3,アイドル事務所の完全子会社化
3,アイドル事務所の完全子会社化
あれからかずやは、都会と田舎の地味な中間点に引っ越しに成功した。
ここは、メディア関係者などから追われることは、ない。
田舎ならではのめんどくさいことは、あるかもしれないが、コロナウイルス、テレビウイルスやメディア関係者からは、距離をおけた。
また今の時代、パソコンさえあればエンタメの仕事は、副業程度でいいからできるし、前より無理は、したくなかった。
そこでYの事務所の後輩からメールで相談がきた。
Tからだ。
「実は、最近、あの女社長のもとで働いてた事務所が完全子会社化して、みんなばらばらになり、何社も会社ができたよ。最終的にあの
女社長のお気に入りだけは、生き残った。まるで戦争みたいに。それ以外は・・・。
だが、子会社化したことにより、お金は、みんなへった。でもそれでもあの女社長関連の余計な人間関係のトラブルが減った。
仕事ない。どうしよう。」
かずやは、Tにメールでいった。
「大変かもしれないが、ハラスメント受けたりするよりましだよ。今の時代、多様化してるし、妥協しながらの人生の中で
もうあのブラック体質な女社長のもとにいないということだけで安心しな。」
そしてかずやは、間接的に子会社のアイドルのプロヂュースをやることになった。
だが、今は、コロナウイルス、テレビウイルス、週刊誌やもはやばらばらだから期待は、するなととどめにさした上での仕事だった。