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井戸というのは、地下水をくみ上げる為の採水施設であり

「何処まで落ちれば気が済むの・・・」

底なしではない筈なのだ。

うう・・・此れは少し気持ち悪い。

手入れがされていないところに頭から突っ込んでいるのだ。

・・・もう無理だ、頭に血が昇って意識がクラクラする。

私が生き残れる蓋然性は低い。

せめて楽に逝こうでは無いか・・・。


 * * *


目が覚めたら、暖かい部屋、柔らかいソファで安らかな睡眠を得ていた。

どうやら私は死ななかったらしい。

周りを見回して、此処が誰かの仕事部屋である事を確認する。

「・・・・・・」

物事を客観的に捉え、冷静に判断することが生き残る術と何かの本に書いてあった。

冷静になれ、冷静になれ、と自分に暗示をかける。

明らかにおかしい、当然の疑問が二つある。

一つは井戸に落ちた筈の私が此処に居るか、ということ。

もう一つは。

「お前、何者だ」

何故、刀の切っ先を私の喉笛に向ける男が居るか、ということ。


 * * *

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