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白い翼のノイシュ  作者: ワルキューレ
『これはゲームではない』
16/32

20 女神ですが装甲と火力ですわ

#20


 小さい頃は目が良かった。インドア派になって人並みの視力に落ちた。

 ゲーム世界に初めて降り立ったとき、遠くの景色がくっきり見えるという単純なことに凄く感動した記憶がある。


「どらごんが、うさぎ潰してます、ねえさま」


「んもう! 良く見えないわ! 近付いてちょうだい!」


 このキャラは特に目がいい。一キロ先のリンゴが見えるレベルだ。数百メートル先の角ウサギのオレンジ毛がよく見える。ドラゴンの尾が地面を叩くたびにペッタンコの兎が出来上がっていて、グロい。口から血を吐いて足をピクピクさせているのが非常に生々しい。


「ああああ……、わたしの、角ウサギが……」


 高度を上げながら近付き、上空百メートルから薄紫のドラゴンを見下ろす。ワイバーンよりはやーい今の私にとっては絶対安全距離である。

 靴の横幅よりでっかい。全長七メートルはあるだろう。


「おっきいですわね! 凄いわノイシュ!」


「あぶっ! はね! はね当たってる!」


 向かい合わせでオーレリア姉様をぶら下げているので、下が見えにくい。動いた拍子にバランスを崩す。

 なんとか姿勢を戻したら、ドラゴンと目が合った。


「あ、やば……」


 じわっと冷や汗が出る。しかし、安全を示す《念話》がすぐに飛んできた。


『女神ちゃん、こっちこっち』


『……ネコジンさん? ネコジンさんですか?』


『先に始めてた。お昼近いし』


『ネコジンさん、それ全裸?』


『…………』


 怒裸魂(ドラゴン)があらわれた!




 骨太な感じのドラゴンがいる。ずんぐりした四本の足。小さめの二枚の羽。頭の高さは四メートルほどもあり、息をするたびにチロチロと口から紫炎が見える。

 ネコジンさんが《吐息Ⅰ=我竜転生(ドラゴンフォース)》による変身を解くと、圧倒的な薄紫色の存在が縮み、スレンダーな人型になる。

 そして直ぐにローブを羽織る。

 シルエットは人間そっくりだ。カツラでも被れば見間違えるかもしれない。こぼれそうなほど大きな縦長の瞳と、口からはみ出る細く尖った牙を除けばだが。

 あと、口を閉じるとそうは見えないが、口を開くと人間の頭くらいは飲み込めそうな感じだ。


「ドラゴンだと力加減難しいの。内臓潰しちゃったから下処理するわ」


 金属の天板で覆われた調理台を《収納術(アイテムボックス)》の異空間から取り出す。右側の一部はシンクになっている。水道もないのにどうするのかと見ていると……。


「《給湯》!」


 空中の一点に小さな光の魔法陣が出現し、お湯が流れ落ちてきた。……帝国の科学力は世界一!

