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01.入学式裏の“ハーレム宣言”
短編版『友人が殿方とどうにかなるたびになぜかタイムリープして学園生活を繰り返してきた私は、どうやら乙女ゲームの親友ポジというものだったらしい』を大幅加筆・再構成して長編化しました。
今作では「親友ポジ(アン)がハーレム協力を拒否する」方向に舵を切ります。
短編未読でも問題ありません、よろしくお願いします
(^人^)
「私、絶対に卒業までに、この学園でハーレムを作ってやる!」
近くの木にいた鴉が、ばさばさと飛び立つ。
聖アドリフィス学園。魔法と精霊に守られたこの国随一の名門だ。
その誇りある入学式の日、校舎裏の人気のない一隅で、桜色の髪の少女がそう言い放った。
天へ拳を突き上げる、髪と同じ色の瞳には、並々ならぬ意志の炎。
その瞳を見つめながら、向かいの栗皮色の髪の少女——アンジェリクは、深く息を吸って言った。
「……ばかなんですか?」
次回【結婚式から始まる白】




