりと目を開けた司教とガッツリと見つめ合う。


「……それはどんなスキルですか?」


「……さぁ?、世に顕現されたスキルのほとんどは私には意味不明ですので」


 ずっと見ている僕の視線に年老いた司教が照れたように目を伏せる。

僕は途方に暮れてため息をつくと司教にお辞儀をして出口へと向かおうとする。


「おや?、忘れ物ですよ」


 司教に呼び止められて僕は振り返る。

司教の手には一本の藁が。


「???」


 なぜ藁が僕の物なのか意味がわからなかったがなんとなくそれを受け取り、ペコリとお辞儀をして部屋を出た。


「おお、我が息子、オッジよ。どうであった?父の『億万長者』を超える最高なスキルを頂けたか?」


部屋を出るとありったけの金銀で装飾した樽……もとい。、僕の父上がボテボテと走り寄ってきた。


「……『わらしべ長者』です」


消沈して答えた僕の言葉に父上の足が止まり、


「……は?」


「『わらしべ長者』だそうです」


「それはワシの『億万長者』より上か?」


「……わかりません」


 僕は首を振る。


「むむむむむむ……」


 言葉を失った父の顔が勢いよく真っ赤に変わる。


「訳の分からんスキル持ちなど我がバッテン公爵家には不要!!今すぐ出ていくが良い!!」


「え?マジですか?」


「な、何というく、くっへっ、へっ……む、口の……へっ……利き方ふっ……」


 父上は鼻がムズムズしたのだろう。くしゃみをしそうになっては止まるを何度か繰り返す。


「……これ使います?」


 見かねた僕は手に持っていた藁を父上に差し出す。


「ん?おお、すまんな」


 父上は藁を受け取り自らの鼻をコショコショする。


「へっ、へっ、ヘックショーーーん」


 大きなくしゃみが飛び出す。飛び散る唾を回避するように僕は横に移動する。


「ううむ。スッキリじゃ。では貴様にはこれをやろう」


 鼻を擦りながら父上が満足顔でなにかの紙切れをくれる。


「これは?」


「絶縁状じゃ。これでお前は我がバッテン公爵家とは縁もゆかりもない。達者でな」


 父上はそういうと踵を返して僕を置いてノシノシと去っていった。


「うーーん。弱ったな」


 僕は絶縁状を見ながら途方に暮れる。


 とりあえず僕はスキル教会を後にした。

面白ければブックマーク、評価してくれてもいいのよ?

作者は喜ぶわ

完成はしてるからモチベーションには関係ないけど加筆が増えるわw

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