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02. アリアスとナルキッソス-03

入試も終わり、久しぶりにゆったりした時間が訪れたので、昨夜は男の先生たちでチャンホの家で酒宴を開いた。夜通し飲み続け、昼食の頃にようやく一人また一人と起き上がり、いつの間にか皆それぞれの家へ帰ったようだった。チャンホはコーヒーを一杯飲みながら、ふと退屈さを感じた。久しぶりに体を動かしたくなったのだ。 これまで入試特講で忙しく、女性を抱いたのがいつのことだったか思い出せなかった。入試美術塾の講師にとって、それはあまり良くないことだった。彼は携帯電話の連絡先を探り、その中の一つに電話をかけた。

キム・ジュヨン。

昨年、三度目の挑戦である女子大学のデザイン学科に合格した女子学生だった。合格するとすぐにチャンホにプロポーズし、彼を誘惑したこともあった。その時、チャンホは知らんふりをしてそっとやり過ごした。二回目のデートで彼らはホテルへ向かった。 ジュヨンは清純な顔立ちに長いストレートヘアだったが、体つきはかなりグラマラスだった。チャンホとの関係は初めてではなかったらしく、その清純な顔からは想像できないほどテクニックが優れていた。特に彼女の張りのある胸とほっそりとした体は思い出すだけで彼の下半身を熱くさせた。今もそのことを思い出すと、下腹部が締まるような感覚があった。 呼び出し音が二回鳴る前にジュヨンのハイソプラノの声が電話の向こうから聞こえた。

【もしもし?あら、先生?】

「ジュヨン、元気にしてたか?」

【もちろんです。もう入試も終わったので、時間ありますよね?今日どうですか?】

狐のようなジュヨンはチャンホが話し始める前に誘惑の言葉をかけてきた。彼はそれが気に入った。この子は体を交えたからといってベタベタせず、気が利いて性格もさっぱりしていた。そのおかげで他の女性たちとは違い、関係が一年以上続いているのだった。今夜は久しぶりに体をほぐせそうだった。

「わかった、車で迎えに行くから、向かいながら話そう。途中でピックアップするから準備しておけ。」

【はい。メイクもあるから急がないでゆっくり来てくださいね。】

彼女が軽快な声で電話を切った後、チャンホも軽くシャワーを浴びて出かける準備をした。しかし車のキーが見当たらなかった。いつも掛けておいた場所にないのを見ると少し苛立った。公共交通機関を使うことも考えたが、やはり郊外のいつものホテルへ行くには車が必要だった。よく思い出すと、土曜日に他の先生が一時的に彼の車を使い、キーを返していなかった。そういえばキーは事務所の机の上に置いておくと言っていた。塾までは徒歩10分ほどなので、キーを取りに行っても遅れはしないだろう。チャンホも塾へ向かった。

――チーン――

エレベーターを降りて事務所へ向かうと、素描実技室の蛍光灯がついており、ひそひそ話も聞こえてきた。土曜日にきちんと見回りしたはずなのに、生徒が来ているのかと思い静かにそちらへ向かった。生徒なら注意するだけだろうと思ったが、少し開いた扉の隙間から見えたのはフィギュと女子学生の姿だった。

『ふん、高尚ぶっていたけどあいつも男だな。女と?あれは誰だ?』

女子学生はフィギュの体に隠れてチャンホの方からはよく見えなかった。首をあちこち動かすと見覚えのある後ろ姿が見えた。ちょうどフィギュが体を動かし石膏像の方へ近づいたため、見えにくかった女子学生の姿がはっきりした。 女子学生はヘジュンだった。二人はチャンホに見られていることも知らず、石膏像に触れながら絵を描いていた。フィギュが何かささやくと、ヘジュンが小鳥のさえずりのような声で澄んだ笑い声をあげた。後ろ姿に近い横顔しか見えなかったが、強烈に魅惑的だった。 チャンホは一瞬、背後と下半身に火がついたような感覚に襲われた。セクシーな子でもなければ目を見張る美人でもないのに、彼の欲望を刺激した。突然、フィギュが憎らしく思えた。背もあまり高くなく顔も地味なあいつがヘジュンから笑顔を引き出しているのが許せなかった。石膏像を描くのなら、わざわざフィギュに教わらなくてもいいはずだ。 チャンホは知らず知らずのうちに拳をぎゅっと握っていた。するとジュヨンとの約束を思い出し、事務所へ歩を進めた。やはり机の上にキーはきちんと置いてあった。とにかく今日はジュヨンに会ってから考えよう。その後でフィギュとヘジュンを引き離す策を考えなければ。

