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今日という日  作者: 誓約者
京のおはなし
3/30

自己紹介で第一印象が決まる。○か×か?

 翌日。

 早朝、京は学校へと歩いていた。時刻で言えば五時辺り。文字通りまだ誰も登校している生徒は居ない。

 校門を開けるのも生徒長の役目であり、本人にとっては珍しいことではなかった。一般の生徒が見ない光景を京は毎日のように見ている。

 

 昨日の出来事は日常的なものではなかったのだが。

 

 気づけば、貫通したはずのわき腹は跡形もなく綺麗に再生されていた。

 来葉によると京の魔力は特異なものらしい。さまざまな魔力が複雑に絡み合い、多種な魔力の具現化が出来ることになってる。

 肉体の再生もその影響であり、急速に再生が進んでいったと思われた。

 だが、来葉が驚き、関心を持ったのは京が握っていた大剣のほうだった。

 基本、影と戦うとき武器は自分の魔力を具現化するのだが、京の大剣はその複雑な魔力そのものを形成していたのだった。

 見た目では分からないのだが、来葉いわく、新型の形成方法かもしれないとのことだった。

 

「まずは大剣を京の体に戻す。続きは明日だ」

 

 来葉はおもむろに京の手を取り、大剣の柄を握らせた。直後、大剣は微量の光を残し、その場から消失した。

 もう何がなんだか分からないため突っ込む気も起きない。

 

 何はともあれ今日はやってくるわけであり、学生である京は当たり前に高校へと通わなくてはならなかった。

 

 これほどまでに憂鬱な朝はない。

 一晩で全部判るわけもなく、ひとまず自分が戦いに(半強制)参加することは理解できた。それに昨日、キョウが言っていた制約者という言葉も引っかかる。

 東から昇る朝日がやけに神々しく、嫌味なほど綺麗な橙色だいだいいろに輝いている。

「…?」

 学校に着いたのだが珍しいことに校門に人が居る。

 それもたった一人で。

 確か今日はどこの部活動も朝練習の予定は入っていないはずだ。

 砂利を踏みしめる感触を靴越しに感じながら、京は一歩一歩歩み寄る。

 近づくほどにその人影は見間違いではなく、朝もやから校門に寄りかかっている姿が鮮明に浮かび上がった。

 より不自然だったのは、人影がよく知っていた人物だったからかもしれない。

 

「理心?」

 

 ある程度近づき、普段出さない頓狂な声をかける。

「あ、やっと来たよ…」

 いじっていたケータイをすぐに閉じ、制服の内ポケットにしまい込む。

「なんでお前が居るの?」

 目を丸くして京は問いかける。

「べっつに~。きまぐれ」

 息を白くし、あらぬ方向へと視線を移す。

 怪しい。というか嘘っぱちにしか聞こえない。

 特に登校時間に対して緩くいつも遅刻ぎりぎりの集団に位置する人物の気まぐれ。

 さらに今朝は冷え込みが激しく、用事がない限り出歩こうと考えないであろう。

 正真正銘の馬鹿だってことを差し引いても、奇怪と捕らえるが普通だった。

「…」

 

 とりあえず、理心のほっぺをつねってみる。

 

「いてててて!何すんだよ!」

「ごめんごめん…」

 どうやら夢を見ているわけではない。

 理心のほっぺはさわれたし、妥当なタイミングに言葉も返ってきた。

 やはり馬鹿だったのか。いらぬ予測をしてしまった。

「さっさと、校門開けろよ」

 理心はかなり寒いらしく両手をこすり合わせて、熱を発生せんとしている。

 

 カイロだとか持ってきたらいいのに…。

 

 京は鍵を開けながら、心の中でつぶやく。

 冷たい鍵の感触が人差し指に伝わってくる。

 病的なまでの馬鹿っぷりは今に始まったことではないため、しょうがないのかとも考え付く。

「……」

「ほい、開いたよ」

「おう」

 振り返って京は理心に呼びかけ、理心は校内に入る京の後を追っていった。

 

 *

 

「…それで昨日のテストはどうだった?」

「今、それ禁句」

 

 生徒長室に向かう途中、たわいのない会話がつながっていく。

「しっかし生徒がいないとこんなにも静かなんだな」

 不意に理心が言う。

 朝の廊下はひんやりしており、まったくの無音の状態が形成されていた。

 ここまで静かだといつも生徒がどれだけうるさいのかが浮き彫りになる。いや、立場的には活発的で元気というべきか。

「そんなもんだよ」

 何度も見た景色であるため、これといった物珍しさはない。

 窓からは輝く朝日の陽光が差し込んでおり、普段より一人多い影をひんやりとした壁に描いている。

 暫くし、長い廊下の突き当たり、二人は生徒長室の目の前に来た。

「たしかここに…」

 右手で制服の内ポケットにある生徒長室の鍵を取り出す。

 その瞬間―。

 

