掌編小説集1 (1話~50話) 対価 作者: 蹴沢缶九郎 掲載日:2015/12/14 「はい、君には最新のゲーム機。こっちのお嬢ちゃんには可愛いお人形さんだ。」 サンタクロースは白い大きめの布袋からおもちゃを取り出し、子供の枕元に置いていく。 一通りその作業を終えると、現金がありそうな所を調べ、子供達に与えたおもちゃの料金と手間賃を取って家を後にする。 人によってはこの行為に違和感を覚える人もいるかもしれない。だが、それは甚だお門違い。 何か物が欲しければ、それに見合う分の対価を支払わなければならないのは、どこの世界でも同じなのだ。