04S.淫魔系ゴーレムの誕生 前編
シャロンが待って居ると、宗平君が表れました。彼女は、纏って居た毛布を脱ぐと、全裸に成りました。彼が、床に落ちた、彼女の毛布を見ると、彼女に言いました。「ダメじゃないかシャロン。電気毛布に包んで居ないと。君は、体温が無いから、触ると冷たいので、冷たいのを僕は、あまり好きじゃないから。」と、言いました。
するとシャロンは「マスター、大丈夫です。私の体温は、人間と同じ温度に、保って居ます。」と、答えました。すると宗平君は「それは本当のことかい。」と言い、彼女の身体を、触りました。すると彼女には、本当に体温が、有りました。彼は「何で君は、暖かいのかい。」と彼女に、聞きました。すると彼女は「私も、あの人間の娘のように、自分の身体も、暖かく成りたいと思ったら、自分の身体が、そのように、成りました。」と、答えました。
宗平君が、シャロンの近くに寄ったので、シャロンが彼に「マスター、私にも彼女と同じように、キスをして下さい。」と、言いました。彼が試しに、彼女とキスをすると、彼女の口の中には、既に歯も有り、舌も有りました。そして驚くことに、その口の中は、唾液で満たされました。
そして彼女が、言いました。「マスターは、あの人間の娘といつも、激しいキスをして居た。2人は、互いの口の中の唾液を、啜り合って居るようでしたので私も、その唾液を真似て、自分の口の中を、それで満たしたのです。」と、言いました。
宗平君は、確かに「この唾液の味は、人間の美穂のものと、同じだ。」と、思いました。彼は、もう一度シャロンとキスをすると、彼女は美穂と同じように、彼の口の中に、舌を入れて来ました。そして彼の唾液を、啜る真似をしました。彼は喜び、彼女のことを「こいつは、とんでもなく、良く出来たエロ人形だ。」と、思いました。
そして彼は、少し嬉しく成りました。彼は、彼女の乳房や身体、足も触ってみました。するとその感触は、とても柔らかくて、人肌のように、滑々(すべすべ)でした。そして人肌のように、暖かいのです。
特に乳房は、購入当時よりも、大きく成りました。その乳房は、パンパンに膨れて、丸く成って居ました。乳首も乳輪も、やや大きめで有り、乳首は、いつも固く成って居ました。宗平君は、試しにシャロンの乳房を揉んでみました。その感触は、とても柔らかくて、良いものでした。そして乳首の固さも、絶妙でした。
シャロンは、無言のまま宗平君に、触らせました。彼女の乳房への干渉が、一通り済むと今度は、彼女が「下も触って欲しい。」と、言いました。彼は、言われるがままに、彼女の無毛の恥部を、撫でてみました。すると彼の指先が、不思議と濡れました。
宗平君は、驚いてシャロンに、言いました。「何で君のそこは、濡れて居るのか、君のそこは、濡れる筈が無く、その為に僕は、こうしてローションを用意して来たのに、とても不思議だ。君は、ただの人形の筈だったのに。」と、言いました。
シャロンは「マスターは、美穂がお気に入りでした。私は、マスターの精神感応から、美穂を観察して、美穂の身体の反応を、自分で真似て、みたのです。マスター、私の身体の反応は、どうでしょうか。お気に召して、頂けましたか。」と彼女が、聞いたので、宗平君は、かなり彼女の反応に、興味を持ちました。
シャロンは初め、ただの人形でした。しかし今では、まるで生きて居る人間のような、反応をしました。宗平君の股間は、素直に反応しました。自分の所有物の人形に、彼は欲情したのです。彼は、覚悟を決めました。美しいシリコンドールの彼女を、そのままベッドに、寝かしつけると、彼は彼女と一夜を共にしました。
シャロンは、まるで人間の娘のように、反応しました。顔が赤みを帯びて、身体を小刻みに、震わせました。感じて居るようでした。しかし彼女は、ただの人形でした。感じた振りをしたのか、または演技なのか、真実が解らないので、宗平君は、彼女の精神状態を、観察することにしました。
シャロンは、宗平君の「ファミル(眷属)」なので、お互いの精神状況が、連動しました。見れば直ぐに、分かることでした。彼は、彼女のゴーレム特有の「青いアニマス」を、見ました。すると彼女は、確かに快楽を得て居ました。彼女は、彼の行為に、感じて居たのです。
宗平君は「シャロンの反応が、興味深い」と、思いました。彼は、彼女の体内に、試しに体液を、放出しました。彼は、何かの実験をしてみようと、思ったのです。そして彼は何度か、それの放出を、繰り返しました。そのときの彼女の様子は、美穂のときと同じ、反応でした。
それから宗平君は、暫くシャロンを相手に「ネトリ(疑似行為)」を、しました。彼女は、彼が放出した体液を、一滴も残さず綺麗に、彼女の体内で、吸収して居るようでした。彼女の身体は、その体液を何かに使おうと、しました。
そんなことが、暫く続いた、或る日の晩です。宗平君がいつものように、シャロンの体内に体液を放出すると、その晩のシャロンは、暫く動かなく成りました。彼女の体内で、宗平君のそれが急速に、浸透して居るように、見えました。
するとその間、彼女の身体が「黄色い光」に包まれて、点滅を繰り返すように、成りました。そして、その点滅が或る程度収まると、彼女の身体は、やがて大きな黄金色に、光りだし、輝きを増しました。
そして、その輝きが収まると、シャロンが、言いました。「マスターが、美穂を相手にネトリを、定期的に行う意味が、良く分かりました。私もマスターにされると大変、気持ちが良かったのです。それに私自身の、長年の使命感が、やっと満たされることが、出来ました。今は、満足感で一杯です。マスターの体液は、とても濃くて暖かい。」
「私の場合は、美穂とは異なり、これが私の体内に排出され、体内に吸収されると、活動エネルギーに、変わるようです。そうすればマスターの力が、途絶えても3~4日は、単独行動が可能に成ります。そして行動範囲も、規制が無くなります。しかし私は、基本的には、マスターのファミルなので、マスターが死を迎えれば、私も立ち処に、瓦解します。」
シャロンは、そこまで自分の見解を述べると、彼女の容姿が、一瞬サキュレスに、変わりました。頭の側頭部には、羊のような巻き角が表れて、背中には、蝙蝠のような羽が、生えました。また尻尾の先端が、ハート型をした、典型的な淫魔の姿に、変わりました。宗平君の体液を吸収して、変化したシャロンは、更に人間に近い存在に、変わりました。彼女には、体温も有り、唾液も有り、愛液も溢れ出て居ました。
その日を境にして宗平君は、シャロンを見る目が、変わりました。それは彼の父親が、言ったことを、思い出したからでした。父親が言うには「使い魔が、自分のゴーレムを〝スレイパー(性奴隷)″にすると、稀に岩石ゴーレムよりも、ランクが上の上位魔人に、変貌するときが有る。」と、言うのでした。
それは特に「淫魔系の使い魔が、使役すると、起こり易い。」と、言いました。彼の父親は、ゴーレムの上位魔人を作りたくて、息子にダッチワイフの人型を、与えたのかも、知れませんでした。