 ガタッ。

 

 中からりんごを床に落としたような鈍い音が聞こえてきた。

 そして京はあることを思い出し、鍵を持った右手の動きを止めた。

「どうした?早く開けろよ」

 後ろで理心が無邪気に急かす。

 

 来葉が中に居る…。

 

 突然、この世界に来たために家など所持しているはずもなかった。

 京の両親に説明して家に入れてもらえるわけもなく。そもそもうまく誤魔化して丸め込む自信はなかった。

 一応生徒長室は生活できるだけの設備が整っていた。冷蔵庫もあるしテレビもある。総ての部屋の鍵が置いてあるため風呂はどこかの運動部の部室を使用すればよい。

 

 …と、ここまではよかったのだが、まさか自分がその事実を忘れてしまうとは思わなかった。

 冷や汗と辞書に明記されている汗が全身からにじみ出る。

「…?開かないのか?」

 理心が自分の右手に持った持った鍵を取ろうとする。

「わわわ、待った!」

 あわてて身を翻し、鍵を胸元に押し付ける。

 ここで来葉が中に居れば、俺は確実にBLボーイズラブ扱い。事情を説明したところで信じてはくれないだろう。信じられる状況でないことはないことは昨日身をもって知っている。

 生徒長としてそれだけはなんとしてでも避けなければいけない事態である。

 そんな京の心配など露知らずに、理心は変なスイッチが入ってしまった。

「さてはお前…、女を連れ込んでいるな…」

「ち、違う!」

 さも弱みを握ったかのごとく、ここぞとばかりに京を追い立てる。

 女だったらまだ話がわかる。でも来葉は男だ。

 すでに何を言っても疑惑の眼差しでしか、俺の言葉を聞かない。

 いやな予感がする。

「その鍵をよこせ!」

「やめろ…!」

 京の不安どおり理心は力づくで鍵を奪おうとする。

 本気になった理心の力とテクニックは他を超越しており、ものの数秒で京の手のひらから鍵を強奪した。

「さて…あの冷静な生徒長が焦燥する事態だ…。中はどうなってるんだろうか…」

 卑しく右から左に唇をなめる。ある種の犯罪者と瓜二つな表情で鍵穴に挿し込む。

 完全に終わった…。願うは来葉がこの騒動の間にどこかへ隠れていることだ。

 理心が右に鍵をひねる。カチッ、と小さい音が廊下に響いた。

 

「イッツオープ…!」

「何をしてるんだ?」

「!?」

 

 まさにドアを開けようとした途端、背後から声を掛けられる。

 振り向けば声の主が面倒そうな、且つ、関わりたくないような表情でこちらを睨んでいた。

 

「来葉!」

 

 京は思わずその名前を呼ぶ。

 しまったと思い慌てて口を手で塞ぐが、理心が聞き流すことはなかった。

「誰だ?見ない顔だが」

 当然、理心が不可思議そうに問いかける。

 昨日の出来事を説明するわけにもいかず、かといって名前を呼んでしまったため知らないとは言い切れない。

「…えー、と…」

「俺は来葉真一くるはしんいち。昨日からこの学校で清掃員として働かせてもらっている」

「!?」

 頭の中で思考する京をよそに、来葉は腕組みをして勝手に言い切った。

「そう?じゃいいや」

 堂々とした物言いに理心はなんの疑いもなく受け入れた。

 結果としてこの場から逃げることが出来、心の中で胸をなでおろす。

 来葉が制服を着ていたことも大きく作用したのだろう。この時ばかりは心底、理心が馬鹿で、来葉の知能が高くてよかったと思う。

「で、そこで何してるんだ?」

 腕組みを解き、表情通り不機嫌な声をだす。

「鍵はすでに開いている」

「…」

 二人の横を何もなかったように素通りして生徒長室に入っていく。

「…入らないなら閉めるぞ」

 中に少し入って来葉が苛ついた口調で問いかける。

「待てよ。入るに決まってんだろ」

「おっと、と…」

 生徒長室の鍵が乱雑に京の手元へ帰ってくる。理心は一目散に部屋の中に入ると、暖房器具のそばに吸い寄せられる姿が見えた。

 昨日と同じソファーの場所に座る来葉。京は静かにその横に座り小声で話す。

「あれが昨日話した副生徒長、香理心」

「気ままな人間だな。さして興味の沸く者ではない」

 そう言ってあらかじめテーブルの上に用意されていたコーヒーカップを傾ける。

 暖められた室内に気品ある香りが漂う。

「そ、そう…」

 京は苦笑いを浮かべ理心の方へと向き直った。

「あったけぇ…。至福のひと時だ…」

 当の本人は何も知らず、幸せそうな笑顔を浮かべるのであった。

 