「ジュヨンか?五分以内にマンションの入り口に着くから、出て待っていろ。」

ほどなくチャンホとジュヨンは郊外のホテルへ向かった。 ジュヨンはピンクの口紅を塗り、それに合わせて薄いコーラルのチークをし、長いストレートヘアをゆるく結び清純さを強調していた。羊毛のハーフコートにチェック柄のウールミニスカートを着て活発な印象だった。しかし彼女は清純な見た目とは裏腹に淫らな手つきで運転するチャンホの下半身を撫でながら言った。

「先生、ほんとに久しぶり〜。もっとかっこよくなったんじゃない?」

「お前の方が綺麗になったんだな?恋してるのか?」

チャンホは横も振り向かず、やや冷めた声でジュヨンに尋ねた。ジュヨンはツンとした声で答えた。

「恋愛?美大の課題がどれだけ多いか、先生の方がよく知ってるじゃないですか。もうすぐ新学期が始まったら私も忙しくなりますよ。」

「そうか?でもお前、そういうの気にしたことあったか?」

チャンホが引き続き冷めた口調で言うと、ジュヨンは悔しそうに眉をひそめた。そして彼の下半身を撫でる手に力を込めた。

「先生、そんなこと言ったら今日は遊んであげませんよ?」

やっとチャンホはふっと笑い、彼女を振り返った。すでに目的地に着いていた。

「この悪女め。ここは車がなければ来れない所だってわかってるよな?」

「うん。」

駐車後、二人は予約した部屋へ向かった。部屋に入るやいなやチャンホはジュヨンを抱き上げ、ベッドに放り出した。驚いたジュヨンが体を起こそうとするのを無理やり押さえ、服を脱がせた。すぐに彼女の揺れる胸が露わになった。その上に黒いバラのつぼみはすでに勃ち上がっていた。ジュヨンは恥ずかしそうに両腕で胸を隠した。その姿にチャンホは一瞬、ヘジュンの顔が重なって見えた。清純なイメージと長い髪のせいで二人は少し似ているようだった。なぜジュヨンに電話したのか、その理由がわかった気がした。

『どうでもいいさ。』

チャンホはジュヨンの上着も下着も脱がせ、自身も服を脱いだ。彼の男根もピンと突き立っていた。一方の手であふれる彼女の胸を両手で包み、力いっぱい吸った。

「にゃああん。」

ジュヨンは猫の鳴き声のような喘ぎ声を漏らした。興奮した彼女の股間からはすでに滴りが溢れていた。チャンホは片手で胸を握りながら吸い続け、もう片方の手で彼女の滴りに浸しては出しを繰り返した。さらに自分の男根で彼女の太ももを擦った。そのたびに彼女の脚はますます大きく開かれた。 胸を吸いながら、彼は彼女の耳たぶをかみ砕くように噛み始めた。ジュヨンの腰が蛇のようにうねった。耳たぶをかみ砕いていた唇は首筋を伝い鎖骨をなぞり始めた。 ジュヨンは息を荒げていた。脚は大きく開かれ、滴りは溢れ続けていた。チャンホは彼女の滴りに指を出し入れしながら片方の乳首を強く擦った。紫がかった乳首はほとんど黒に近くなっていた。絞り出すように擦り続けると、ジュヨンは哀願するように叫んだ。

「はぁっ!お願い、入れて!もう我慢できないの!早く!」

彼女の言葉が終わるやいなや、チャンホはパンパンに硬くなった男根を彼女の中へ力いっぱい押し込んだ。

「ふっ!」

「きゃあっ!」

彼は両手で彼女の敏感な胸を強く握りしめながら滴りの中を潜り続けた。乳首を引っ張るとジュヨンは悲鳴をあげシーツを握り締めた。彼女の秘所が驚いたように彼の男根を締め付けた。その感触が良くてチャンホは再び乳首を力いっぱい捻って握った。再び膣が男根を強く締め付けた。彼女は痛みを感じているようだったが、チャンホにはそんなことはどうでもよかった。血管が浮き出た彼の男根にはジュヨンの愛液がたっぷりと絡みついていた。

チャンホは自身の男根に付着した白い愛液を見て、にやりと笑った。粘り気があり透明だった愛液はヨーグルトを薄めたような白色だった。ジュヨンも興奮の絶頂に達したようで、目はすでに据わり口元には涎が垂れていた。

「あああん!」 バシッ!バシッ!バシッ!

