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最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜  作者: 出雲大吉
第7章

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第256話 これから


「イルヴァ、ロザリアから聞きにくいから俺が聞いてやるが、お前はこれからどうするんだ?」

「私……そこだな……仲間が半分減った。普通ならパーティー解散だろうな」

「2人でやる気はないのか? 魔族とは組めないか?」


 ここがロザリアが聞けないところ。


「魔族はまあ……うーん、変装が上手いからなんとかなると思うんだが……」


 イルヴァの言葉にロザリアがちょっと嬉しそうな顔になる。


「厳しいか?」

「2人っていうのがね……せめてもの救いは私が剣士でロザリアがメイジなところだ」


 バランスは悪くない。

 でも、女2人は厳しいか。


「仲間を入れる気は?」

「そこからスタートかな……ロザリア、それでいいか?」


 イルヴァがロザリアに確認する。


「いいんですか? もし、私が魔族とバレたらイルヴァさんも疑われますよ?」

「私は貴族だからなんとかなる。最悪は知らなかったで通す。だからその場合は私を放っておいて、さっさと逃げろ。その後、他国で合流すればいいだろ」

「イルヴァさん……」


 ロザリアが嬉しそうな顔でイルヴァを見る。


「問題はこれから仲間を増やすのにどうするかってことだ」

「この町にも冒険者は多くいますが、ここを発つ私達の仲間になってくれるとは思いませんね。王都に戻りますか?」

「うーん……今朝の感動的な別れの後だぞ」


 いや、俺は話を聞いた時に一緒に帰れよって思ってた。

 それで王都で解散し、再スタートすればいいのにって。


「ちょっと気まずいですね。どうでしょう? 北のライズ王国を目指しては?」

「当初の予定通りか……」


 イルヴァはそう言ってたな。


「ユウマさん達に紹介してもらいましょうよ。もしくは、パーティーなり、クランに入れてもらいましょうよ…………イケメンですよ?」

「君、それをずっと言ってるね……まあ、ライズでも仕事はあると思うがな」


 仕事か。


「イルヴァ、ロザリア、さっきメレルが言ったが、俺達には転移がある。だからライズのセリアの町、王都、トレッタの町近くまで連れていってやることはできる。とはいえ、セリアの町には仕事がないぞ。今は冬だからな。ライズで仕事をするなら復興中のトレッタだと思う」


 リアーヌに頼んでそれくらいはしてやる。


「ふむ……そういえば、君達はそれでこの迷宮都市に来ていたんだったね」

「ああ。とはいえ、俺達も撤退だ。長居するところじゃない」

「それが良いと思うよ。ずっとやめておけばいいのにって思っていたから」


 だろうな。


「それでどうする?」

「トレッタはない。あそこは魔族の軍部とやらがめちゃくちゃにした町だろう? そんなところにロザリアを連れていけるか」


 さすがに厳しいか。

 見つかったら恨みがあるから確実に嬲られて殺される。


「すみません……」


 ロザリアがしょぼんとなった。


「こればっかりはな……となると、王都か。まあ、王都も危ないかもしれないが、ライズならそこだろう」


 セリアの町は仕事がないからな。


「王都に行ってみますか? ユウマさん達が送ってくださると言っていますし、すぐに働けますよ?」

「そうだな……ユウマ、すまないが、頼んでいいだろうか?」


 2人は王都に行くようだ。


「ああ。問題ない」

「ありがとう。君達には世話になってばかりだ」

「助け合いが大事だろう」


 人は協力し合うべきなのだ。


『注、女性のみ』


 子ギツネ、うるさい。


「ありがとうございます。ユウマさん達はここを撤退するって言ってましたけど、これからどうされるんですか?」


 ロザリアが聞いてくる。


「この国の王都にでも行こうかと思っている。俺達もこっちの王都のことを聞きに来たんだよ」

「へー……私も調査をしていましたから知っていますが、やはりイルヴァさんの方が詳しいでしょうね」


 王都生まれ王都育ちだからな。


「そうだな。何を聞きたいんだ?」

「まずだが、仕事はあるのか?」

「それはもちろんだよ。ここほどじゃないけど、十分に稼げるはずだ」


 まあ、ここ以上だったらイルヴァ達が来ているわけないもんな。


「治安はどうだ?」

「すごく良いよ。それで有名なくらいだ」


 それは良いな。


「悪くないか……」

「1つ、忠告をしておくと、アクサ共和国は少し、女性の力が強いよ? 女王制だし、他国よりもずっと女性の社会進出が進んでいるんだ」


 へー……


「全然、問題ないですね。対女性なら世界で一番優れているのがマスターです」

「かっこいいですもんね。わかるー」


 AIちゃんの言葉に何故かロザリアが同意した。

 そして、それを見たメレルがため息をつく。


「まあ、ジーナも散々、悪口を言ってたが、いつも君の話をしていたしね」


 やっぱり悪口を言っているか。


「ジーナさん、なんだかんだでユウマさんを気にしていましたよね」


 まあ、良くしてもらったのは確かだな。


「王都のことはわかった。それでお前達はいつウチの王都に来る?」

「私達はいつでも。もうジーナにも出ることを伝えてあるし、この町に用はないんだ」


 いつでもいいわけか……


「俺達もジーナに一声かけないとな……」

「マスター、転移で帰るとしても宿をチェックアウトし、ちゃんと町から出ないと怪しいですよ」


 確かにな。

 この町に来たメンツで町を出てから転移するか。

 となると、今日はないな。

 リアーヌが仕事だからだ。


「イルヴァ、ロザリア、お前達が良いならこれからでも王都に連れていってやるぞ」

「いいのかい? なら頼みたいが……」

「大丈夫だ。とはいえ、町を出て、ちょっと行ったらだ」

「AIちゃんが言うように怪しいからな。それでいい」


 じゃあ、そうするか。


「アニー、メレル、宿屋に戻ろう。お前らは先に帰っててくれ」

「了解」

「コタツでゴロゴロしてますか」


 俺達は部屋を出ると、1階に下りる。

 そして、イルヴァとロザリアがチェックアウトをしたので宿屋を出て、俺達の宿屋に向かった。


お読み頂き、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
密出入国、はいいんだっけ?w イルヴァとロザリアは冒険者の上澄みとして認識されめるだろうし、まともな国ならある程度動向は把握しててもおかしくない。それ切っ掛けで転移バレしそう。
ロザリアが魔族バレしてから、明るい姉ちゃんって感じでなかなかいいキャラだな
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