 *

 

「…住み込みのバイト、みたいなもんだ」

「ふ~ん」

 京の説明に少しだけ納得した表情をみせる朱。

「生徒長が決めたんなら構わないよ」

 朱はにこりと笑って、やかんの湯をマグカップに注ぐ。

 理解ある書記係、というよりあの笑みは責任は自分ひとりで取ってくださいね、という提示なのだろう。

 とりあえず来葉の居場所が居ることをわかってもらえただけでよしとしよう。

 一時はどうなるかと思ったが、事は容易く済んでしまった。

 二人に嘘をついた形になったが、真実を口にしたところで理解できるはずもないだろう。あの影が居なくなったら解雇という形で二人には伝えればいいのだ。

「…京、ちょっといいか?」

「ん?」

 不意に来葉に呼ばれ、生徒長室より出る。

 昼休みらしく廊下は煩雑しており多数の生徒が行き交っている。

 廊下の壁に寄りかかると、来葉は腕組みして言った。

「影が近づいている」

「!」

「いくぞ…」

 呆然と立ち尽くす京をよそに、来葉は玄関の方へと歩き始めた。

「ま、待てよ!」

「…」

 京の声が聞こえているはずだが、来葉は歩みを止めようとはしない。それどころか、歩みは速度を増し、走ると形容される状態に入っていた。

 廊下を行き交う多くの生徒の隙間を縫い、来葉の背中は見えなくなった。

 あいつは分かっているんだ。他人を動かすには自分の行動が一番効果があることを。

「あ~、もう!」

 不機嫌に声を荒げ、見えない背中に苛立ちを見せる。

 そして、校内の雑踏の中へ、京もまた駆け出していた。

 

 *

 

 視界が深度の違う緑色で形成されていた。

「…」

「はぁ…はぁ…」

 やっと来葉が立ち止まった所は学校近くの林だった。

 木々の葉っぱの間から日差しがこぼれ、薄茶色の地面を照らしている。

 他人を巻き込まない。簡単な来葉の意図だった。

「まず、大剣を取り出せ」

 来葉は言う。

「はぁ!?どうやるんだよ」

「知らん。考えろ」

「知らんって…」

 急にそんなことを言われても困る。

 手にしてたことは記憶にあるのだが、どうやって取り出したかの記憶はない。それに魔力なんてもの扱ったこともなければ、昨日初めて聞いた未知の代物なのだ。

 皆目見当がつかない。

「…来たぞ」

 どうやら影も待ってはくれないみたいだ。

 思いつきで昨日の大剣の形をイメージしてみる。

 手を水平に突き出し、両目のまぶたを閉じ、あたかも手のひらに大剣の柄があると思い込む。

 冷たく大きな刃。皮で金属をまいただけの柄。手触り。温度。重量。匂い。雰囲気。

 

 そして、存在感―。

 