「ああっ!もっと!もっと激しくして!」

「そうか?」

チャンホはジュヨンの胸を雑巾を絞るように握り締めた。黒ずんだ乳首は張り切っていて、彼はそれを噛み吸うのを繰り返した。

「きゃあ!な、何するの!はぁっ!」

ジュヨンの脚に痙攣が起き、体が硬直し始めた。彼女の秘所は力いっぱい彼の男根を吸い込んだ。彼はわざと一度男根を引き抜き、強く一気に押し込んだ。

「うっ!」

ジュヨンは悲鳴を上げ、ぐったりとした。全身が電気に打たれたように震えていた。しかしチャンホはそんな彼女を気にせず、自分勝手に彼女の体を蹂躙した。 何度も繰り返した末、彼はついに彼女の中で射精し、倒れ込むように横になった。 激しい営みの後、疲れたチャンホとジュヨンは並んで横になり話をしていた。チャンホは片腕で彼女を抱き、もう片方の手の中指でジュヨンの滴りをくるくるかき混ぜていた。それを楽しみながら、チャンホの裸の胸に長い爪でじゃれつくジュヨンが突然尋ねた。

「ユン先生は元気ですか?」

「ユン先生?」

チャンホの胸の奥で何かが込み上げた。なぜまたあいつの話が出るのか。最近ユン先生が何かと気に障っていたのに、見知らぬ人の口からまた嫌な名前が聞こえた。

「ええ、あの人、密かに可愛いですよ。ユン先生を好きな女の子もかなりいるでしょう?先生知らなかったんですか?まあ、クォン先生は女に困ったことないですけどね。」

「そうか?ユン先生は人気あるってことか?それはいい知らせだな。独身が女に人気があるのはいいことだ。」

「今さらだけど、もし私の成績がもっと良くて静物素描クラスに入っていたら、ユン先生を誘惑していたかもしれません。純真そうで可愛かったから。」

ジュヨンは爪でチャンホの小さな乳首を弄りながら、空気を読まずにべらべら喋り続けた。チャンホは内心むっとした。いつも女子生徒たちに注目されてきた彼にとって、実はユン先生は競争相手ではなかった。だからかえってユン先生には同情すら持っていたのだが、よく考えるとそうではなかった。今まさに隣にいる、ほんの十数分前まで体を重ねていた女までユン先生に目をつけていたと聞くと、同情心は遥か彼方へ飛び去り、幼稚な嫉妬だけが残った。そんなことを涼しい顔で言うジュヨンもまた憎たらしかった。彼はゆっくりと体を起こした。

「ジュヨン、ちょっとうつ伏せになってみるか?」

「え?」

ジュヨンは訳が分からず目を丸くしてチャンホを見つめた。その時のジュヨンの姿はまさしくヘジュンの姿だった。

「言われた通りにしろ。」

ジュヨンは文句も言わず背を向けてうつ伏せになった。するとチャンホは彼女の広げた尻と太ももを大きく開き、一度も愛撫せずに彼女の中へ男根を打ち込んだ。

「痛い!痛いです、先生!」

まだあまり濡れていない彼女の内側はとても硬かった。しかしその分締め付ける感覚があり心地よかった。彼は両手で後ろから彼女の両胸を握りしめ、激しく奥へ突き続けた。 ジュヨンは最初は硬くて痛がったが、次第に悲鳴の代わりに喘ぎ声を漏らし始めた。チャンホはそれすら気に入らず、さらに力強く彼女の中へ突き入れた。

「痛い、痛いってば!はぁっ!」

「俺の前で……他の奴の……名前出すな。」

「ごめんなさい。ごめんなさい!ああっ!」

「ご……めん……だから、罰……受けてもらうぞ?」

チャンホは腰と脚に力を込め、体を揺らした。 しばらくしてジュヨンはチャンホの悪意に満ちた動きを耐えられず倒れてしまった。身体は赤く痕が残り、脚の間は体液と精液で満たされたままベッドに広がっていた。

「はぁ、はぁ……い、いいよ……。」

彼女は赤く染まった顔と身体を震わせて息を荒げていた。目は据わり焦点はぼやけていた。それでもチャンホを見つめる瞳は、さらに何かを求めているようだった。ジュヨンは倒れていた身体をひっくり返し、自分を見下ろすチャンホを見上げると、誘惑するように脚を広げた。 チャンホはその姿を見下ろし、にやりと笑って彼女の目にアイマスクを被せた。ジュヨンはそれも一つのプレイだと思ったのか、大人しくアイマスクをつけた。 その後、さらに大胆に脚を広げてチャンホを誘った。チャンホはジュヨンの腕をベッドの柱に縛り、彼女の太ももを大きく開かせた。彼女の秘所はすでに大きく開いて愛液が溢れていた。チャンホは何度か射精し、ついにジュヨンは疲れて眠り込んでしまった。

彼女が完全に眠ったのを確認したチャンホは静かにカメラを持ってきた。ジュヨンの乱れた顔と、張りのある膨らんだ胸、乱れた尻や脚の間まで丁寧にカメラに収めた。顔も確実に撮影した。自分の男根を彼女の秘所にそっと挿入したその姿もカメラに収めた。彼のコレクションがまた一つ増えたのだった。

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