episode3.師と弟子
路地に出て来た少年が声を漏らす。
「…なんであんなに人いたんだろ?」
あきらかにその銀髪のせいだが察しが悪い。
「まぁ良いや、そろそろ出て来たら?」
少年がそう言うと先程の少女が路地の更に奥から出てくる。
「何故バレたのかしら?」
「え?いや、言ってみただけ、本当にいたんだね。」
「はっ?」
「もしかしたら居るかもなって、思って。」
「ハッタリか、まぁ良いわ。貴方は誰?」
彼女は困惑の顔でそう聞く。
「僕?僕はアステラ・アルカナ・アストロ=フェギャ、ただの神秘者だよ」
アステラはそう言うとドヤ顔をした
「やはり、アルカナ・テッラの皇族でしたか、先程の非礼を謝罪させてください。」
少年はその言葉に驚きの表情を見せる。
「えっ?」
「えっ?」
「…あっ、そうだね。いや自分を皇族と思って生活してなかったし、基本学園で育ったから忘れてた…」
「あ、そういう事ね。私は神秘の銀、ギロス・アルムナ・アスィミ、ここ海の国オケアノスの海洋治安維持騎士イポテスで騎士団長をしております。」
「僕は神秘の干渉者、アルカナ・テッラの第1皇子だよ」
「…ふへっ?」
「皇太子殿下、誠に申し訳ございませんでした。」
「別にいいよ」
「いいえ、皇太子殿下にあの態度は死刑では足りません、どうかここで私に引導を…」
「やだよなに幼気な少年に人を殺す感覚植え付けようとしてるの。」
「幼気な子供??」
「なに?ズボン脱げば良い?毛も生えてないよ?」
「いえいえいえいえ!!」
羞恥心の無い発言にアルムナは驚いた様だが彼はその理由すらわかっていない、彼は生きて来た殆どを学園で過ごし周りには同じ少年しかいなかった。
女子と話すのは学園でばったり会った時だけ、そんな状況で特に女子への扱いやらは知らないのだ。
「ギロス女史、取り敢えずこの街のトップは誰だい?」
「ここは貴族の領域ではないので一応私です…
」
「そうなんだ、残念だな。君強いから旅に同行して欲しかったんだけど。」
少年がそう言うと彼女の表情が変わった。
「そっ、それは私を同行させてくれると言うことですか?!」
「えっ?けど、お仕事あるんでしょ?」
彼は知らないが、アルカナ・テッラの皇族とは最も神聖であり最も尊敬される強者の証。
かの者たちと旅が出来るなど夢のまた夢なのだ。
「仕事など私が居なくても回ります!どうか私も同行させてください!!」
「まぁ、来たいならいいけど。」
「はい!お師匠様と呼ばせて下さい!」
「あ、そうだね。それがいいかも」
そんなこんなで旅が始まる。
この世界の力
魔法
誰でも使える、自身の魔力を使って発動する力。
極めれば他のより強いが難し過ぎて誰でも使えるものしか使う人は居ない。
基本はイメージ
魔術
学問、一定の人が使え魔法を学問として学ぶ物。
自身の魔力で外部の魔力を囲み形を作る学問であり詠唱、魔法陣、魔術文字が必要。
基本は詠唱
古代魔術
太古の昔に作られた魔法、
先程の極めれらた魔法のこと、
現在使える人物は10よりも少なく神秘術の専門国家であるアルカナ・テッラですら5人しか確認されていない。
神秘術
特殊能力
全員が持ってるが強いかどうかはイメージ次第
深淵術
分からない、使える人自体ほぼ居ない
※作者からの説明では無くミールの世間として流れている情報




