国籍なき軍隊~渡り鳥たちは戦場で唄う~
現実世界でいう『ヨーロッパ』と酷似した世界『ユーロシア大陸』。その世界では冷戦期のヨーロッパよろしく平等を至高とする集産主義諸国と自由を重視する自由主義諸国による激しい対立が起こっていた。そんな中、ユーロシア中央部にある内陸国、ガリシアは集産主義政権の支配を軍隊をはじめとする自由主義勢力が退けガリシア統一共和国を成立させる。ガリシアでは自由主義諸国の軍事同盟機構である自由連合に参加し集産主義諸国に包囲されることとなった。敵国に包囲されたガリシア政府は自国軍のみでの国土防衛は困難と考えユーロシア大陸の沖合いにある島国、アイリッシュを本拠地とする民間軍事会社"ホワイトバレット"社に防衛を依頼。ホワイトバレット社の部隊がガリシアにて集産主義政権打倒に協力した経緯もありこれは承諾され、ガリシア国内には総勢3万7000人ものホワイトバレット社の部隊が駐留することになった。
そしてこれは、ガリシア国内に駐留していたホワイトバレット社ガリシア派遣隊第二防御旅団の旅団直隷大隊、通称"アルケミスト"大隊と呼ばれた部隊の物語。
そしてこれは、ガリシア国内に駐留していたホワイトバレット社ガリシア派遣隊第二防御旅団の旅団直隷大隊、通称"アルケミスト"大隊と呼ばれた部隊の物語。