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チャンスの前髪

ラクーがここ何十年も英語を学習していく中で、英語学習本を出している多くの著者たちに出会いました。


そうすると人気作家の先生の中にお気に入りの人ができてきます。


古いところでは「書く英語」の著者、松本亨。

最近では「世界一わかりやすい○○の授業シリーズ」の関正生。


そして今回の学習で、ラクーの壁を突破させてくれたのは、あの大西泰斗とポール・マクベイのコンビでした。


大西先生がメディアに登場した時の衝撃は物凄いものがありました。

あの独特なキャラと、わかりやすい説明に、度肝を抜かれた英語学習者は多かったのではないでしょうか。


今はラジオ英会話のパーソナリティーをされているはずです。



大西・マクベイコンビが出した本は、四冊持っていました。


★ 「ネイティブスピーカーの英語感覚」

★ 「ネイティブスピーカーの単語力 ⒈基本動詞」

★ 「ネイティブスピーカーの単語力 ⒉動詞トップギア」

★ 「ネイティブスピーカーの単語力 ⒊形容詞の感覚」


どれも研究社から出版されています。

どの本にもお世話になりましたし、今でも調べものをするために使っています。


四冊も持っていたので、後から出版された本は、「欲しいなぁ」と手に取りはしたものの買っていませんでした。



熟語の壁を突破したいと、何度も繰り返して覚えようと試みたり、「いやフレーズごと丸覚えすればいいんじゃない?」とノートに文を書いてみたり、昔懐かしい単語カードを作り、毎日気が向いた時にやってみたりしました。

けれどなかなか突破口が見えてこなかったのです。


これはダジャレで楽しく覚えるしかないなと、やけくそで受験生用のゴロあわせの本を買いました。


「ゴロあわせ 合格英熟Vイディオム」

 TKOプロジェクト  出版 KADOKAWA  1400円+消費税


この本は、行き詰ったラクーに笑いを与えてくれましたし、いくつかのフレーズはインパクトのある絵と共に、ラクーの頭の中に入ってくれました。

小さな突破口に気をよくしたラクーは、もう一冊本を買いました。


「イラストでわかる! ネイティブの句動詞」

コーパスくんの投野由紀夫先生が書かれた本です。

 アスク出版 1600円+消費税


イラストはわかりやすいし、例文も好みでした。


ただ、難点はラクーがやっているキクジュクの掲載単語とかぶっているフレーズが少なかったのです。

今回、熟語の本を何冊か読み比べてみてわかりましたが、ネイティブが生み出す熟語は星の数ほどあって、一冊の本ではカバーしきれないのです。


ラクーとしては英単語を覚えた時のように、リズミカルに大量に熟語を脳に収納したかったのですが、それは難しいということがわかりました。



ラクーが以前、英検2級相当の、高校レベルの英単語を覚えた時の本を紹介しておきます。


★ 「英単語が面白いほど記憶できる法」CD2枚付

   著 池田和弘  中経出版  1500円+消費税


これはダイエット散歩の時に聞きながら歩いたので、自然に覚えられて大正解の本でした。

覚えようとしないのがやる時のコツです。


この模索している時期に、いい出会いがありました。

前記の熟語本を買いに本屋に行った時、二冊のハウツー本を購入したのです。

これが転機になりました。


★ 「「英語車掌」の英語勉強法」

   著 関大地  監修 ジョン・レイナー

   ベレ出版  1300円+消費税


★ 「30歳高卒 タクシードライバーが ゼロから英語を マスターした方法」

   著 中山哲成  監修 横山カズ

   出版 IBCパブリッシング  1400円+消費税


二人とも若く、英語の専門家というわけではないので、普通なら本を出せるタイプではないでしょう。

しかし来年にオリンピック開催をひかえた今の日本では、こういう市井の人たちのちょっとした成功体験が必要とされているのです。

出版会社はうまいところに目をつけましたね。


二冊並べて平積みされていたので、手に取って読んでみたらどちらも読みやすかったのです。


二人とも若者らしく、机に座った勉強というよりは、スポーツ感覚でスピーキングのトレーニングをし、ネットのユーチュ〇ブの動画で、リスニングをしていました。

そしてネット上で知り合った日本語を学びたいと思っている外人とタッグを組み、アウトプットの訓練を積んでいました。


関さんからは、実戦で英語を使っていく中での経験からの学びを教えてもらいました。

勇気をもって挑戦していく姿は、清々しく、応援したくなります。


中山さんは、英語力がゼロのところから、英語コンテストで優勝するまでになりました。そしてイギリスの大手ビジネス誌や日本の経済紙「PRESIDENT」などにインタビューを受けるまでになったのです。

なろうでいう、逆転成功人生ですね。


二人に共通していえることは、いらないものは【捨てる】ということです。


全部を覚えようと完璧を目指さない。

自分に必要な単語、文章に精通することに専念する。 それが成功の秘訣だ!


確かにいえています。とてもいい考え方です。


「でも、英語の本をスラスラ読みたかったら、捨てるばかりしててもね……」


ここでハッとしました。

ラクーの最終目標がわかったのです。


カナダで買ってきた三冊の「赤毛のアン」のシリーズ本、家にある英語で書かれた童話本、市の図書館にある英語の絵本、そういう本たちをスラスラと読めること。


これがラクーが心の奥底で願っていたことだったんですね。


それともう一つ、孫たちに何を質問されても、アドバイスしてあげられること。


ラクーは、身近な目標を「教科書ガイドに習熟する」ということにし、最終目標を「英語本読破」としました。



この二人からはたくさんの勇気や夢への気づきという大切なキッカケをもらいましたが、もう一つラクーに贈り物をしてくれたのです。

タクシードライバーの中山さんが、あちこちの英文法の本の壁にぶつかって、英語を投げだそうとしていた時に出会った良書として、あの大西&マクベイコンビの本をあげていたのです。


ラクーが「欲しいな」と手に取りながらも買わなかったあの本でした。


これは買わないといけません!!


ラクーはすぐさま本屋へ走りました。


★ 「すべての日本人に贈る「話すため」の英文法 一億人の英文法」

   著 大西泰斗/ポール・マクベイ  出版 東進ブックス  

   1800円+消費税


これが無茶苦茶良かった。

大西先生、マクベイ先生、ありがとぉ~ ☆彡


どこが良かったのか、ラクーはどんな壁にぶつかっていたのか、それはまた次回お話しましょう。


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