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第01話 死んじゃった

ノリといきよいで書き始めたが、終点考えてなかったどうしよう。

(あれ?ここはどこだ?)


何もない白い部屋(?)に少年は立っていた。


(VRゲームはしてなかったはずだけど・・・)


「おう、君は羽丘 真人{はねおか まこと}君だな。」


突然、後ろから声をかけられ振り返ると、


「うわああぁぁぁぁ!!」


一人の男がったっていた。


「失礼なやつだな。いきなり叫ぶなんて。」

「すみません。・・・いやでも、驚きますよ。気づいたら白い部屋に一人でいて、後ろからいきなり声をかけられ振り向いたら・・・」


男を指差しながら、


「包帯に巻かれた、ミイラみたいな男がいたら!」

「指を差すな。」

「あっ、すみません。つい。」


全身に包帯を巻いた男が真人を注意した。真人も悪いと思ったのか素直に謝る。


「まぁいい。ところで君は、羽丘真人君で間違いないか?」

「はい。そうですけど、ここはいったい何処で、そして、あなたはどちら様ですか?」

「一から説明しよう。掛けたまえ。」


ドンっとミイラ男が、足を鳴らすと地面から椅子と机が出てきた。

真人は、驚きつつも椅子に座る。


「まずは、自己紹介をしよう。私の名前は須佐之男命{すさのおのみこと}という。日本の神の一柱だ。」

「はっ、はいいぃぃ!?」

「そして、羽岡 真人君。君はもうすぐ、死ぬ。」

「・・・・」


口がパクパク動いて言葉が出ない真人に、須佐之男命はゆっくりと説明していった。

まず、ここが生と死の狭間の空間であること。

次に、死の原因が目の前の神様、須佐之男命にあること。

そして、真人に謝罪の意味をこめて、できる限りのアフターサービスを行うために会いに来たと。


「ちょっ、ちょっと待ってください!整理させてください。」


真人は、須佐之男命の説明を一時止め、考える。

5分ほどの静かな時が過ぎ、真人は口を開く。


「質問してもいいですか?」

「かまわない。」

「七歳のときに交通事故にあい、今まで入院していたのが、あなたの所為だと?」

「いや、違う。それは因果律、平たく結えば運命をつかさどる#$%&の所為だ」

「??なんですって?」

「君たち風にいうと”システム”だ。幸と不幸がバランスよく調和するようになっているがそれは50:50ではなく、人によっては70:30や10:90だったりする。それはランダムに決まるため我々、神が操るものではない。」

「では、死の原因はあなたではなくないですか?そのシステムの所為ですよね?」

「いや、実は君が入院している病院の地下に私が若いころ封印したやつが眠っていて、そいつの封印が最近ゆるくなっていた。姉上や兄上から何度も再封印するよう言われたが、後回しになっておった。そいつが先日君に取り付いた。」

「じゃあ、もしかしてその怪我はそいつを戦ったときに・・・」

「いや、そいつが君を乗っ取ったのに気付かずに君ごと吹っ飛ばしたために君が死に、その事を知った姉上と兄上にボコボコにされた。」


(それが原因だったのか)


包帯姿の須佐之男命を見ながら真人はさらに質問した。


「僕に取り付いたやつってなんだったんですか?」

「八岐大蛇だよ。正確にはその一部分だ。」

「ここは島根じゃないですけど、東京の端っこですが、何でこんなところに封印が?」

「八岐大蛇は、八つの力の集合体なんだ。それをバラバラに日本各地に封印したんだ。」

「倒しちゃえばよかったのに。」

「いや、あの時は私も若くていきがっていたから、再度復活させていずれまた戦おうと思ってたんだ。」


苦笑しながら話す須佐之男命を見ながら、どうしたものか思案する真人。

それを見て須佐之男命は、逆に真人に尋ねた。


「君は、落ち着いてるね。泣き喚いたり、文句言ってくると思ったから覚悟してきたのに。」

「そりゃあ、七歳の事故直後ならいざ知らず、十二年も入院している間にネットでアニメ・ドラマ・ニュース・映画・ゲーム・漫画・小説とかを腐るほど見たらそういう話の一つや二つありますから、妄想とかしてたんですよ。まぁ、現実に起こると思いませんでしたが・・・」

「いわゆる、サトリ系とか言うやつか。」

「そこまではないです。まぁ、科学の進歩のおかげで体が動かなくてもVR機器で勉強やスポーツも経験できました。不満は特に・・・・・・・・・・・彼女ができなかったことぐらいですかね。」


肩を落とす真人に須佐之男命は慰めつつ尋ねる。


「まぁ、そう気を落とすな。その辺は考慮してあげるから。」

「考慮?」

「しかし、現代科学はそこまでいってたか。たまに覗いてはいるが書物を主に見ていたから。」

「書物ですか?」

「これだよ。」


そういってパチンと指を鳴らす須佐之男命。

すると、周りに大量の本棚が現れその中にぎっしりと、


「漫画!?」


漫画が詰まっていた。


「いや~。すっかりはまっちゃって、気づいたらこんなに大量に漫画が増えちゃった。」


(増えすぎだろ!須佐之男命がオタクに見えてきた。しかし、どうやって集めたんだ?)


「そこは、神様パワーだよ。」

「ナチュラルに考えを読まないでください。まぁ、もういいです。」

「そうかい?久しぶりに漫画の話ができる人との会話なんだから、語り合いたかったのに・・・これとか初期の青い狸型ロボの・・・」


一冊の漫画を見せようとする須佐之男命をあわてて止める。


「いろんな意味でまずいですよ!それとそれは猫です!」


真人の声を聞き本を戻して須佐之男命は話す。


「残念だ。・・・・だいぶん話がずれたがほかに聞きたいことはあるかい?」

「う~ん。さっき漫画で話が飛びましたが、その前に僕の彼女ができなかったことを考慮するって言ってましたが、どういうことですか?」

「ああ、それはアフターサービスの方に関係があるんだが・・・」


須佐之男命が真剣な顔で真人に話す。


「転生しない?」

燃え尽きた。

つたない文章はご容赦願います。

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