 そんなことを思っていると、ネコジンさんは木製のコップを二つ取り出す。


「はいお水。まだ熱いけれど。ルーンショップで出るのはお酒だけなの」


「なるほど……。ねえさま、さっき買った、石です」


 オーレリア姉様はネコジンさんを見惚(みと)れていたが、渡されるままに《斧スキル》と《整髪》と《日焼止》を飲み込んだ。

 私も三つのスキルクリスタルを飲んだ。


「もぐもぐ、ごっくん」




『【システム通知】:【スキルクリスタル】を吸収し《整髪》を習得しました!』

『【システム通知】:【スキルクリスタル】を吸収し《日焼止》を習得しました!』

『【システム通知】:【スキルクリスタル】を吸収し《蹴Ⅰ》を習得しました!』


《蹴Ⅰ=フリーキック》 【反撃】【機動】【打】【貫通】

 直前の攻撃を無効化して攻撃するアシスト効果。防御を貫通する。【アトリビュート・アイコン】




 はい。【システム通知】さん、ごくろうさま。


 とりあえず、新しい技能(スキル)のコンボをイメージで組み立ててみた。

 ダブル斧キック。

 まずはスカートを持ち上げて翼を広げ、全力で飛び上がる。つぎに斧を取り出し、斧の重さを利用して両足で敵を踏みつける。

 羽根×高さ×重さ=破壊力。

 一応斧も使うしお姉様も喜ぶだろう。完璧な作戦だ。


「《吐息Ⅲ=雷神砲(バインド)》以外の行動阻害系があったらセットしておいて」


「あい」


 玉を飲むのに疲れたのか、オーレリア姉様は椅子に座ってため息をついていた。ネコジンさんが《収納術(アイテムボックス)》の異空間から出した物だろう。

 余ってる丸椅子に私も座る。

 便利だな。私も用意しようかな。


 あ、その前に《日焼止》は早急にやっておかないとね。


 【武器パレット】設定メニューを弄ってみると、新しいアイコンが色々と出てきた。スキルが結構上がっているらしい。




《魔眼Ⅰ=行逢神(ワルプルギス)》 【任意】【召喚】【自在】【義体】

 【行逢神投射体(マギサ・バシレイアー)】を作り憑依する。【アトリビュート・アイコン】

《魔眼Ⅱ=無常印(バニティ)》 【任意】【視線】【生贄】【奪取】

 睨んで衰弱させる。HPを徐々に奪って自分のものにする。

《魔眼Ⅲ=無我印(エンプティ)》 【任意】【視線】【生贄】【奪取】

 睨んで朦朧(もうろう)とさせる。MPを徐々に奪って自分のものにする。

《魔眼Ⅳ=涅槃印(バニシュ)》 【任意】【視線】【生贄】【奪取】

 睨んで疲労させる。体力を徐々に奪って自分のものにする。

《魔眼Ⅴ=施餓鬼(ブギーマン)》 【任意】【視線】【闘気】【麻痺】

 睨んで金縛りにする。

《魔眼Ⅵ=三輪宝(プシュケー)》 【任意】【視線】【闘気】【即死】【呪詛】

 相手は死ぬ。




 麻痺技発見! そしてたぶん、即死技はゴミだ。

 それから《魔眼Ⅰ=千里眼(サードアイ)》が消滅して、同じ位置に《魔眼Ⅰ=行逢神(ワルプルギス)》というのがある。アイコンのデザインは変わらず、赤い背景の目玉マーク。

 そういえば、【青色水晶(セルリアナイト)】に封印されていたはずなのに──今となっては懐かしい──今の私の状態って、新しいアトリビュート・アイコンの効果だろうか。弄るのは怖いから止めておこう。




《祝福Ⅰ=武運長久(デスティニー)》 【常時】【聖域】【繁栄】【回復】

 武運が上がる。気力体力が徐々に回復する。【アトリビュート・アイコン】

《祝福Ⅱ=交通安全(ブロードウェイ)》 【常時】【聖域】【繁栄】

 移動効率が上がる。

《祝福Ⅲ=無病息災(ウェルネス)》 【常時】【聖域】【繁栄】

 病気が治る。

《祝福Ⅳ=商売繁盛(ブロードキャスト)》 【常時】【聖域】【繁栄】

 生産性が上がる。

《祝福Ⅴ=家庭円満(ハビテーション)》 【常時】【聖域】【繁栄】

 出生率が増える。

《祝福Ⅵ=天壌無窮(インフィニティ)》 【常時】【聖域】【繁栄】

 あめつちと一つになる。寿命が延びる。




 《祝福スキル》の【アトリビュート・アイコン】も、《祝福Ⅰ=勝負必勝(フォーチュン)》から《祝福Ⅰ=武運長久(デスティニー)》というものに変化している。アイコンは変わらず、白い背景の太陽マーク。

 そういえば、回復力がちょっと増えたかもしれない。




《飛行Ⅰ=夢幻航路(ディープストライク)》 【常時】【隠形】【闘気】【呪願】

 飛行中、他者から認識されないようになる。【アトリビュート・アイコン】

《飛行Ⅱ=上方旋回(シャンデル)》 【任意】【旋回】【闘気】

 斜め上に急旋回するアシスト効果。

《飛行Ⅲ=垂直反転(インメルマン)》 【任意】【旋回】【闘気】

 垂直機動から急旋回するアシスト効果。

《飛行Ⅳ=下方旋回(スライスターン)》 【任意】【旋回】【闘気】

 斜め下に急旋回するアシスト効果。

《飛行Ⅴ=螺旋回避(バレルロール)》 【反撃】【機動】【闘気】【呪願】

 直前の攻撃を無効化しながら飛ぶアシスト効果。

《飛行Ⅵ=臨界推進バーチカルキューピッド》 【任意】【鋼翼】【闘気】【呪願】

 高速飛行の呪力を得る。




 《飛行スキル》も、《飛行Ⅰ=急降下(パワーダイブ)》というアイコンがあったはずだが、一度も有効利用しないうちに《飛行Ⅰ=夢幻航路(ディープストライク)》に変化した。

