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最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜  作者: 出雲大吉
第7章

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第263話 「(……だと思った)」


 鍋を食べ終わった俺達はドラゴンが住んでいる山に行き、温泉に浸かってゆっくりと過ごす。

 その後も部屋に戻ってカードゲームを楽しんでいった。


「ユウマ、そろそろ眠くない?」


 皆、飽きて帰ったのに最後まで付き合ってくれているリリーが聞いてくる。


「あと一戦な」


 良い感じに運が来ているんだ。


「わかったー」


 リリーは本当に良い子だ。


「悪いな」

「ううん。私も好きだから」


 俺とリリーはカードゲームをしていく。


「リリー、明日にはアクサ共和国の王都に着くが、お前は特に気を付けろよ」

「大丈夫だよー。皆がいるし、カラスちゃんも見てくれているから」


 小さくした大蜘蛛ちゃんも付けるか。


「治安が良いと聞くが、お前はエルフだから珍しい。誘拐犯とは言わないが、面倒な男に声をかけられるかもしれない」


 あと注意力が散漫でちょっとドジ。


「ユウマは心配性だなー。ずっとそばにいるから安心して」

「そうか……すまんな。あがりだ」


 勝った……リリーは本当に良い子だ。


「あれー? ユウマは強いなー」


 リリーは負けたというのににこにこと笑っている。


「さすがにカードゲームはもうやめるか」

「そうだね。ユウマ、お酒でも飲む? 持ってこようか?」

「悪いな。ところでAIちゃんはどこにいるんだ?」


 最近、部屋にいないことが多い。


「なんか階段のところで式神の子達と盛り上がってたよ」


 またか……

 式神会でもあるんだろうか?


「階段は邪魔だろうに……」

「皆、小さいからそんなに邪魔じゃないよ。じゃあ、お酒を取ってくるね。私も1杯だけ付き合う」


 リリーは弱いからな。


「頼むわ」


 リリーは部屋から出ていったが、すぐにワインを持って戻ってくる。

 そして、2人で飲み、ゆっくりと過ごしていった。


 翌日、今日は頑張って早く起き、朝食を食べると、リアーヌとAIちゃんと共に蜂さんに乗って王都を目指していく。


「マスター、前方に高い壁に囲まれた大きな町が見えてきました」


 AIちゃんが教えてくれる。

 まあ、俺も見えているのだが、そういうツッコミは野暮だ。


「そうだな。近づきすぎるのも見張りの兵に警戒されるし、この辺で歩くか」


 距離的には1キロくらいだし、歩けるだろう。


「では、降りましょうか。蜂さん、お願いします」


 AIちゃんが指示をすると、蜂さんがゆっくり降下していき、着陸した。


「さて、リアーヌ、皆を呼んできてくれ」


 蜂さんを消すと、リアーヌに頼む。


「わかりました」


 リアーヌは頷くと、転移を使って家に帰った。

 そして、そのまま待っていると、すぐに全員を連れたリアーヌが戻ってくる。


「おー、あれが王都か」

「…………大きいね」

「さすがは王都」

「あそこか……距離あるわね」

「空気が全然違うわね……というか、暖かいわ」


 5人が五者五様の反応を見せる。


「感慨に耽っているところを悪いが、リアーヌは午後から仕事がある。早めに行って、拠点を探そう」

「それもそうだね。行こうか」


 副リーダーであるナタリアの言葉で皆が王都に向かって歩き出した。

 なお、露出の多い女だけ狛ちゃんに乗っている。


「…………このまま町に行ったら私達ってどういう風に見られるのかな?」


 アリスが首を傾げた。


「どう見てもマスターを中心としたバカなハーレムパーティーですよ」


 AIちゃんが頷く。


「『バカな』っている?」


 パメラが苦笑いを浮かべた。


「実際はともかく、他の人達はそう思います」


 まあ、リアンでもそんな感じだっただろうな。


「女性を中心としたパーティーに力仕事をする雑用の俺がいると思うかもしれないだろ」


 一応、抗っておく。


「無理です。マスターは気品に満ち溢れ、どう見てもその辺にいるモブな男性ではありません。良くも悪くも人間離れしているんです」


 悪くもってなんだよ。


「…………まあ、ユウマが雑用は無理があるよね。明らかに命じる側だもん」


 アリスが同意する。


「雑用だってやる気はあるぞ。昔からまったくやらせてもらえなかったがな。料理も掃除もやろうとすると周りが止めてきた」


 前世でも食べ終わった茶碗を洗い場に持っていこうとしただけで周りが慌てて止めてきた。

 いくらなんでもそれくらいするわ。

 母上はすぐにゴロゴロとしていたがな。


「…………止めるよ。ユウマがヘタクソとかそういう次元ではなく、止める」

「なんでだ?」

「…………命じる側の人間って言ったでしょ。ユウマは王様なんだよ。前世のことは知らないけど、皆、やってもらうより、自分達でやって、ユウマに褒めてもらう方が嬉しいんだよ」


 そうかぁ?


「そんなものか?」

「…………うん。世の中にはそういう人間もいる。ユウマは偉そうにどーっんと座っていればいい。まあ、いつもそうしてるけど」


 ふーん……


「お前もそう思うか?」


 一番、そう思わなさそうなアニーに聞いてみる。


「思う。あんたはそんな些事なんか気にしなくていいのよ。ちゃんとリーダーとして指針を示し、進めばいいわけ。私達はそれについていく。楽で良いわー」


 コタツで過ごし、外に出る時は狛ちゃんに乗っているだけだしな。


「マスター、皆様には皆様の仕事があるわけです。それは前世も含めてです。仕事を奪ったらいけませんよ」

「ふーん……まあ、わかった」


 俺は金でも稼ぐか。


「子守りは任せてくださいね!」


 え? 仕事ってそれ?


お読み頂き、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
思った以上に覚悟ガン決まってたw
忘れちゃってるからね。仕方ないね。
>「皆、やってもらうより、自分達でやって、ユウマに褒めてもらう方が嬉しいんだよ」 女たちがしっかりとした理念をもって主人公にかしずく至高のハーレム小説!
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