表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

地域病院の奴隷

地域密着って言葉はいいけど、やる側はとてつもない負担を強いられるよね。

医師不足の末の、ほぼ毎日24時間待機。大きな病院でも医師不足なんだから、地域病院ならなおさらで。


3年前からこの病院で働いてるけど、一週間のうちに何日家に帰れているのだろうか。


ついでに言えば、俺は婦人科医だ。なのに担当患者はおじいさんやおばあさんがほとんど、婦人科疾患の女性はほとんどいない。


地域医療ってそういうことだよな。何でも屋ってわけだ。


あー・・・・・。


「・・・池端先生、池端先生?」


「・・・・ん。ああ。」


「おはようございます。またここで寝たんすか」


「・・・はい。おはようございます・・・。てか、敬語やめてくださいよ、坂原先生」


「俺は非常勤医なんで」


ふらーっとロッカーのやってきたのは、非常勤医の坂原涼先生だ。どうやらここでの勤務はアルバイトで本業は他にあるらしく、ここでは残業とかはほぼやらない。それでもいないよりはいてくれる方が100倍マシなわけで・・・・。


「・・・じゃ、俺帰ります・・・」


「はーい、お疲れ様でーす」


年上だけど、なんかちょっとムカつく非常勤医を横目に俺は久々に昼間の外に出た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