63.あとがき―6
このおはなしは、前書きでも、
『ローレンシア大陸西部域――『人間』種族の棲息領域を分かつ脊梁山脈アーカンフェイルの四周、近傍でくりひろげられた戦い。
それら戦闘の記録を総称して『アーカンフェイル戦記』という』
と記した通り、二度目となる世界大戦の点景を描いたものです。
『第一話』と銘打ちもして、同じようなスタンスで他にも色々な場所、登場兵器のはなしを書こうと考えています……。
と、
もうお気づきでしょうが、これは拙作『宇宙戦争』シリーズとも相通ずる……、と言うか同一のやり方なんですね。
まず、物語世界を構築し、そのなかで起きる物語、そして、その物語に沿ってうごく役者や大道具、小道具となるメカその他を配置していくという。
先の『あとがき―3』でも少し触れましたが、自分は、いわゆる『キャラクター』を描くことがかなり苦手です。
おはなしを考える時は、
『キャラクターがどう動くか』ではなく、『物語世界をどう説明するか』という目線で、それを構築していきます。
で、
『もったいない』――そういう事になってしまうんですね。
何故なら、ひとつの物語、限られた数の登場人物だけの描写では、戦争などという大きなイベント、また、背景となる物語世界のすべてを網羅するのはなかなか難しいものであるからです。
ひとつのおはなしで描かれる時間、場所、そして、そこで行動する登場人物たち――それ以外にも、物語はたくさんある(筈)。
だけど、それらをこのおはなしの中には組み込めない――『もったいない』と、そういう事です。
というワケ(?)で、以前に書いて投稿もし、だけど途中で挫折していた、いわば、この『短編(笑)』の『本編』とも言うべきおはなしを近々再開しようとも考えています。
ご興味ありましたら、そちらの方もぜひよろしくお願いいたします。




