面見世 ~人物紹介~
同心三人衆
大堀兵庫
17歳。小柄で丸い体系の愛嬌のある狸顔を持つ。気が弱い。特に刀は大の苦手。八丁堀の家を売り、貧乏長屋に住む。
佐倉一真
17歳。3人の中でも中心的な存在。端正な容姿であるが、表情を表に出すことは少ない。去年の春に母が突然亡くなり、現在は隠居した父と二人暮らし。父は元・町奉行所の定廻り同心、叔父は町奉行。剣の腕は一流で、強盗を斬ったり、姫君を守ったりと大きく貢献している。
清島安次郎
17歳。剣の腕が立つ。女好きで美人に目がない。母方が円満屋という大きな呉服屋で、金回りもいい。役者のような美男子で市井の婦女子に人気が高い。七夕の事件の際に一真と兵庫に借りを作っており、酒を奢る約束をしている。
奉行所の人々
板倉
吟見方同心。40歳。熟練の同心で兵庫の面倒を見ている。
一真の従妹
岩木 あやめ
18歳。岩木家の一人娘で、一真の従姉。蘭医学を志している。芯が強く、才もあり旗本の姫として申し分ないが、医学のことになると我を忘れてくらいつく。寺の事件に首を突っ込み、父から蘭医学の自粛を余儀なくされている。妖艶な美貌の持ち主。
西村 沙代
16歳。一真の従妹。愛くるしい微笑みを持つ。一真の家の真向かいに住んでおり、男二人所帯の佐倉家の世話をしてやっている。料理上手の裁縫上手。兵庫を慕っている。