 普通に飛ぶ分にはアイコンのセットも必要ないので、ついつい存在を忘れてしまう。




《疾走Ⅰ=獅子奮迅(ライオンハート)》 【任意】【強襲】【打】【貫通】

 障害物を壊して進むアシスト効果。防御を貫通する。【アトリビュート・アイコン】

《疾走Ⅱ=疾駆(ターボ)》 【常時】【儀形】【闘気】【呪願】

 素早く走る。

《疾走Ⅲ=亢進(レイジング)》 【反撃】【偏進】【闘気】【呪願】

 疾走中、自分にかかっている魔法や呪いを無視する。

《疾走Ⅳ=猛進(ロングレッグ)》 【常時】【儀形】【闘気】【呪願】

 疾走中、移動ペナルティを受けない。

《疾走Ⅴ=転進(ドロウ)》 【反撃】【偏進】【闘気】【呪願】

 一瞬で後ろ向きに逃げるアシスト効果。




 意識して鍛えたお陰か、《疾走スキル》もずいぶん増えた。

 使えそうなアイコンがいっぱいある。ただし、上空から一方的に攻撃する分には要らなそうだ。角ウサギ相手だし。




 【武器パレット】が決定した。


 ──表パレット──

《祝福Ⅰ=武運長久(デスティニー)》 【常時】【聖域】【繁栄】【回復】

《祝福Ⅱ=交通安全(ブロードウェイ)》 【常時】【聖域】【繁栄】

《祝福Ⅲ=無病息災(ウェルネス)》 【常時】【聖域】【繁栄】

《祝福Ⅳ=商売繁盛(ブロードキャスト)》 【常時】【聖域】【繁栄】

《祝福Ⅴ=家庭円満(ハビテーション)》 【常時】【聖域】【繁栄】

《祝福Ⅵ=天壌無窮(インフィニティ)》 【常時】【聖域】【繁栄】


 ──裏パレット──

《魔眼Ⅰ=行逢神(ワルプルギス)》 【任意】【召喚】【自在】【義体】

《魔眼Ⅴ=施餓鬼(ブギーマン)》 【任意】【視線】【闘気】【麻痺】

《疾走Ⅱ=疾駆(ターボ)》 【常時】【儀形】【闘気】【呪願】

《吐息Ⅱ=風神砲(ブラスト)》 【任意】【竜撃】【闘気】【痙攣】

《蹴Ⅱ=ステップキック》 【割込】【突進】【打】【腹痛】

《飛行Ⅵ=臨界推進バーチカルキューピッド》 【任意】【鋼翼】【闘気】【呪願】




 一つは移動と戦闘関係。

 もう一つは《祝福スキル》のフルセット。せっかくのキャラコンセプトなので初志貫徹である。


「ねえさま、《斧スキル》、使えますか?」


「そうね……。《斧Ⅰ=アクセルアサルト》と、《斧Ⅱ=ランバーチョップ》というものは使えるかしら。最初の斧は、お兄様がよく使っていらっしゃるわ」


 お姉様は、手のひらサイズの巾着袋(オーモニエール)から、身長と同じくらいの戦斧を取り出して、杖のように地面を突く。

 椅子から立ち上がる。

 戦う準備は整った。


「準備オッケーです!」


「こっちはあと一羽(いちわ)