「っ!」

 手のひらが重くなった。重さに耐え切れず手を下げると、ざくっ、と刃物が土に突き刺さる音がした。

 そのとき、両目ははっきりと開き、大剣が手のひらにあることを目視した。

「…」

 確かにあの大剣だ。右の手のひらにはしっかりと柄が握られている。

「ぼさっとするな」

「…!」

 来葉の一声により、辺りに影がひしめいていることに気付かされる。

 さっきまでは一匹も見えなかったが、辺りを囲んだ影は隙を見計らうように来葉の姿を凝視している。

「まず、構えろ」

 冷徹に来葉が前方から指示を出す。両手には昨日の二丁拳銃が握り締められている。

「とりあえず、俺が取りこぼした数匹がそっちに向かう。お前はそれを狩るだけでいい」

「えぇ!?」

 いきなりの実戦。混乱するなというほうが難しい。

 今の話なら素人目からして百は数えられるだろう影をほとんどの影を自分ひとりで処理するつもりだ。

「…始まりだ」

 直後、来葉の銃弾が彼に飛び掛った影を撃ちぬく。

「グギャアアアアアアアァァァァ!!!!」

 銃声が開戦の合図になり、おびただしいほどの影が一斉に来葉に解き放たれた。

 気が狂いそうな高音の奇声が人気ない林の中を駆け回る。奇声なのか悲鳴なのかわからない。

「アアァァァァァァァ………!」

「!」

 銃口は持ち主の肉眼で目視するより早く影を見つめ、銃音は綺麗な旋律にさえ聞こえる。

 瞬く間に来葉を中心として、黒い残骸が積み上げられていく。

 まったく同い年の少年が行ってるとは信じがたい。異常か天才か表現すべき単語が対極のものしか見当たらない。

「ガァ…?」

 黒い塊から外れた一匹の影が京の方向を向く。

「!」

 自分が傍観者でないことに気付かされる。

 慣れぬ手つきで大剣の剣先を一匹の黒い影に向ける。自然と剣道の構えになり、刃先が目線の高さに合わさる。

 元々剣道とは、真剣の切りあいを想定した戦闘技術である。本来はこの状況がお似合いなのかもしれない。

 深呼吸する度に全身の緊張が安らいでいく。

「ガアアアアア!」

 影が走り出した。木の葉が舞い疾風しっぷうが巻き起こる。

 竹刀とは全く違うが、剣である限り迷いもおびえも無かった。

 呼吸が聞きなれた間隔をとる。柄を握る手が自然と強くなる。

 

 そして、京は神経を張り詰めた。

 

「…はぁぁあああ!」

 刹那の内に振り上げられた大剣は、目にも止まらぬ速さで振り下ろされ、飛び掛ってきた影を真っ二つに切り裂いた。

 二つになった影は、黒い液体を垂れ流しながら地面に墜落した。

「上出来だ」

 横目で見ていた来葉が言う。

「ぁ…ぁ…」

「?」

 おかしい。反応がない。顔を俯かせたまま地面だけを臨んでいる。

「ギュアアアア!」

「…黙れ」

 最後の影を一思いに撃ちぬく。

 打ち抜かれた影が空気中に蒸発するのを待たずに、京に歩み寄る。

「どうした?」

「……」

 やはり反応がない。

 地面だけを見つめ微動だにしない。肩で息をしていることも不自然だ。

 枯葉を踏みにじる音を立てながら、来葉が京の体に触れようと手を伸ばす。

「…!」

 その時だった。

 京の体から極小の閃光が走り来葉の右手を弾いた。

 即座に来葉は京から跳ね退き、銃を構え十分な距離をとる。

「…」

 閃光を発端として京の髪の色がみるみる変化する。血のような、暗くて、赤黒い澱んだ色へと染色していく。

 同時に来葉が感じ取っていた京の魔力の波形が歪んでいく。

 林がやけにうるさく木の葉を揺らす。一時的に太陽が雲に隠れ、視界が薄暗くフィルムがかかったようになる。

 極変した状況のなか、来葉は一つの仮定を立てることとなった。

 

「…貴様…誰だ?」

 

 あまりにも深く低い声で問いかける。

 別の生命体、と考えるにふさわしかった。

 京の体を模したそれは、土の中に深く食い込んだ大剣を片手で持ち上げ、自分の腰の辺りで大剣を構えた。

 たしかあの大剣は異常な密度を有し京の力では両手で持つのが精一杯のはずだ。

 表情には出さないが、自分がかなわないほどの使い手だとわかった

「…京、ではないな。あいつより純粋で意思の高い魔力が感じられる」

「…」

 それは来葉の言葉に答えるようにゆっくりと顔を上げて見せた。

 そして、虫を見るような目つきで静かに来葉の姿を見据えた。

 

「…貴様、誰だ?」

 

 より強く同じ問いを繰り返す。

 足元に転がっていた影はすでに蒸発しており、二人の間には相容れぬことかなわぬ対峙が広がっていた。

読んでいただきありがとうございます。


魔力の波形―DNAみたいに決まったもの。


脇腹―作者の弱点。


携帯電話―学校規定。生徒長は特別仕様。


廊下―長い。


生徒長室―こんな設備だったらいいな。


林―学校のものでない。不法侵入である。


大剣―語られることがまだない代物。


影―奇声を書いてると楽しい。ゲル状の物体。


来葉真一―一番書きにくい。けど好きなキャラ。


香理心―一番書きやすいキャラ。ばかで単純。


柳川朱―元気にするか、大人しい感じにするか迷った。結果自分主義なキャラに…。


浮刃京―主人公ながら一番最後に決まったキャラ。初期では設定がありすぎたためコンパクトな性格にしている。


京の体を模したそれ―誰だろうな?


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