表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

きれいなものさがし

 わたしが、小学生のときのお話です。

 なかよしのゆめちゃんと、いつもいっしょに遊んでいました。

 ゆめちゃんは、きれいなものが大好きなおとなしい子でした。

 わたしも、引っ込み思案で恥ずかしがり屋だったので、ゆめちゃんといっしょにいると落ち着くのでした。


 秋のある日、ゆめちゃんが言いました。

「じゅんちゃん、きれいなものさがし しようよ」

「きれいなものさがし?」

「うん、明日までに、きれいなものをみつけて、学校にもってきて」

「わかった」

 わたしは、家に帰るとランドセルをほうりなげて、きれいなものをさがしはじめました。

「きれいなもの きれいなもの」

 いろいろさがして、お気に入りのおもちゃのネックレスをみつけました。

「これにしよう!」


 次の日、学校に行きました。

 ゆめちゃんが、

「きれいなもの みつけられた?」

と聞いてきました。

「うん」

 わたしは、ポケットからおもちゃのネックレスをとりだしました。

「わぁ、きれいね」

 ゆめちゃんが言ってくれました。

「ゆめちゃんのは?」

 わたしが聞くと、ゆめちゃんは、筆箱をだしました。

「この中にあるの」

 ぱかっとふたをあけると、その中には、きんもくせいの花びらが、いっぱい入っていました。

 ふわーっと、いい香りもします。

 黄色の花びらが、星のかけらみたいに、きらきら光っているようでした。

「すごくきれい」


 大人になった今も、ゆめちゃんが教えてくれたきれいなものが忘れられません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 金木犀の花。確かにきれいですし、香りも美しさに拍車をかけますね。 きれいなもの探し、素敵な思い出をありがとうございました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