 流れ落ちる熱湯から、湯気がもうもうと上がっている。

 足を吊るして包丁で切り込みを入れ、毛皮を脱がせるように綺麗に剥いでいく。首まで赤身が露出すると、まな板に押し付けて切断。

 残っていた血があふれ出す。


「血抜きが足りなかった。内臓も駄目ね。冷水が必要だわ」


 内臓を取り除き、残った赤身肉と毛皮をさらっと洗って《収納術(アイテムボックス)》の異空間へ入れた。

 ネコジンさんが包丁とまな板を洗うと、《給湯》の効果が切れた。

 最後に、調理台を丸ごと《収納術(アイテムボックス)》の異空間に収納。

 後に残るのは、内臓のかたまりと、赤く濁った水溜り。この辺りの土が露出しているのは、ドラゴンが暴れた跡らしい。


「《紅蓮Ⅳ=炎鎖(フレイムチェイン)》!」


 ジャラジャラと金属音が響く。鎖の形をした炎がネコジンさんの口の中から溢れる。それを掴んで引っ張り出し、生ゴミを囲うように巻きつけた。

 ジュワーッと白煙が上がり、すぐに燃え始めた。


「熱くないの!?」


「キバ族は熱には強いみたいね」


「ふぇぇ……」


 何はともあれ、角ウサギ狩りの始まりだ。




「まず私が兎を止める。ノイシュ様は続けて麻痺を。動かないことを確認した後、オーレリア様はツノの付け根を一撃して離れる。この繰り返しで」


「わた……分かりましたわ!」


 がさがさと草を踏み分けて道を作る。

 出刃包丁を片手に、ネコジンさんが草原を()く。

 戦斧を水平に構え、恐る恐る付き従うお姉様。

 その後ろに、素手の私。《飛行スキル》でちょっと浮けば、藪の中でも楽ちんだ。


 普通の草に混じって黒い草が生えているところで、ネコジンさんが足を止めた。


「《裁縫Ⅵ=見世物人形(マジカルマネキン)》!」


 裁縫の能力(アビリティ)により、ネコジンさんと同じ姿の【マジカルマネキン】が召喚される。

 人形は気取ったポーズで、ふよふよ宙に浮いて先行する。


 あー、こんなのと接近遭遇(エンカウント)したら、出合い頭に全力攻撃するかも。


 草の陰からひょっこり顔を出した角ウサギも、それは同じだったらしく、ビクッとして野生の超反応で襲い掛かった。

 動物型のモンスターはさすがに速い。隠れる場所の多い草原では、先制攻撃を防ぐのは難しいだろう。

 角ウサギは角を立てて跳ね上がる。


「《吐息Ⅲ=雷神砲(バインド)》!」


 ネコジンさんは大きく息を吸い込んで、スミレ色のガスを吐いた。

 人形に迫る素早い影は、バチバチと放電するガスに当たり硬直。角ウサギはそのまま人形の腹にぶつかる。

 マジカルマネキンは地面に転がり、光の粉を残して消滅した。


「《魔眼Ⅴ=施餓鬼(ブギーマン)》」


「《斧Ⅰ=アクセルアサルト》!!」


 タイミングを遅らせて、念のために私も麻痺を入れる。

 たくし上げたスカートの下から、赤黒いエフェクトが、羽根とドレスを不気味に染め上げる。

 うわあ…………。

 気を取られて《魔眼スキル》が止まってしまった。


 オーレリア姉様は戦斧を抱えて一直線に走り、一角獣のような(ねじ)れ角を打ち据えた。さすがお姉様。甲高くも凛々しい声だ。

 ちなみに私は蚊の鳴くようなアニメ声の棒読み台詞である。


 角ウサギはぶるぶると頭を振った。ヤバイ。麻痺がとけた。


「まだ生きてる!」


 棒立ちのお姉様に駆け寄って、後ろから抱きつく。

 そして、思いっきり後ろへ跳び、行動阻害系のもう一つを使う。


「《吐息Ⅱ=風神砲(ブラスト)》!」


 スカートの中から、スミレ色のガスを伴う突風が吹き荒れて、角ウサギを弾き飛ばした。

 ……うわあああ何これ!? 色付き??


 一瞬で十メートルの間合いを取り、音もなく停止する。

 スカートの中から白くて固いもの──羽根ではない──が数十本伸びて地面に刺さっている。

 分かった。分かってしまった。ここまで伸ばすのに何十年かかるか知らないけれど。これは人間の爪だ。妖怪爪伸ばし!?

 ビクッとしたら、爪は翼の中に引っ込んで消えた。

 これが《疾走スキル》か……。

 戦闘はなおも続く。


「次! 《吐息Ⅲ=雷神砲(バインド)》!」


 ネコジンさんはビリビリガスを吐いた。見るとビーム攻撃みたいで結構速い。

 私はお姉様から手を離し、スカートを持ち上げる。この絵面(えづら)もきついな……。


「《魔眼Ⅴ=施餓鬼(ブギーマン)》」


「《斧Ⅰ=アクセルアサルト》!」


 二発では仕留めきれず、角ウサギはひょっこひょっこと逃げ始めた。また麻痺がとけている。

 逃がすものか! 全力上昇からのーー! 羽根奥義……ダブル斧キック!

 全体重と斧の重さを加えた踏みつけキックが、兎の頭部に突き刺さる。


「わたくし、やりましたわ! ネコジン様!」


 オーレリア姉様が満面の笑みでネコジンさんに抱きついた。ネコジンさんは困ったような笑顔でお姉様をハグした。




『【システム通知】:斧の操作が上達し《斧Ⅰ》を習得しました!』

《斧Ⅰ=アクセルアサルト》 【任意】【強襲】【斬】【貫通】

 跳躍して攻撃するアシスト効果。防御を貫通する。【アトリビュート・アイコン】




「おーのー?」


 エンディングが見えた気がした。



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