序章
小説初投稿です。
読みやすい様に本文は1話1話短めを意識して投稿しています。
全体的に表現が弱く誤字など多いですが、寛大な心で読んで頂けると嬉しいです。
その都度、加筆編集変更等しますがご了承下さい。
よろしくお願いします。
〝後悔先に立たず〟
この俺に最も相応しい言葉である。
1台の車が猛スピードでこちらに向かってくる。咄嗟に、ああ死ぬなと感じた。雨が一段と激しく降っている。水たまりに反射して車のライトが一層眩しい。
後悔だけが頭の中を駆け巡る。
特に不自由してた訳ではない。金に困ることなく、平凡な家と優しい家族に囲まれごく普通の暮らしを送っていた。
だが、選択を間違えた。
高校時代、学内では頭が良く、親の期待もあり俺は大学は医学部を目指していた。
· · ·ずっと慢心していた。
結果2年間俺は浪人し医学部受験に失敗。薬学部に入った。
大学に入ると毎日ゲーム三昧。1度留年し国家試験には不合格だったが大学は卒業した。その後何とか国家試験に合格し今に至る。だがまだ就職はしてない。何一つ親孝行をできず何一つ社会の役にもたっていない。
そう、これが俺の人生。そしてこれこそが俺の後悔だ。
土砂降りの雨音、ドンッ!という鈍い衝撃音と共に俺の意識は途絶えた。
7月9日投稿